トヨタヴィッツ試乗レポート

投稿日:2014年12月4日 更新日:


2014年4月にマイナーチェンジを終えた3代目のトヨタ ヴィッツの試乗をしてきました。

感想の結論から先に言わせて頂きますと、これといったインパクトは無いけれども、内装以外は平均点をちゃんと越えている無難で堅実な車、でした。

それにしても、トヨタのモデルラインナップの中で、HV仕様のないヴィッツの立ち位置が微妙なものになっていることを改めて実感しました。

トヨタは本気でヴィッツを売る気あるのかしら?と、ヴィッツの将来が少し不安になってしまった試乗体験でした。

トヨタヴィッツ正面

ヴィッツに乗っているオーナーの声も集めました。

良い点と不満な点をまとめたので、購入を考えている方は参考にしてください。

→ヴィッツってぶっちゃけどうなの?口コミ評価をまとめました

 

現行ヴィッツのお勧めポイント

まず先に、試乗させて頂いて気がついた、現行ヴィッツの“これは良い!”と思ったところからご紹介させて下さい。

先ず、“車体の剛性”が、前モデルと比べても同クラスの他社モデルに比べてもかなり良かったです。

ディーラーのお兄さんに助手席から睨まれながらも、頑張って急発進、急停車、高速カーブなどを試してきましたが、ボディーのシッカリ感は顕著に感じました。

車体が箱型から、凹凸がぼこぼこ付いた形状に変わったことも剛性向上に一役買っているのかもしれません。

 

また、好みにもよりますが、“サスペンション”も固めになって、初代、2代目の様なポヨポヨ感が無くなり、足回りへの安心感が得られると感じました。

柔らかいサスが好きな方もいるのでジャッジはし難いのですが、個人的には路面状態がダイレクトにお尻に伝わってくる現行車のサスの方が良い出来だと思います。

 

また、このクラスとしては“CVTが優秀”でした。

とくに走り出しに踏み込んだ時や、低速から急加速した際に、こちらの意思通りにしっかりとついて来てくれます。

CVT搭載率が世界でも異様に高い日本市場で、トヨタは長くステップA/T愛好派(アイシンAWという優秀なグループ会社が居たからでしょうか?)だったのですが、数年前から小型車にはCVTを搭載する方針に変わりました。

他社の軽自動車やコンパクトカークラスでは、ステップA/Tの、踏み込んだ時に即座に低速ギアに落としてトルクをぐいっと出してくれる操作感が再現できていないCVTがしばしば有るのですが、ヴィッツのCVTは賢く反応が素早いスグレモノだと感じました。

また、“前席シート”の両端が少し隆起しているのも悪くないです。

が、実際にD席に座って運転しても、体側は隆起部にあまり触れず、デミオのシートの様な、体が支えられている感覚は感じられませんでした。

デザイン的にはマルですが、実用的にはよっぽどの急カーブの時にしか役に立たない気がしました。

ヴィッツシート

現行ヴィッツの??なポイント

まず“エクステリア”から。

3代目ヴィッツが発売されて「安っぽくなった!」との批判が多かった為に、4月のマイナーチェンジでかなりテコ入れをしたと耳にしております。

そのお陰か、外観のチープさはさほど気になりませんでしたが、ヴィッツらしさが全く無くなってしまっているのが寂しく感じられました。

素人目にも、エアロダイナミクス的にはより有利になっていることは判りますし、現代風のデザインで悪くないのですが、ヴィッツというかつては一世を風靡したモデルの個性がどこかへ消え去ってしまっていました。

 

ヴィッツエクステリア

ヴィッツ外観

 

続いて“インテリア”ですが、、、車内を一目見てちょっと絶句でした。

あまりに、あまりに安っぽい!

