アクセラの1500ccと2000ccに試乗してみて、思った以上に満足出来る内容でした。
でもアクセラにはそれだけでなく、ハイブリッド車も存在するとのこと!
マツダとトヨタは環境や安全技術分野を軸に包括提携をしています。
トヨタのハイブリッドの技術、マツダのエンジンの技術と互いに得意な技術を持ち寄ることで更にレベルの高い車を作り出すことが出来ますよね。
店頭にアクセラのハイブリッド車が置いてあったことから試乗をさせて頂きました。
アクセラハイブリッドのデザインはどう?外観の写真たっぷり撮ってきました
SKY ACTIVE以降のマツダの車は外観が凄く良くなったことを感じます。
ハイブリッド車に関してはセダンのみとなっています。
AXELA HYBRID-S L Package 車両本体価格 2,813,400円
顔つきに関してはハッチバックのAXELA Sportと全く同じです。
でも、流れるようなデザインが美しくてAXELA Sportとは違う魅力がありますね。
全長4,580mm×全幅1,795mm×全高1,455mm
AXELA Sportとは全幅は全く同じなのですが、全長は120mmほどセダンが長くなります。
ほんの少しの差で見え方も全く違ってきますよね。
L Packageですとタイヤ&アルミホイールは18インチが標準装備です。
ハイブリッド車で18インチもあるの?と思ったのですが、他のグレード(CやS)になると16インチが標準になります。
18インチともなると乗り心地の面も気になりますよね。
とは言っても、こうして見ると他社セダンとはデザインに一線を画しているのが分かります。
お洒落な大人が上品に乗りこなすには申し分ないと思いました。
インテリアはどう?質感やデザインを写真で確認
やっぱり基本的な内装の部分はAXELA Sportと共通しています。
そもそも差別化する理由もないかも知れませんね。
こちらはL Packageになるのでシートは本革になってきます。
白ですと汚れが目立ちそうですが、黒に比べたらインパクトは大きいと思います。
思わず「か、格好良い」と口にしてしまいました(笑)
後部座席です。
足元の広さはこんな感じです。
このクラスのセダンにしたら平均的なレベルになりますよね。
天井に関しては身長が175cmくらいの担当営業さんでも頭との間に拳1個分は開いていました。
高さがあるわけではないですが、そこまで圧迫感は感じないと思います
まぁ、セダンで天上にゆとりを・・・と言う方が難しいですけどね。
全体的にプラスチックを取り入れているところもあって質感はそこまで上質ではないです。
でもプラスチックオンリーではなく、所々にレザーも使用することで上手く見せていると思います。
他社ですとプラスチックのみで安っぽさを感じますからね。
ステアリングやシフト周りなどを見ても丁寧さを感じます。
魅せる車と言う意味ですとマツダが一番ツボを得ていると思います。
ナビゲーションはこの位置で固定されています。
Audi車はボタン1つで収納可能!ですが、残念ながらその機能は無し。
オートエアコン周りがスッキリしているので、少し惜しいところですね。
収納部分はAXELA Sportと同様に必要範囲内におさえています。
収納の多い少ないについては色々な意見がありますが、結局乗る側が合わせれば良いのかなと。
色々と試乗してみて思うようになりました(笑)
最低限必要なものが入れば少なくても何とかなりますね。
ラゲッジルームも広々とは使えませんが、セダンであることを思えば仕方ないでしょう。
奥行きや横幅は少な目ですが、ゴルフバッグくらいは乗せることは出来ます。
セダンに必要以上の広さを求めたら格好良さが崩れます。
格好良い車に仕上げるには、この内装は十分すぎるものだと私は思いました。
いよいよ試乗!アクセラハイブリッドの乗り心地や燃費はどう?
