セレナには様々なグレードが設定されていますが、1番安いe-powerモデルでも2,943,000円。
さらにオプションや諸費用を加えると、400万円近い支払額になってしまいます。
本記事ではセレナの値引き相場に加え、上手な値引き交渉術をお伝えしていきます。
しっかり読んで、セレナの限界値引きを目指しましょう。
セレナ/セレナe-powerの値引き相場はどれくらい?
出典:セレナ公式サイト
まずは、セレナ/セレナe-powerの最新の値引き相場を発表します。
車両本体:28万円
オプション:(オプション総額から)20~30%
値引き推移を見てみよう
セレナは今年(2019年)8月にマイナーチェンジをしたばかりです。
そのため7月以前の相場と比べると、現在はやや引き締め気味の値引き相場となっています。
レポートでは最大70万円の値引きも!
今年に入ってからの、セレナの値引きレポートは以下の通りです。
グレード | 車両本体価格 | 車両値引き額 | オプション値引き額 |
---|---|---|---|
ハイウェイスター VセレクションII | 287万円 | 45万円 | 10万円 |
ハイウェイスター VセレクションII | 287万円 | 35万円 | 10万円 |
ハイウェイスター VセレクションII | 287万円 | 40万円 | 30万円 |
AUTECH SPORTS SPEC | 357万円 | 20万円 | 30万円 |
ハイウェイスター VセレクションII | 287万円 | 50万円 | 0円 |
ハイウェイスター VセレクションII | 287万円 | 30万円 | 10万円 |
X VセレクションII | 266万円 | 25万円 | 20万円 |
出典:価格.com
ちなみに現在(2019年9月)は、オプション含め40~50万円が値引き限界額です。
セレナの限界値引きに挑戦しよう
出典:セレナ公式サイト
ただ「値引きしてください」とディーラーに頼むだけでは、セレナの限界値引きは実現できません。
次から紹介する知識を身につけて、上手に交渉できるようになりましょう。
ライバル車と競合させて値引きを引き出す
例えば、
という感じで、「ライバル車のメリット」を上手く絡めるとより効果的です。
セレナのライバル車
- ノア(トヨタ)
- ステップワゴン(ホンダ)
- デリカD:5(三菱)
それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
ノア(トヨタ)
出典:ノア公式サイト
外観だけでなく価格帯も近いノアは、セレナのライバル車の筆頭です。
トヨタは故障や不祥事が少なく、世界的にも有名なメーカーです。
そこを交渉材料にして、
という感じで交渉しましょう。
ステップワゴン(ホンダ)
出典:ステップワゴン公式サイト
ミニバンの中ではイマイチ人気がないステップワゴンですが、走行性能はピカイチ。
セレナにはない力強い走りがウリです。
値引き交渉の際には、この点を引き合いに出して、
などと日産ディーラーに伝えてみましょう。
デリカD:5(三菱)
出典:デリカD:5公式サイト
SUVチックなミニバンのデリカD:5も、セレナのライバル車として挙げられます。
価格の安さではセレナに一歩及ばないデリカD:5ですが、SUVの特徴を併せ持つ点を忘れてはいけません。
と、デリカD:5ならではの特徴をうまく絡めて値引き交渉をしましょう。
同じ日産でも違う?店舗同士を競合させよう
出典:琉球日産自動車株式会社
ライバル車と競合させて値引きを引き出せたら、次に日産の店舗同士を競合させましょう。
具体的には、「日産○○」「○○日産」の『○○』の部分が違えば競合可能です。
下の例を見てみましょう。
出典:日産公式サイト
「日産プリンス千葉」と「千葉日産」がありますね。
この2店舗間で、競合が可能です。
具体的な競合のやり方は以下の通り。
~日産A店にて~
~その後、日産B店にて~
こんな感じで、各社を間接的に競わせて値引き限界額を引き出しましょう。
あまりに自宅から遠いディーラー店で契約してしまうと、何かと不便です。
定期点検や車検の度に遠い道のりを走らなければなりません。
ガソリン代もバカにならないですよね。
オプションを社外品で揃える
先ほどお伝えした通り、オプション値引きは20%~30%が相場です。
しかしオプションを社外品で揃えることによって、さらにお得になります。
いくつか例を見てみましょう。
フロアカーペット
純正品のフロアカーペットの価格は以下の通りです。
出典:セレナ公式サイト
- フロアカーペット (エクセレント):64,584円
- フロアカーペット (スタンダード):53,244円
一方、社外品のフロアカーペットは29,980円で買えます。
出典:楽天
純正品と比べると、23,264円~34,604円得します。
ドライブレコーダー
最近ではもはや必須オプションであるドラレコ。
純正品は39,000円です。
出典:セレナ公式サイト
かたや社外品は色々な種類があるのですが、安いものだと4,980円で買えちゃいます。
出典:Amazon
その差額はなんと34,020円。
フロアカーペットとドラレコを社外品にするだけでも、約6万円もお金が浮きます。