 

特にあのチープすぎるシボはどうしたことでしょうか。(写真ではチープ感をお伝えしきれないのが残念です)

もう少しどうにかなると思うのですが。

 

少し上級モデルの軽自動車の方がよっぽど頑張っています。

初代ヴィッツ(丸型を意識した画期的なインパネデザインでした)で感じたお洒落感は一体どこへ?ちなみに写真はミドルクラスのモデルになります。

ディーラー担当者に、「何かインテリアでユーザーに気を配っている様な自慢のポイントなどはあるのですか?」と質問したところ、「えーと、上級モデルだともう少し高級感のあるデザインになります」という困った回答が返ってきました。

ディーラーのセールスマンが答えに困ってしまう様な内装を造らないで欲しいです。

 

ヴィッツインテリアヴィッツ純正ナビヴィッツのショボイ内装vits08

 

 

言い忘れましたが今回試乗させて頂いたのは1.3Lガソリン車の「F」という一番廉価グレードでした。

一つ上の「U」グレードなら、エアコンもナノイーオートエアコンなので、装備も充実していると思います。

なぜ、試乗車にFを選んだのか疑問です・・・。

 

電気アシストやターボは付いていませんので、中高速からの“加速性能”はほとんど期待できません。

いくらアクセルを踏んでもトルクがすぐには出ませんのでしたので、高速道路の合流などでは思い通りに動いてくれないじれったさを感じるのではないでしょうか。

アイドリングストップも標準装備になりましたし、街乗り車と割り切って使う方にはお勧めできますが、高速道路向けではなさそうです。

しかしそうなると、上述した車体剛性が本当に活かせるシーンは少なそうです。

 

 

お勧めは1.3Lモデル

ヴィッツには、1.0L、1.3L、1.5Lのエンジン仕様がありますが、一番のお勧め、そして売れ筋はマイナーチェンジで、アトキンソンサイクル、クールドEGR、VVT-i (VVTの進化形、コンピューター制御の連続可変機構)などの新しい低燃費技術を取り入れた1.3Lモデルです。

※2017年にマイナーチェンジをしてハイブリッドが追加になりました。

 

JC08モードで燃費25km/1Lでして、ディーラーによると実燃費は7割掛けとのことですので、17.5kmほどでしょうか。

1.5L仕様はお値段がぐっとあがりますし、1.0Lは1.3L仕様より燃費が落ちるという困りものですので、大抵は自然の流れで1.3Lのチョイスに落ち着くと思われます。

 

ちなみに、この点もディーラーさんに、「1.0Lって、一体どういうニーズの方が買われるのですか?」と突っ込んでみましたが、明確なお返事は頂けませんでした。

ディーラーのセールスマンが答えに困ってしまう様なモデルを造らないであげて欲しいです。

ヴィッツの後ろ姿

 

2017年マイナーチェンジでハイブリッド追加

2017年に2度目のマイナーチェンジが行われました。

それと同時にハイブリッドを追加しました。

アクアやフィットHVといった、ライバルにどれだけ迫れるのか?

 

このマイナーチェンジでデザインが大幅変更になりました。

出典:ヴィッツ公式サイト

デザインの好みは別れると思いますが、前のモデルより良くなっていると思います。

 

販売台数のデータがまだ出ていないのですが、このモデルチェンジ&ハイブリッドの追加で、売上を伸ばして欲しいところですね。

 

詳しく知りたい方はこちらの口コミでまとめたので参考にしてください。

→新型ヴィッツはどうなの?口コミや実燃費、値引き最新情報はこちら 

 

 

終わりにーヴィッツの歴史をふりかえる

最後に、少しだけヴィッツの15年間の歴史を振り返ってみたいと思います。

初代ヴィッツのデビューは前世紀末の1999年、それまで入手しやすい価格重視だったコンパクトカー市場に、ギリシア人デザイナーによる箱型+丸みを持った独特のエクステリア、やはり丸みを強調したお洒落なインテリア、使い勝手の良い5速A/T、衝突安全性能、環境性能への妥協の無さをひっさげて登場し、たちまち大ヒットとなりました。

ヴィッツは当時の日本のコンパクトカーの定義を一新したモデルと言っても過言では無いと思いますし、ヴィッツが出なければホンダもFitを造らなかったのではないでしょうか。

当時は販売価格に対して装備、パフォーマンスが頭一つ飛びぬけて充実していて、エントリーカーとして、軽よりも快適な日用使いの車として大人気でしたし、海外でもよく売れました。

 