こちらも「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」が装備されていました。
この装備の有無で気分が違うのは私だけではないような気がします(笑)
エンジンをスタートして試乗コースに出たのですが、プリウスと同じハイブリッドシステムを採用しているとのことでスローなイメージがありました。
マツダのクリーンディーゼルと比較してしまうとパワー不足は否めませんが、プリウスと同じハイブリッドシステムだとも思えません。
ホンダのハイブリッド車も幾つか試乗してますが、乗った感触としてはアクセラが一番面白いと思います。
マツダの開発者も「プリウスと違って燃費重視ではなく走行性能重視にした」と公言しています。
ブレーキやエンジンへの切り替わりも違和感のないですし、良い意味でハイブリッドっぽくないです。
赤信号から青信号に変わった時のスタートは遅めですね。
一緒に並んでいた軽自動車に離されてしまったくらいでした。
でもスピードにさえ乗ってしまえばあとは至ってスムーズです。
20S Touringも試乗しているので、あくまでも比較意見になりますが35kmをこえたあたりから変わらない加速を感じることは出来ると思います。
アクセルを踏めばグンと加速してくれます。
加速するところは加速して、街乗りはエコ運転・・・みたいな感じに使い分けをすることで楽しみも増しそうです。
試乗ですとどうしても遠慮がちな運転になってしまいますが、これが自分の車!となったら気にせず踏みまくりそうです。
トヨタのハイブリッドとマツダのエンジンが合わさるとこうなるんだ!と言うことを知りました。
国内ではなかなか味わうことが出来ない走行性だと思います。
アクセラハイブリッドの実燃費は?
試乗が終わって平均燃費の確認です。
ちょっとアクセルを踏みすぎたせいもありますが12.3km/lでした。
でも試乗での数字になりますので参考にはならないかと思います。
カタログ値の30.8km/lなので、平均実燃費は21くらいにはなると思います。
ネット上で実燃費レポートを見てみると、高速道路では24km/l以上。
街乗りだと18km/lくらいという数字のようですね。
燃費を求めるのでしたらプリウスのほうが良さそうです。
乗り心地は断然アクセラでしょうけどね^^
アクセラハイブリッドの総額はいくら?値引きはどこまで行けるのか
ハイブリッドのL Packageで見積書をもらったのですが、紛失してしまったので画像はありません・・・。
総額が3,184,396円となりました。
コーティングやメンテナンスパック的なものは追加していません。
その上での金額になるのですが、妥当なラインではないでしょうか?
自動車取得税と自動車重量税も免税になるので、こちらの料金は発生しません。
マツダに関してはナビゲーションが決まったものしか装着が出来ません。
他社ですとナビゲーションとその他のシステムで40万円近いお金がかかる場合も珍しくありません。
こだわりのある方には不満なのかも知れませんが、最低限あれば良いの考えの方でしたらお得な内容になるのかと思います。、。
アクセラハイブリッドの値引きはいくら?
値引きの金額も初回商談時で10万円の提示になりました。
マツダの車を商談すると10万円の提示が殆どになる気がしますが・・・
何か取り決めでもあるのかな?と考えてしまいます。
雑誌などの情報を見ると、目標値引き額は18万円。総額から20万円オーバーで合格点のようです。
地域や時期によって変わってきますが、うまく交渉して20万値引きを目指したいところです。
値引交渉の方法としては、プリウスやグレイスHVなどを競合に当てると効果的のようです。
ただ、最近のマツダは値引きが結構渋くなっているのでそんなに期待しないほうがいいかも・・・。
納車については2015年6月初旬時点で7月末までにはという案内です。
総合的に見るとハイブリッドで350万円以内で買えるのは良いかなと思います。
それともただ単にトヨタ社が高いだけなのか・・・?
AXELA HYBRID 試乗レポート~総評~
ハイブリッドらしくないハイブリッド車!
こんな感じの1台をお探しの方には是非お勧めしたいです。
加速や走行性もハイブリッドの中では上位レベルになると思っています。
国内にアクセラと同じようなハイブリッド車が存在しないと思うので、もう少し売れ行きが上がっても良いのでは?と思うのですけどね。
同時に好き嫌いも分かれるハイブリッドなのかも知れません。
実際に購入層も少し年齢が高めで40代以上~になってくるそうです。
なかなかファミリー層は手を出せない1台にはなるようです。
トヨタのプリウスが2015年12月にフルモデルチェンジの予定があります。
詳細はまだ未確定ではありますが、外観に関しては近未来そのものなデザインとなります。
後から出るものの方が性能なども含めて全て上になる傾向が殆どです。
特に急ぎでないのでしたらプリウスの新型を待っても良いのかも知れませんね。
プリウスの新型の登場でアクセラも全体的な部分を見直す機会になれば良いと思います。
ユーザーとしては選択肢は1つでも多い方が良いですからね。
ハイブリッド車でかつセダンで検討されるのでしたらアクセラ、プリウス、グレイスはおさえておきたいところだと思います。
それぞれ乗り比べてみると違いを感じて面白いかと思いました。
他のハイブリッド車と比較したい方はこちら