新型アルト試乗レポート!ターボRSと比較してみた。

スズキの軽自動車のアルトを試乗してきました。
アルトは1979年に発売され、36年目に突入した歴史のある軽自動車です。

子供の頃から目にして耳にする機会も多く、軽自動車ブームの火付けとなった車ではないでしょうか。

今でも変わらず好調な売れ行きを誇る理由、アルトの魅力とは一体どんなものなのか?

早速、レポートしてみようと思います。

アルトの外観 メガネスタイルが可愛くおしゃれ

アルトにはNAエンジン仕様とターボエンジン仕様に大きく分かれます。

まず、ターボエンジン仕様のアルト・ターボRSです。

過去に発売されたアルトワークスの再来?になるのでしょうか。

スズキ新型アルトターボRS エクステリア外観

こちらは1グレード展開で2WDと4WDの設定があります。

スズキ新型アルト エクステリア外観

全体的にスポーティーな雰囲気ですね。

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スズキではなかなか見ない外観ではないでしょうか。

次にNAエンジン仕様のアルト・Xグレードです。

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Xグレードの他にS、L、F、VPの設定があります。

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こちらが標準モデルで慣れ親しんだアルトになりますね。

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その中でもXグレードは一番上のグレードで充実装備となっているものです。

 

アルトの外観ですが、共通しているのがメガネスタイル

フロントスタイルをメガネのフレームに見立てているのですね。

オプションでメガネガーニッシュというパーツもあるので着せ替え感覚で楽しむのもOK!ですが・・

取り付け費込みで31,212円は気軽には出来る金額じゃないですね。

外観に関しては違いがあるので、それぞれを見て行きましょう。

アルトターボRSのエクステリア

アルト・ターボSは所々に赤が使われているのが特徴!

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alto34ルーフエンドスポイラーにフロントバンパーロアガーニッシュ

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電動格納式リモコンドアミラーも赤と何とも赤尽くしです。

ボディカラーはパールホワイトですが、他にピュアレッドとブルーイッシュブラックパールとあります。

でも赤が映えるのはパールホワイトかと思いますね。

165/55R15インチのタイヤとアルミホイールが標準装備です。

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切削加工&ブラック塗装で質感もかなり良いですね。

ヘッドランプはディスチャージでフォグランプはハロゲンです。

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こちらもグリルにメッキが施されることで格好良さを出していますね。

 

アルト標準モデルのエクステリア

RSに対して標準モデルはシンプルさが特徴です。

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ドアミラーは電動格納式ですが、XとSグレードのみに標準装備です。

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ラパンにも同様のことが言えますが、装備面を考えるとXかSグレードの二択が多くなるでしょうね。

 

また、Xグレードにのみスズキお得意の2トーンの設定が可能です。

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バックドアのみでルーフは変化ありませんが、オプションでミディアムグレー2トーンへと変更が出来るのです。

Xグレードのアルミホイールのカラーはシルバーですが、2トーンを選ぶことでアルミホイールがガンメタリックになります。

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他にもオプションでこんなイラストを入れることも可能ですが・・・

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これは好みが分かれてしまうかと思いますね(汗)

アクセサリーカタログを見てもアルトの外観用のパーツは結構な充実ぶりです。

「あなただけのアルト見つけませんか?」というキャッチコピー通り、オリジナルを作り出せるのではないでしょうか。

アルトのデザインはアウディをデザインした方と同じ方がされたそうです。

確かに何処となく輸入車の雰囲気がありますし、現行の輸入車と並べても何も違和感ない外観だと思います。

新型アルトのインテリア シンプルながら使い勝手が良いかも

次にアルトのインテリア(内装)を見ていきましょう!

外観と同じようにターボRSと標準モデルを順番に見て比較していきましょう!

アルトターボRSのインテリア

アルト・ターボRSは赤が基調となった外観でした。

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同様に内装も赤、赤、赤!!!

基本的な作りは標準モデルと差はありません。

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こちらが標準モデルですが、色の使い方が違うくらいのものです。

でもこの色の使い方の違いでスポーティーに見せることが出来ていると思います。

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赤のアクセントカラーがより走りたい思いを高めてくれそうです。

ナビゲーションやエアコンのまわりも赤が施されています。

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また、ステアリングが本革になりますがステッチが赤!

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どれだけ赤にこだわるのでしょう(笑)

走りの歓びのために細部にこだわってしまったことが伝わってきますね。

やはりプラスチックが多く使われているのですが、この辺はハスラーと同じようにチープ感がさほど気になりません。

そこはスズキの魅せる力ということでしょうか?