ヴィッツはそれから約6年周期でフルモデルチェンジを行っており、現行の3代目は2010年末にデビューしました。

ヴィッツは1999年のデビューから、初代モデルの最後の2年間を除いては常に年間10万台以上を国内で売りあげるトヨタの稼ぎ頭の1つで在り続けてきたのですが、3代目になって少々様子がおかしくなってきました。

2011年には約13万台が売れたものの、12年には10万台に失速、13年には8.6万台にまで販売台数が落ちました。

2014年のマイナーチェンジ後の月販目標は8千台だったそうですが、達成できたのはわずか2カ月分のみです。

 

15年前と比べて、ヴィッツは軽自動車のスペックアップという下からの突き上げ、そしてアクアなど小型HV車の上からの圧力をうけて、立ち位置が微妙になっています。

その点で、HV仕様を与えられたホンダFitと立場が大きく異なります。

 

また、今回ヴィッツをあれこれと見させてもらい強く感じたことは、ターゲットにしているユーザーの顔が見えない没個性感でした。

決して悪い車ではないのですが、誰かにどうしても欲しい!と思わせるだけの、ずば抜けたチャームポイントが見つけられませんでした。

 

繰り返しますが、日常使いの街乗り車としては、後部座席もそれほど窮屈ではないですし、ラッゲージルームもフラットで使いやすそうですし、決して悪い車ではありません。

でもトヨタがヴィッツをこの先どうするのか、ヴィッツの将来、次回のフルモデルチェンジがたいへん気にかかります。

 

願わくば、レクサスに潰されかかっていたクラウンが見事な個性と輝きを取り戻した様に、ヴィッツもかつての個性ある魅力を取り戻してくれますように!

 

ヴィッツの関連記事

ヴィッツってぶっちゃけどうなの?オーナーに聞いた良い点、悪い点

ヴィッツの燃費はどのくらい?実燃費を検証してみた

ヴィッツを安く買いたい!値引き相場と交渉のコツ

ヴィッツを高く売る!買取価格の相場

 

知らないと損?誰でも簡単にできる値引き交渉術3つ

お得に車を買い替えたい方は必見!

車を買い換えるときに、ディーラー下取りに出すと
損する可能性が高い
です。

下取りではなく、買取専門店に売るほうが断然いいのです。

ぴょん吉の愛車であるセレナ(10年落ち12万キロ)を査定したところ、28万円の値段がつきました。
ちなみに、下取り価格は10万円でした。

無料で最大10社から一括査定が受けられるので、買い替えを検討しているなら査定依頼してみてください。

申込みは1分で終わりますよ。

→あなたの愛車は今いくら?一括見積はこちら

 

【知らないと損?誰でも簡単にできる値引き交渉術3つ】

kaerukotira
値引交渉が苦手な方も簡単にできて大幅値引きが期待できます。

あなたも知らないディーラーのカラクリを暴いて安く買い換えちゃいましょう!

→誰でもできる値引交渉テク3つ

 

 

アドセンス 関連広告

スポンサーリンク

スポンサーリンク

おすすめ記事一覧

1
コレはお得!だれでも簡単にできる値引交渉の3つのポイント

車を安く買うには値引交渉が必須です。 でも、相手もプロなのでなかなかうまく行かない人もいるでしょう。 そこで、誰でも簡単にできて、大幅値引きが期待できる交渉術3つを伝授します。 値引交渉が苦手な方もで ...

2
残価設定ローンの落とし穴。実は損かも?残クレ徹底解説!

最近、残価設定ローン(残クレ)と言う言葉をよく耳にします。 「新車が半額で買える!」などとCMでもやっているし、ディーラーにいくと営業マンが積極的に勧めてくるので興味を持っている方もいるのではないでし ...

中古車の選び方 3
中古車はどこで買う?中古車選びの注意点を徹底解説

中古車を販売しているのは、ディーラーや専門店が思い浮かびますね。 最近はネットでも買えるようになりました。 ヤフオクなどの個人間オークションなどでも取引されています。 ただ、中古車というのは前に乗って ...

-試乗レポート, ヴィッツ
-,

Copyright© 車値引き交渉の凄テク|ぴょん吉の車乗り換え徹底ガイド , 2017 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.