「同乗者を車酔いさせないのはドライバーの義務である・・・。」
とは、ある偉人の言葉ではないです(笑)
しかし、同乗者が車酔いを起こす原因の一つは、運転が荒いからかもしれませんね。
ドライブを楽しむためにも、車酔いをしない運転を心がけたいものです。
そこで、今日は同乗者に優しいエコ運転の方法をお伝えしますね。
読んでみると当たり前のことしか書いていないかもしれません。
でも、「知っているよ!」と言う前に「やっているかな?」と自問して読んでみてくださいね!
車を揺らさないように走行しよう
車酔いの原因は車の揺れにあります。
だから、できるだけ車を揺らさないように運転しましょう。
まったく揺らさずに運転することは不可能に近いと思いますが、揺れを減らすことならできます。
急加速は厳禁
急加速すると、体が後ろに倒れますよね。
若いときはこの急加速がかっこいい!と思うかもしれませんが、同乗者にとっては不快にしかなりません。
20代の頃にヤンキーの友達の車に乗りましたが、ブーンブーンと発信のたびに体が後ろに持っていかれて非常に辛かった記憶があります。
発信するときや加速するときは、同乗者の負担にならないようにゆっくりしましょうね。
急ブレーキもダメ
急ブレーキももちろんダメです。
当たり前ですよね。
多くの人が自分のブレーキは普通だと思っています。
では、ブレーキを掛けたときに体が前に出ていないか確認してみましょう。
ちょっとでも前に出るようなら、もっと優しくブレーキを掛けないといけません。
また、急ブレーキは同乗者にとって恐怖となります。
このように精神的な不安を感じると、車酔いをしやすくなるんです。
まず、急ブレーキが必要になるようなスピードを出さないことが基本です。
とはいえ、周囲の車の動きを無視してのろのろと走るのではなく、車の流れにのったスピードで走ります。
前を走る車との車間距離は十分にとり、前の車がスピードを落とせば、それに合わせてアクセルをゆるめ、エンジンブレーキで減速できることが望ましいですね。
アクセルはふんわりと踏み、できるだけ一定速度を保って走行するようにしましょう。
できるだけ交差点以外ではブレーキを踏まずに運転を続けられるように心がけましょう。
ハンドル操作は余裕をもって
急ハンドルをきることで車を大きく揺らしてしまうと、同乗者の体も大きく揺らしてしまいます。
運転している本人は、自分の操作と車の動きが同調するため、平衡感覚のズレが少なくてすみます。
しかし、同乗者は車が揺れることで自分の体も揺らされ、三半規管に不調が起こることになります。
カーブを曲がる時はあらかじめスピードを落とし、余裕をもってゆっくりとハンドルをきりながら曲がっていきましょう。
「G]を感じさせないハンドリングが理想ですね。
スピードをあげてタイヤを鳴らしながら曲がっていくような運転は同乗者に対しても、車に対しても大きな負担をかける無謀な運転ですのえやめましょう。
むやみに車線変更をしない
まるであみだくじのように右へ左へと車線を変え、前を走る車を次々に追い越しながら走る車を見かけることがあります。
同乗者に気づかいをするのであれば、そのような運転は慎むべきですね。
安全運転を心がければいいだけ
つまり「安全運転」をすればいいということです。
車をできるだけ揺らさない運転とは「安全運転」そのものです。
安全運転を心がけることが、同乗者に車酔いをさせないことにつながるのです。
「急」がつく運転をやめ、車間距離をとり、法定速度で走る。
これだけで、車酔いをすることは減るでしょう。
運転以外にも気をつけると良いことを紹介しておきます。
同乗者をリラックスさせよう
急ブレーキのところで言いましたが、精神状態が車酔いを起こすきっかけになります。
なので、同乗者をリラックスさせることが車酔いをさせないコツです。
リラックスして乗ってもらうために、抑えておくポイントをお伝えしますね。
換気をする
こまめに窓を開けて換気をしましょう。
車内にこもったニオイは車酔いの原因につながります。
走行中は時々窓を開けて、新鮮な空気を車内に取り入れましょう。
車内を楽しくしよう
音楽を流していっしょに歌う、自然な会話で楽しい気分にさせる、など車内の雰囲気を明るくしましょう。
気をまぎらわせていると、車酔いは起こりにくいものです。
ただし、同乗者が疲れて眠り始めたら、そっと寝かせてあげましょう。
時々車を停めて休憩しよう
長距離のドライブの際は、時々車を停めて、外に出るようにしましょう。
車内でずっと座りっぱなしでは体が疲れてしまいます。
一定の周期で車を停めて、外に出て体をのばしてリラックスさせましょう。
冷たい飲み物を飲んで体をリフレッシュさせることも有効ですね。
また、同乗者だけでなく、運転者自身も気持ちと体をリフレッシュさせることができます。
車酔いしやすい人は助手席に座らせよう
車は前の方が揺れが少ないといわれています。
助手席はリアシートに比べて揺れが少ないため、車酔いしやすい人は助手席に座らせるようにしましょう。
それでも酔わせてしまった、どうすればいい?
安全運転やリラックスしてもらうことを心がけても車酔いをしてしまうこともあるでしょう。
そんな時の対処法を書いておきます。
シートを倒して横にさせる
まずは、楽な姿勢をとってもらうことが大事です。
シートを倒して横になってもらい、目をつぶって体を休めてもらいます。
体の締めつけをゆるる
ベルトや服のボタンなど、体をきつく締めているものを可能なかぎりゆるめてもらい、リラックスさせましょう。
その締めつけが具合を悪くする一因になっているかもしれません。
できるだけ早く停車して休憩をとる
停車して休憩する時間を作りましょう。
外に出て、体をのばして大きく深呼吸をします。
外の空気を存分に吸い込み、体をリフレッシュさせましょう。
また、ストレッチなどをすることでずっと同じ姿勢でいた体をほぐして、全身をリラックスさせます。
まとめ
「運転がうまい人」とは、同乗者に負担をかけない人です。
運転のうまさとは、レーサーのようなドライビングテクニックではなく、同乗者に負担をかけず、心地よく過ごしてもらえる運転技術だと思います。
安全運転を心がけ、同乗者に車酔いなどを起こさせず、周囲にも迷惑をかけるようなことのない、スムーズな運転をしましょう。
こちらの記事も参考に・・・。