ジュークは2010年6月に発売され、日産自動車にて製造・販売されているコンパクトクロスオーバーSUV型乗用車です。
2014年に行われたマイナーチェンジを経て現在に至っておりますが、試乗出来るディーラーが少ない状況でした。
試乗したいという需要がないのかな?
2014年は月間新車販売台数が約14,000台で月の平均が1,000台なのでちょっと低迷してはいますね。
詳しいことは分かりませんが、何とか試乗車を探して行って来ました。
~外観編~かっこいい?ダサイ?あなたはどっち。
やっと見つけた試乗車ですが、いざ行ってみるとこちらが用意されていまいた!
何と試乗車がニスモ仕様だったのです。
展示車は15RXでした。
こちらは展示車になり、試乗は不可ですので写真撮影のみさせて頂きました。
イギリスのデザイナーが手がけたそうです。
日本国内では似たデザインの車は殆ど見ることがなく、独創的なデザインであると思います。
発表から5年が過ぎていますが、古さは全くありませんね。
ヘッドライトはこの丸い部分になるそうです。
64,800円のオプションでキセノンヘッドランプへの変更が可能です。
で、こっちがウィンカーです。
サンダーテールも他にないデザインで格好良いと思います。
こうして見ると可愛くもあり、格好良くもあり好きな人にはハマるデザインですね。逆にカッコ悪いと思う人もいるでしょうが。
215/55R17のアルミホイールが装着されていますが、これは86,400円のオプションです。
標準装備は205/60R16でホイールカバーです。
16インチでも良いかとは思いますが、せめてアルミにして欲しいですよね。
なお、ジュークは9種類のボディーカラーから選ぶことが可能!
そこにパーソナライゼーショングレードを選べば、エクステリアにインテリアにとそれぞれの専用パーツのカラーを選択することが出来ます。
自分好みの誰かと被らないジュークに仕上げるのも可能です。
遊び心がつまっていて楽しさもありますね。
スペック・サイズ
価格 | 1,737,720円~3,434,400円 |
燃費 | 12.6~18.0km/l |
全長×全幅×全高 | 4,135×1765×1550mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1,835×1,470×1,215mm |
ホイールベース | 2,530mm |
車両重量 | 1,170~1,400kg |
グレード | 15RS/ 15RX/ 15RX Urban Selection/ 16GT / 16GT FOUR/NISMO/NISMO RS |
~内装編~室内の広さはどのくらい?
見た目では3ドアに見えますがちゃんと5ドアあります。
シート地は「スエード調トリコット」。触れてみると真ん中の部分はサラっとした素材で、良い感触です。
シートのサイドが立ち上がっているので乗り降りの時にちょっと引っかかります。
ステアリング
シフト
ルームミラー
ジュースホルダー
ダッシュボード
こうして見ると国産ではなかなか見ないデザインかなと思いました。
あと担当営業がオススメポイントとして紹介していたのはエアコンの部分!
液晶の部分にはエアコンの情報だけでなく、D-modeボタンを押すことで車の情報の入手が可能!
これがジュークにのみ採用された技術と言うことを推していました。
後部席
では次は後部座席です。
やっぱり天井はちょっと低いです。座る人の体格にもよりますが170位上の男性ならちょっと窮屈かもしれません。
足元の余裕も少ないです。乗車人数としては3人以内でおさえたいところです。
~試乗編~乗り心地はココが不満でした
では試乗にいってきまーす!
展示車はニスモ仕様のみという状況で参考になるかな?と思っていました。
すると店長が「従業員のもので良ければRXの試乗が出来ますので如何ですか?」と言ってくださいました。
どうやらニスモ仕様はベースグレードとは全く別物なのかも知れませんね。
そこは店長の提案どおり、従業員の試乗車をお借りしました。
ニスモ仕様のメーターだけ撮影しておきますが、こんな感じです。
ベースグレードの速度は180kmまでの表示ですが、ニスモは240kmまであります。その他は同じでした。
スタートはプッシュ式でエンジンの始動音もなかなか低音で良いです。
アクセルを踏んでみるとスッと出足がよく1500ccとは思えない感触があります。
乗り心地
少し走ってみると、他の1500ccクラスの車と比べて車への振動が伝わりやすい気がします。
シートもスポーティーさがあることから固めです。
慣れていないこともありますが、少しだけ疲れを感じました。
でも、この手の車はある程度の乗り心地の悪さは仕方ないのかも知れません。
スポーティーな車が好きだ!と言う方には丁度良いのかも。
運転席のみの意見になりますので、試乗の際は後部座席にも乗ったほうが良いでしょう。
また違った乗り心地を感じるのではないでしょうか?
