先日、オーバーヒートの記事を書いていて、「自分の車はどうかな?」と軽い気持ちでボンネットを開けてみたところ・・・・。
冷却水がカラッポ((;゚Д゚)
いやぁ、びっくりしました。
こんな形でブログネタが転がってくるとは、オレモッテル?
でも、早めに気がついて良かったです。
このまま知らずに、嫁が運転していたら、確実にオーバーヒートを起こし、最悪エンジンが焼けて、50万くらいの修理費用の見積もりが来て、車の買い替えと修理で1日悩むところでした・・・。
というわけで、すぐさまディーラーに持っていき、2日間入院をして無事治ったわけですが、修理費用が5万円とかなりの高額になりました。
故障の原因はなんだったのか?
もっと安く済む方法はなかったのか?
故障箇所によって修理費用は違うのか?
長期休みのときなどは応急処置はどうすれば良いのか?
など、冷却水の漏れや交換方法についてまとめたので、参考にしてくださいね!
ラジエターの修理費用はいくらかかる?
ラジエターの修理費用は結構高額です。
ラジエター自体の価格が高く、車種によって異なりますが5万~10万円ほどします。
その他のポンプ等を交換すれば+1万円くらい。
さらに、工賃が1万~1.5万円かかります。
我が家はディーラーでの修理だったので、純正品で5万8千円ほどかかりました。
かなり痛い出費です。
いやぁ、そんな高いお金払えません!
という方は、ディーラーではなく、整備工場などにお願いすると良いでしょう。
と言うのは、社外品なら純正品の1/3ほどで交換できるからです。
ラジエターの金額は約1.5万円ほどで工賃が1万円。
3万円以下で修理できると思います。
また、中古品やリビルド品などもあるので、ディーラーや整備工場のかたに「一番安くできる方法はなんですか?」と聞いてみると良いでしょう。
社外品をつけるのであれば、ネットなどで購入して、ディーラーに取り付けをお願いするのもアリでしょう。
社外品持込の場合、工賃がちょっと高くなると思いますが、断られることはないでしょう。
信頼できる整備工場があればそっちにお願いしたほうが良いでしょうけどね。
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冷却水が漏れるとどんなことが起こるの?
冷却水が漏れてカラッポのまま走行を続けるとどうなってしまうのでしょうか?
はじめに起こるのは、エンジンの温度が上昇することによって回転数などが安定しなくなるということ。
そして、そのまま走行し続けると、さらに温度が上昇してエンジンオイルの変質、分解などが起こります。
そうなると、エンジン内の摩擦や発熱はさらに大きくなり、エンジンルーム内の温度もさらに上昇します。
その結果として、最終的にはエンジンが焼き付いてしまうことになるでしょう。
場合によっては煙が出たり、発火したりしてしまう恐れもあります。
たかが冷却水と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、こういったトラブルの原因となってしまうのです。
実際に、冷却システムが未発達な時代は頻繁にこのようなトラブルが発生していました。
冷却水のトラブルは警告ランプで確認
では、どうすれば冷却水が正常な状態を保っているのかを判断することができるのでしょうか?
現代の車の場合、安全のために冷却システムが政治用でない場合、警告ランプが点灯するようになっています。
これによって、正常に冷却システムが稼働せずに温度が上がっている場合や、漏れてしまい冷却水が不足してしまったことを知ることができます。
なので、警告ランプが点灯したら、すぐに車をとめて冷却水タンクをチェックするようにしましょう。
もし、そこで冷却水の減少が見られたら、漏れている可能性があります。
一旦、ガソリンスタンドなどで冷却水を追加して様子を見てみましょう。
それでもすぐに減ってしまうのであれば、冷却水がどこかから漏れていることになります。
もし、ガソリンスタンドなどが近くにない場合は、ミネラルウォーター(水)でも代用できます。
ただ、水をいれるとサビの原因にもなるので注意しましょうね。
冷却水漏れの原因はなに?
では、どうして冷却水は漏れてしまうのでしょうか?
