N-ONE試乗レポート

N-ONEローダウン試乗レポート

2012年11月にN-BOXから展開を開始した「Nシリーズ」の第三弾として発売されたN-ONE。

1967年に発売されたホンダ初の市販軽自動車「N360」をモチーフにし、ホンダの原点となるM・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想を受け継いだとされています。

2015年7月に2度目のマイナーチェンジが行われ、新グレードとして「ローダウン」も追加

遅ればせながら・・ではありますが、試乗に出掛けてきました。

 

N-ONEの外観はどう?プレミアム、ローダウンの比較

N-ONEは大きくわけてスタンダードとプレミアムの2つの展開をしています。

そこにNAエンジンモデルとターボエンジンモデル、ローダウンモデルの設定がある感じです。

今回伺ったディーラーではプレミアムツアラーローダウンとがおいてあったので、比較しながら見ていきましょう。

ホンダN-ONE 外観こちらがプレミアムツアラー ローダウン(Premium Tourer・LOWDOWN)
ホンダN-ONE 外観 サイド

ターボエンジンモデルになり、プレミアムの中では一番上のグレードになります。

ちなみに、ツアラー(Tourer)がターボモデルということです。

ホンダN-ONE 外観 バック

ローダウンと言う名のとおり、低全高&ローダウンとなっています。

ホンダN-ONE 外観全幅3,395mm×全幅1,475mm×全高1,545mm

通常のグレードだと全高が1,610mm(2WD)、1,630mm(4WD)となります。

わずか65mmの差ですので、じっくり見ても分かるかどうかという感じでしょう。
でも、立体駐車場に対応したのはうれしいのではないでしょうか。
(立体駐車場の高さ制限はMサイズだと1,550mmです)

また、2トーンカラースタイルの設定があります。

ホンダN-ONE 外観 ツートンカラー

ルーフ、リヤスポイラー、ドアミラーとボディカラーでの2トーンになります。

ホンダN-ONE 外観 2トーンカラー試乗車はブリリアントスポーティーブルー&ブラックです。

カラーはブラックの他にもシルバーやホワイトとの組み合わせが可能です。

N-ONEはボディカラーがとにかく豊富!
そこにきて2トーンカラースタイルとしてのカスタマイズが可能になるので、バリエーションは紹介しきれません(汗)

ここはディーラーあるいはカタログを見て頂ければと思います。

こちらがG・ローダウン

ホンダN-ONE 外観 フロントNAエンジンモデルとなり、ベースのG・Lパッケージのローダウン仕様です。
ホンダN-ONE 外観 サイド2トーンカラーはプレミアムイエロー・パールⅡ&ブラック

ホンダN-ONE 外観 後ろ斜めホンダN-ONE 外観 バックこうして見ると何が違うの?と思いますが、まずはフロント部分に違いがあります。

ホンダN-ONE 外観 フロント艶感のあるブラックが使われており、質感は悪くないですね、
さりげなくメッキパーツを使っていることもポイントでしょうか。

ターボモデルのプレミアムツアラー ローダウンですと、こんな顔になります。

ホンダN-ONE 外観 フロントメッシュグリルにLEDフォグライトでスポーティーな印象に仕上がっています。
ホンダN-ONE 外観 ヘッドライトヘッドライトはスタンダードモデルのGグレード以外はディスチャージヘッドライトになります。
ホンダN-ONE 外観 ヘッドライト他のグレード間の違いは何でしょう?

アルミホイールもグレードにより変わり、ローダウンは専用デザインの15インチアルミホイール

ホンダN-ONE 外観 タイヤG・ローダウンは14インチアルミホイール
ホンダN-ONE 外観 タイヤアルミホイールもグレードによって色合いや形状が違います。

とにかくモデルやグレードに対しての装備パターンが様々で・・・
把握するには少し時間がかかるかな?というような外観です(汗)

外観を全体的に見ると輸入車とも思えるような外観でなかなかかっこいいですね!

 

内装はどう?小さいなりに工夫がいっぱい

続きましてN-ONEの内装です。

ホンダN-ONE 内装 前部座席ドアを開けてみると・・・
ホンダN-ONE 内装 助手席何ともプラスチック感たっぷりな印象ですね(汗)

プレミアムツアラー ローダウンのシートはブラックのコンビシートです。

ホンダN-ONE 内装 前部座席ファブリックに合皮と言った感じでしょうか。
ホンダN-ONE 内装 前部座席シートリフト機構の設定がありますが、こちらは上位モデルにのみ設定があります。

こちらはG・ローダウンのシートです。
ホンダN-ONE 内装 前部座席インテリアカラーはブラックになり、シートマテリアルはファブリックのみとなります。

モデルにグレードでシートカラーも様々ですね。

ホンダN-ONE 内装 前部座席ベージュ系が良いとなるとスタンダードのGのつくグレードしか選択肢はないようです。

スーパーハイト系ワゴンのような広さはなく、後部座席の足元も何処となく狭め・・・。
ホンダN-ONE 内装 後部座席長距離移動にはあまり向かないかも知れませんね。

 