 標準モデルのインテリア

標準モデルになると内装はこんな感じです。

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イメージがすごく変わりますね~。

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ライトグレーをメインにした色ですが、ここまで変わってしまうことに驚きます。

エアコンやステアリングまわりに差があることを感じます。

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収納は標準モデルもアルト・ターボRSも内容的には同じなので、まとめてお伝えしますね。

ドアポケットですが、ドリンクホルダーがありません。

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運転席&助手席、後部座席ともに同じでした。

センターコンソールはなく、ドリンクホルダーがあるのみです。

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これはホコリがたまりそう・・・

あとは高さがないので、背の低いドリンクを入れると出し入れがキツそうです。

ライトなどもないので、夜はきっと探しにくいと思いました。

ダッシュボードはごく普通のデザインです。

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ダッシュボードの上が収納?と思ったのですが、こちらは残念ながら収納ではないです。

収納と言うべき収納はこのくらいですね。

後部座席にフックはありますので、こちらに何かをかけることは出来ますが・・・

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この辺の装備は物足りないと思う方もいるでしょう。

あとはやはり室内は狭いです。

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車のサイズを見たら仕方ないのですが、ちょっと大柄な人に窮屈そのものです。

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営業スタッフが180cmくらいの方で参考にしていましたが・・・ポジション的にかなりキツイという印象でしたね。

あとはシートリフター機能などで何処まで対応出来るものか?と言ったところです。

では最後にラゲッジルームです。

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こちらは分割式ではなく、パタンと後部座席が全部倒れてしまいます。

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このくらいの広さの確保が可能です。

荷台の広さや使い勝手はアルト・ターボRSとXグレードともに同じですね。

この辺は軽自動車の必要最低限はクリアしていると思いますが、上を求めたらキリはありません。

アルトでゴルフ!なんて使い方をするのでしたら正直勧めませんが、街乗りプラスαくらいならば何ら困らなそうですけどね。

内装は室内の広さだけ見るとマイナス評価になりますが、個々の質感を見ればそれなりに良く仕上がっています。

まずアルトの価格を考えたらこの内装はかなり良く出来たな~と思うしかありません。

 

試乗編 パワーや乗り心地はどう?

さぁ、いよいよ試乗です。
デザインは今回のフルモデルチェンジでガラッと変わった印象を受けました。

シンプルながらスタイリッシュになっていて、今までの軽自動車っぽさがなくなったと思います。

では乗り心地はどうなんでしょう?

ターボRSは走る楽しみがある!

まず先に乗り込んでみたのがアルト・ターボRSです。

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メーターはタコメーターが採用されていて、横にはエコドライブをサポートするマルチインフォメーションディスプレイ付きです。

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あとはスズキお決まりのエコドライブアシスト照明も付いています。

スポーティーさがありつつもエコの部分もあるということですね。

では走行に入るのですが、アルト・ターボRSのシフトは5AGSというもの。

5速のセミオートマチックと言えば良いのでしょうか?

5速ミッションをベースにして、クラッチとシフト操作を自動化したものになります。

AGSとはAuto Gear Systemのことだそうです。

フォルクスワーゲン社のUP!も5AGSを採用していることで知られていますね。

実際に乗ってみると癖があると言うか・・・まず、変速のショックはダイレクトに伝わってくることが分かります。

でもマニュアル車に乗ったことのある方ならばこの感覚は理解出来るのではないでしょうか?

口コミサイトでは比較的酷評を目にしているのですが、マニュアル車ってこんなものだと思います。

運転することを楽しむなら5AGSはなかなか面白いのではないでしょうか?

加速感ですが、低速はゆったりめですね。

低速~中速はおとなしめで中速以降にガーンと来るような感じです。

車線の合流の時などに自分の意思に反してシフトダウンしてしまうことはありますが、そこは愛嬌でしょう。

また途中カーブにさしかかったので安定性を確かめるべく、少し加速した状態をキープしました。

そこで驚いたのがタイヤのグリップ力です。

標準モデルよりも車両重量も50kgほど多いこともあり、軽自動車では体感することのない安定感です。

小さめボディながらも流されることなく、路面からタイヤが離れない・・・そんな感じでしょうか。

また、シートのホールド力に優れているという点もあるかと思います

これは是非確認してほしいポイントですね。

スズキでもターボエンジンモデルは幾つもありますが、走る楽しみを味わいたいならばアルト・ターボRSがダントツでお勧めです。

 

標準モデルはあまり期待していなかったけど・・・

続いては標準モデルのXグレードです。

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実は、正直あまり期待はしていませんでした。

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タコメーターはありません。

 

どうせ少しアクセルを踏んだだけでガーッと音がして走らない車だろうな・・・と思っていました。

恐る恐るアクセルを踏んでみると意外にも軽快な滑り出しでスススーっと出ていきます。

低速までの滑り出しは良好で、このまま中速まで行くのか!と期待が含まりましたが・・・

中速以降の伸びていかず、軽自動車の限界を感じました。

RSに最初に乗ったのがまずかったのかな・・・・。加速感は全然違う車ですねコレ。

あまり加速を必要としない街乗り使いでしたら最高に良いと思います。

軽い坂道はさしかかりましたが、そこは難なく走行可能です。

これが長くてキツイ坂道ですと息切れ感は出ると思いますが、それはアルトに限らずすべての軽自動車に共通すると思います。

ボディサイズも小さいですし、ハンドルも軽くて回しやすいので狭い道などもラクラクだと思います。

営業車としても多く使われており、力の弱いご年配の女性も多く乗っていることもあって操作性は抜群ではないでしょうか。

ただ少しブレーキが弱いこととロードノイズと静粛性の部分が気になりますが、値段を考えたら許容できます。

この値段でこの感覚が受け入れられないのでしたら、もう少しお金を出して1グレード上の車を選ぶべきでしょう。

新型アルト実燃費はどのくらい?