死角が多い
他のマイナスポイントとしては死角が広いということでしょうか?
Aピラーとサイドミラーが大きさが原因かも知れません。
ちょっと怖い場面が何度かありましたので、こちらも試乗の際に確認してみると良いと思います。
~燃費編~実際の燃費はリッター○キロでした
あくまでもベースグレードのRXの話になりますが、カタログ値が18.0km/lです。
他にも1600ccやニスモ仕様がありますが、当然ながら燃費は12~14km/lとグンと下がります。
試乗車としてお貸ししてくれた担当営業の方に燃費について実際の声を聞いてみました。
毎日の通勤距離は片道20分だそうです。
実際の燃費は15~16km/lで大体落ち着いているとのことでした。
カタログ値と比べるとかなり優秀な数字ですね。
道路状況に関してはあまり混んでない時間に走行しているため、渋滞などには殆どかからないそうです。
最近の燃費優先のクルマと比べて良いとは言えませんが、だからと言って悪くもないと思います。
他の方の燃費レポートを見てみると実燃費は10~15km/l位になるようです
~金額編~見積りをもらってビックリ総額は・・・
お勧めのグレードは?とお伺いしたところ、先述のパーソナライゼーショングレードを選ぶかどうかについて聞かれました。
特にその辺の希望がないのでしたら、お勧めは15RX(2WD)とのことです。
見積りはこちら
車両本体価格は1,966,680円に特別塗装色のブリリアントパールを37,800円にて選択しています。
3,037,497円!
見積書を頂いて、値段を二度見してしまいました(汗)
車両本体価格そのものは低めではありますが、オプションの品物が多いことが分かります。
キセノンヘッドランプに17インチのアルミホイールにアラウンドビューモニターだけでも20万円を超えています。
そこにナビゲーションやら入れたらオプション総額が47万円に!
それに加えて諸費用が35万円。
車両本体価格の他に約80万円かかっています。
担当営業のお勧めでドライブレコーダーが入っていますが、これは必要でしょうか?
最近、商談すると決まってドライブレコーダーが何も言わなくても見積に入っている場合が多いです。
オプションは必要なものとそうでないものをしっかり見極めたいですね!
オプションに何を選択するかでかなり変わってくると思います。
グレードごとの価格表を載せておくので、車両本体+オプション+諸費用(35万)で予算を計算しましょう。
グレードごとの価格表
15RS | 173.7万円 |
15RX | 196.6~203.6万円 |
15RX アーバンセレクション | 221.5~228.5万円 |
16GT/16GTFour | 233.8~267.8万円 |
ニスモRS | 343.4万円 |
15RSなら200万前半で購入できそうですが、装備がかなり貧弱になります。
最低でも15RXくらいの装備は欲しいところです。
ジュークの値引きはいくらまで?大幅値引きを引き出すコツ
気になる値引きはどうでしょうか?
初回商談で引き出せた金額は15万円という金額でしたが、この数字は大体想定内です。
何度も商談をしていると最初はいかに低めの金額を提示されるのかが分かりますね。
事前に調べておいたところ、25~30万円くらいの数字が出ることも普通にあるようです。
目標としては30万円程度で、そこにオプション面で何かあれば上出来かと思います。
値引交渉のポイントとしては、ヴェゼルヤCX3と競合させると効果的のようです。
あとは、経営資本の異なる日産があればジューク同士対決をさせるといいでしょう。
オプションを含めて40万超えしたという方もいるので、しっかり交渉したいところ。
あと、忘れちゃいけないのが今乗っている車を高く売ることです。
ディーラーに下取りに出すと損してしまうことがあるので、複数の買取業者に見積りをとってから行きましょう。
これだけで下取り車の価格が10~20万円の差が出るかもしれません!
日産ジュークの評価。買いなのか?
車としての性能は総合して良いと思います。男性だけではなく、お洒落な見た目は女性にも人気が高いとのことです。
自分好みにアレンジ出来ることもあり、パーソナライゼーショングレードを選ぶ方は女性が多いそうです。
ただし、見た目に関しては好き嫌いの部分はハッキリ分かれるのではないでしょうか?
私は好きですが、家族はどうも好きでないようです。
やはり独創的な外観から若者に人気なのかと思えば、そこまで極端ではないみたいです。
購入層としては30~40代の子供の居ないご夫婦や単身の方が多いとのことです。
ファミリーカーとしては不向きですね。
またはセカンドカーと言う使い方もあると思いますが、それに300万は贅沢・・ですかね?
気になっている方はぜひ試乗してみてください。
私のように試乗車を見つけるのに苦労するかもしれないので、電話などで確認してから行くといいですよ。