メーターを比較してみましょう。

プレミアムツアラー ローダウン

ホンダN-ONE 内装 メーター

G・ローダウン
ホンダN-ONE 内装 メーターどちらも三眼式ですが、色合いが少し違いますね。

こうして見ると格好良さはあるのですが、視認性の部分となると微妙ですね。

ホンダN-ONE 内装 メーター走行中に角度によって見えないなんてこともあるので、ここは少しマイナスポイントに感じます。

他の基本的な内装に関しては確認してみたところ同じですね。

エアコンは全モデル全グレード標準装備のフルオートエアコン
ホンダN-ONE 内装 エアコン・ナビゲーション周辺プラズマクラスターまで装備された充実ぶりです。

ステアリングは本革巻きでスイッチつきです。

ホンダN-ONE 内装 ハンドルスイッチはG、G・Lパッケージ以外は標準装備となります。

なお、ハンドルは上下の調整は可能ですが前後の調整は不可となります。

ターボエンジンモデルのみにはなりますが、パドルシフトにクルーズコントロールまで装備されています。

 

ラゲッジスペース(荷台)

ラゲッジスペースを見ていきましょう。

ホンダN-ONE 内装 ラゲッジルームやはりあまり広くはないですね。

ただ、座席を倒せば広く使えます。5:5式分割可能式でシートアレンジも豊富です。
ホンダN-ONE 内装 ラゲッジルームホンダN-ONE 内装 ラゲッジルームこのレバーで座面を引き出すことが出来ます。
ホンダN-ONE 内装 後部座席 座面
これだけの広さがあれば少し大きなものも積めますよね。

ホンダN-ONE 内装 後部座席ホンダN-ONE 内装 後部座席Nシリーズに共通しているのですが、小さいなりに工夫があると思います。

内装に関して良し悪しはあると思いますが、全て完璧とはいきませんからね。
でも軽自動車の内装の進化には毎回驚かされるばかりです。

収納

軽自動車は収納が多く機能的であると最近の試乗を通して感じていました。

ホンダN-ONE 内装 ハンドル周辺N-ONEに限らず、Nシリーズの収納は他のメーカーの軽自動車と比べると少ないと思います。

グローブボックス

ホンダN-ONE 内装 グローブボックス開閉前と開閉後
ホンダN-ONE 内装 グローブボックスステアリング下にもちょっとしたスペースがあります。
ホンダN-ONE 内装 収納 
エアコンスイッチ下にあるセンターポケット
ホンダN-ONE 内装 収納更にその下にはセンターロアボックス
ホンダN-ONE 内装 収納横にはコンビニフックで目的に応じて何かをかけることが可能
ホンダN-ONE 内装 コンビニフック運転席のドアポケット
ホンダN-ONE 内装 収納 運転席ドアポケット後部座席のドアポケット
ホンダN-ONE 内装 収納 後部座席ドアポケットこうして見ると蓋で覆うことが出来る収納はグローブボックスくらいですね。

ドリンクホルダーもプッシュ式ではなく、そのまま置けるタイプです。
ホンダN-ONE ドリンクホルダーホンダN-ONE 内装 ドリンクホルダー他には運転席と助手席の後ろ側にポケットがあります。
ホンダN-ONE 内装 シートポケット収納に関しては、大きな工夫は見られないですね・・・。必要最小限という感じです。

他のメーカーはもう少し工夫なり使いやすさがあるような気がしました。
例えば、ティッシュボックスが入るスペースとか、後部席の下に傘や靴が入るスペースとか・・・・。

 

それではいよいよ試乗!ローダウンの乗り心地はどう?

さて、それではいよいよ試乗です。

せっかくなのでターボモデルとNAモデルを乗り比べた見ようと思います。

ターボモデル試乗

まず、私が試乗したのはプレミアムツアラー ローダウン。ターボモデルです。
ホンダN-ONE 外観ターボエンジンモデルになります。

エンジンをスタートしてみると軽自動車特有の音と多少の振動が入ってきます。

この辺は普通に軽自動車と言う感じでしょう。

なお、ターボエンジンモデルにはアイドリングストップ機能がつきません。

 

まず、シフトをDにいれてアクセルを軽く踏みだして道路へと出ていきます。

ディーラーから出る際に段差があったのですが、ここを超えた感触ですとボディ剛性はなかなか悪くない感じです。

流れに乗るべくアクセルを強めに踏んでみます。
車両重量が軽めなこともあり思った以上に軽快に加速してくれます。

また、低回転のうちから結構なトルクを感じる部分も私的には気に入りました。

他社メーカーの軽自動車にあるような少し踏んだだけで無駄にグンと進むようなこともなく、極めて自然に加速していくのはなかなかいいです。

静粛性に関して言えば、加速すればエンジン音は車内に入ってきますが、これは仕方ないかと思います。

ロードノイズもまずまずという感じ。昔の軽自動車に比べたら断然いいのですが、最近の軽自動車と比べたら普通かな。

あと、試乗の前に口コミをチェックしていたら「ブレーキに遊びが多い」という声がありましたが、私としては特に気になりませんでした

やっぱり口コミよりも自分で乗って確かめるほうが確実ですね!