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ナンバー1燃費らしいですが、この数値はX~Lの主要グレードの物です。

実際にはどのモデル、どのグレードを選ぶかで差があります。

JC08モードだけで見てみましょう。

X、S、L(2WD)・・・37km/l
X、S、L(4WD)・・・33.2km/l

F(2WD)・・・27.2km/l
F(4WD)・・・25.2km/l

F(2WD、5AGS)・・・29.6km/l
F(4WD、5AGS)・・・27.4km/l

VP(5MT、2WD)・・・25.8km/l
VP(5AGS、4WD)・・・24km/l
VP(5AGS、2WD)・・・26.2km/l

アルト・ターボRS

2WD・・・25.6km/l
4WD・・・24.6km/l

実際の燃費はこちらの数値から大体30%ダウンくらいと思えば良いとのことです。

つまり、軽自動車No1の37.0km/l(JC08)であるX、S、L(2WD)なら、実燃費平均は26km/lくらいとなるでしょう。

さらに言うなら、街乗りなら22~23km/l、高速なら28~29km/lが実燃費平均となります。

 

走行状況にもよりますが、加速をする際にどうしてもアクセルを踏みこむ機会が増えてしまいます。

そのためエコ運転を心がけても思うほど燃費がのびないのかも知れませんね。

新型アルトの乗り出し金額は?総額いくらになるのか見積もりとってみた

アルト・ターボRSと標準モデルのXグレードの見積書です。

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アルト・ターボRS:1,593,386円

 

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標準モデル・Xグレード:1,516,338円

ただし、見積書を違う販売店で作成しているのでナビゲーションなどのオプション面に違いがあります。

車両本体価格で15万円程度RSのほうが高いです。

でもアルト・ターボRSはかなりお買い得というかコストパフォーマンスが良いと思います。

セカンドカーという位置づけだったら即買いしたいくらいなのに・・・。

標準モデルも一番上のXグレードで作成しているので、グレードを下げてみたりナビゲーションの選び方で価格を下げることは可能です。

車両本体価格を見るとXグレードとSグレードの差は13万円程度です。

このくらいの値段は判断に困るのではないでしょうか?

装備の差に13万円の価値があるかと言われると微妙な気がします・・。

 

新型アルト値引き相場はいくら?値引き最新情報

値引きで何とかその価格差くらいは埋まらないものか?

営業スタッフに車の話からの延長でそれとなく聞いてみたのですが・・・いきなり大幅値引きは出す気配がありません。

「3万円、あとは相談でしょうか」
と相変わらず軽自動車の値引きは歯切れが悪いです。

でもある程度は想定内です。

スズキはなかなか他社競合に上手くのってくれないので、予算が合わなかったら買わない!のスタンスで行くべきか・・・。

平均して12~13万円程度の値引きがユーザーレビューでも多く見かけます。

変な駆け引きなしでフェアや決算期にあわせて商談するのがベストかと個人的には思ってしまいます

 

スズキアルトの最新値引き相場情報は?さらに16万円安く買えた方法

2014年12月にフルモデルチェンジをしたスズキアルト。 新型になると値引きも渋くなってきますが、アルトはどのくらい値引きができるのでしょう。 最新の値引き相場や交渉術のポイント、また交渉が苦手な方で ...

 

総評 アルトは買いか?

国内軽自動車の中でコストパフォーマンスの良さは一番ではないでしょうか?

普段の移動手段にするには標準グレード、走りを楽しみたい方にはアルト・ターボSと選択肢があります。

同じスズキの軽自動車でも居住性の部分では劣ってしまいます

基本的に一人での運転もしくは助手席に乗せる程度であるのでしたら十分な機能は発揮するでしょう。

安全装備としてレーダーブレーキサポートも装備しているので安心感もあります。

Xグレードにのみの標準装備ですが、他のグレードもオプションで装備可能です。

また、アルトは他の軽自動車と比べるとお洒落なイメージに欠けると思っていました。

ですが、フルモデルチェンジをして外観もガラッと変わりました。
また、エクステリアオプションも結構豊富にそろっています。

初めて車を買う若い女性にも受け入れられるのではないかとも思います。

実際にCMキャラクターに女性にも人気の高いタレントのベッキーさんを起用したあたりもユーザー層の幅を広げるための手段かな?とも思いました。

軽自動車の購入を考えている方にはアルトは一見の価値があるでしょう。

 

タイプ別に軽自動車を比較ランキングしたので参考にして下さい。

→軽自動車人気ランキング!人気度や燃費、デザインでタイプ分けしました

 

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