冷却水はエンジン内を循環しています。
そのため、循環パイプがどこかで劣化してしまうとそこから漏れてしまうことがあるのです。
特に長く乗り続けられている車の場合、どこかが劣化している可能性が高いため、注意が必要でしょう。
我が家の愛車は11年目、11万キロとかなり年季が入っています。
最近、スライドドアが故障したり、ドアノブが取れたり、ナビのDVDが映らなくなったりとトラブル続きです・・・。
そろそろ買い替えかな・・・?と思いながら、今回の車検を通す予定です。
新しい車でも漏れることはある!
また、比較的新しい車であっても乗り方によって冷却水が漏れてしまうことがあります。
「まだ自分の車は新しいから」と油断することのないようにしましょう。
どんなに快調に走ることができていても、冷却水が漏れ、減少してしまえばあっという間に走行することができなくなってしまうのです。
その他、冷却水が古くなり、劣化してしまいと防腐性能などが低下してしまいます。
それが原因でうまく循環できなくなってしまったり、つまりなどによって冷却水漏れの原因となってしまったりすることもあります。
そのため、定期的に冷却水の交換も行うようにしましょう。
ちなみに交換の目安位は2年に1度です。
冷却水漏れの修理は自分でもできる?応急処置は?
オーバーヒートの警告ランプがついたり、気がついたら冷却水がなかったときにはどのように対応したら良いのでしょうか?
そのまま運転するとオーバーヒートの危険性があるため、すぐにディーラーや整備工場に持っていくのがいいでしょう。
ただ、遠出をしていたり、連休中でディーラーが休みのときもあるでしょう。
そんな時の対処法をお伝えします。
ホルツの水漏れ防止剤ラドウェルド
ホルツの水漏れ防止剤ラドウェルドという商品があります。
1,000円ほどで売っています。
ホースにピンホールほどの穴が開いている場合、これで塞ぐことができます。
ただ、穴が大きかったり亀裂が入っている場合は、ほとんど意味がないので、あまりおすすめはしません。
また、「卵や七味、米ぬかを入れると良い」ということも言われていますが、僕としては怖くて出来ません・・・。
やるなら完全自己責任でやりましょう。
水を入れて警告灯とにらめっこ
通勤や送迎などの短い距離であれば、水を入れて走ることはできます。
水を入れてもすぐに漏れていってしまうので、警告灯とにらめっこして赤いランプが付いたら、すぐに止まるようにしましょう。
こちらも自己責任でやってくださいね。
自分で修理できるのか?
ラジエターの交換を自分でやろう!
と思う方もいるかもしれませんね。
エンジンの内部の構造にかなり詳しいという方であっても、素人がやるべきことではありません。
そもそも、冷却水が漏れている箇所を見つけることすら難しいでしょう。
場合によっては、複数の場所から漏れているケースもありますので、まず自分で修理・対策を打つことはできません。
修理するか買い替えか迷っているなら
冷却水漏れの修理は、ラジエターの交換やポンプの交換になるでしょう。
冒頭で言いましたが、ラジエター交換の場合5~10万円とかなりの高額になってしまいます。
ポンプの修理も同じで、意外と高いです。
そこで、考えるのは「買い替え」じゃないでしょうか?
うちも10年以上たったので、買い替えも検討しました。
買い替えを検討したときにすることは、一括見積もりです。
まず愛車がどのくらいで売れるのかを確認しましょう。
意外と高く売れるかもしれません。
我が家のオンボロセレナもほとんどの業者が10万円以下だったのに、ある業者は30万円という価値を付けてくれました。
それでも今回は修理することを選びましたけどね。
10万円と30万円だと頭金の金額もかなり違ってくるので、ぜひ買い替えを検討するなら一括見積もりをシてみましょうね!
まとめ
冷却水漏れを修理する場合、漏れている箇所にもよりますが、最低でも5万円以上となります。
複数の場所から漏れている場合は10万円以上かかってしまうケースもあります。
そのため、古い車の場合は買い換えなどを検討する方も少なくありません。
まずは、信頼できる業者にチェックしてもらい、見積もりをとりましょう。