この浮いたお金で新たなオプションを揃えられますし、セレナの自動車税などに充てるのも良いでしょう。
出典:セレナ公式サイト
社外オプションで揃えれば安上がりで済みますし、値引き交渉の必要がないので時間の節約にもなります。
まさに一石二鳥なので、楽に値引き効果を得たい人はぜひ覚えておきましょう。
必要に応じて任意保険に加入する
ディーラーとの値引き交渉の際に、おそらく任意保険への加入・切り替えを勧められるでしょう。
もし、ちょうど任意保険を切り替えようと思っているのなら、それはチャンスです。
なぜならより多くの値引きをしてもらえるから。
「任意保険に加入するので、できればもっと値引いてもらえるとありがたいのですが…」
と、こちらの加入を条件に強気に交渉しましょう。
ハンコを押す前に…もう一声
競合させて限界まで値引きを引き出せたなら、いよいよ契約…とその前に、もう少し粘りましょう。
ただし、ここまできて大幅な値引きを要求するのはディーラーに嫌われかねないので避けましょう。
ハンコを押す直前にお願いするのは、
- 1~2万円のオプション
- 支払い総額から端数切捨て
など、数万円のサービスに留めましょう。
例えば「ウインドウ撥水 12ヶ月」のオプションは11,048円です。
出典:セレナ公式サイト
「このウインドウ撥水を付けてくれたら、すぐにハンコを押します」
と、こちらのハンコを武器に交渉してみましょう。
と、ディーラー側も契約直前で気が緩みがちになるので、このチャンスをうまく利用しましょう。
万が一、数万円の値引きに失敗しても
- 納車時ガソリン満タン
- ボディコーティング
などの約束はお忘れなく。
【注意】値引き交渉に潜む罠
上手な交渉のやり方が分かったところで、ここからは値引き交渉のときに気を付けたいことを紹介していきます。
特に下取り車がある人は、ひょっとすると数十万円くらい損をしてしまうかもしれないので要注意ですよ。
下取り車を利用されないように注意
ディーラーは下取り車を利用して、どうにか儲けを出そうとします。
例えば、元々の下取り価格が40万円だったとします。
その後上のように、プラス10万円で50万円にしてもらっても…。
上図のように、けっきょく買取相場よりも安い価格で下取りに出すことになってしまうのです。
一括査定は、複数の買取会社にいっぺんに査定をお願いして、複数の査定結果を得られるサービスです。
自宅にいながら短時間で、ネットで簡単にできますよ。
下取り車がある人は、必ず値引き交渉の前に一括査定をしておきましょう。
決算時期は値引きに適しているって本当?
一般的に決算の時期は大幅値引きを引き出しやすいと言われています。
しかし最近は、このような「時期による値引き額の違い」はあまり見られません。
もう1度、値引き相場推移を見てみましょう。
日産の決算は3月ですが、その後の4月や5月と比べてみても、相場の変化はありませんね。
その費用、本当に必要?カットできる諸費用
セレナを十分に値引いて買ったとしても、その後に様々な諸費用が発生しますよね。
代表的なのは下の2つ。
- 納車費用
- 車庫証明取得手続き代行費用
納車費用
納車費用は、新車の納車時に指定場所まで届けてくれるときに発生する費用です。
車庫証明取得手続き代行費用
車庫証明は、「自分の車の保管場所はココですよ」ということを証明する書類です。
この書類の取得を、あなたの代わりにディーラーがやってくれるときに発生する費用です。
しかし、これだけでも5,000円~20,000円の節約になるので、可能なら自分で取得すると良いでしょう。
ちなみに、先ほど紹介したドラレコは4,980円です。
出典:Amazon
つまり「納車費用」か「車庫証明取得手続き代行費用」のどちらかを節約すれば買えてしまいます。
展示車・在庫車をあてにしない
展示車はお店に展示してある車、在庫車はお店が多めに注文して在庫として抱えているストック分です。
これらの車は、ディーラーからしてみれば「なるべく早く売ってしまいたい」車です。
多少値引き額を上げてでも売ってしまいたいお店と、なるべく安く車を買いたいあなた。
完全に利害が一致していますね。
そのため、「展示車のセレナを安く買おう」などとは思わずに、
「あればラッキー」
くらいに思っておきましょう。
まとめ
セレナの値引き相場、そして上手な値引き交渉の方法などをお伝えしてきました。
最後にもう1度、大事な点をまとめますね。
- セレナの値引き相場は車両本体が28万円、オプションが20~30%
- セレナの値引き限界額はオプションを含めて40~50万円
- セレナのライバル車であるノアやステップワゴン、デリカD:5と競合させて、値引き交渉しよう
- ライバル車と競合させたら、経営会社が異なる日産店同士を競合させよう
- オプションを社外品で揃えると、とてもお得
- 契約直前のタイミングでは、数万円のオプション・値引きを要求しよう
- 下取り車がある人は、迷わず一括査定をしておこう
- 決算月まで待って値引き交渉をする必要はない
- 納車費用などはカットできる
マイナーチェンジ直後のセレナだからこそ、値引きで安く買いたいですよね。
本記事を参考に、ぜひ限界値引きを目指しましょう。