乗り心地は最初に感じたボディ剛性の良さもあり、少しの段差くらいではショックはありません。

アルミホイールが15インチということもあるのでしょうか。

ステアリングも軽すぎることがなく、運転をしているという感覚を楽しめる1台だという印象でした。

NAエンジン試乗

次にNAエンジンモデルに行きましょう。

ローダウンと通常モデルの比較がしたかったのですが、伺ったディーラーの試乗車はどれもローダウン。

売り出したいんでしょうね。。。

スタッフに「ローダウンじゃないモデルの試乗車は無いですか?」と聞いたところ営業スタッフ個人の車を貸していただけました(汗)

ホンダN-ONE 外観ローダウンと乗り心地は違うのか気になるところです!

 

NAエンジンモデルにはアイドリングストップ機能があります。

基本的な乗り心地、走行性能みたいなものに大きな差は感じないように思います。

ターボエンジンモデルで硬さを感じましたが、標準モデルも同様に硬めです。

ターボエンジンモデルと同じ感覚でアクセルを踏んだのですが、中速くらいまではほとんど差がわかりません

少し加速して中速以降になった時にターボエンジンモデルの方が加速力は上に思えます。

でも他社の軽自動車のターボエンジンモデルとNAエンジンモデルほどの差はないようにも思えました。

それだけにホンダのNAエンジンモデルの性能が良いということでしょうか?
これだったらNAエンジンモデルでも十分かなと思える走行性能です。

ローダウンとの違いと言えばカーブを曲がった時の安定感でしょうか。

ロールに関しては先に試乗をしたローダウンよりも大きめの印象です。

一緒に試乗した営業スタッフの方もカーブでローダウンとの差は感じると話していました。

この辺はローダウンが10mmほどダウンしたサスペンション、あとはルーフの高さを55mmさげたことで重心が下がっていることにもあると話していました。

高速道路を走行した際はどうですか?と聞いてみたところ、やはり高速での安定感にも差があるそうです

やはり全高の低いローダウンの方が横風の影響は受けないとも話してくれました。

試乗で感じた大きな差と言えばこのくらいなので、価格差などを考えたらNAエンジンモデルで良いかも知れませんね。

でも高速を運転する機会が多かったり加速を楽しみたい方ですとローダウンのターボエンジンモデルという感じになるでしょう。

実燃費を計測してみました!

カタログ値もモデル&グレードにより違いがあります。

グレードごとのカタログ燃費は以下のとおり。

グレード燃費 FF燃費 4WD
G、G・Lパッケージ、G・ローダウン28.4km/l25.8km/l
Tourer(ターボ)25.8km/l24.0km/l
プレミアム28.4km/l25.8km/l
プレミアムツアラー(ターボ)23.8km/l23.0km/l
プレミアムツアラーローダウン(ターボ)23.6km/lなし

 

営業スタッフさんに実燃費はどのくらいいなるのか聞いてみたところ「マイナス2~3割くらい」とのことでした。

つまり、Gなら19km/l以上は出るのか?

そう言われていたものの、試乗するならやっぱりどのくらいの燃費か試してみたい!

で、コッソリ計測した結果がコレ。

G・ローダウン(NAエンジンモデル)

ホンダN-ONE 内装 メーター11.7km/l

プレミアムツアラー ローダウン(ターボエンジンモデル)

15・5km/l

 

( ゚д゚) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシゴシ

(# ゚Д゚)

燃費ワルー!!!!

 

まぁ、試乗でしたし、アクセルワークも気を使わなかったからかな?

家に帰って試乗レポートなどを見てみると、カタログ値の65~70%くらいはありました。

Gなら18km/l、ターボなら15km/lくらいはいくと思います。

 

総額はおいくら万円?見積書をもらいました

N-ONEの車両本体価格は下は1,185,000円から上は1,698,000までと幅広いです。

まず、見積書を作成するための車種に迷います・・・。

意外と後からこっちのグレードが良かった!なんてことも出るのですが、今回は3グレード分作成して来ました。

プレミアムのターボエンジンモデルのプレミアムツアラー
ホンダN-ONE 見積書2,202,154円

ローダウンですと車両本体価格分として4万円程度アップするイメージです。

スタンダードのNAエンジンモデルのG・ローダウン
ホンダN-ONE 見積書1,964,854円

 

プレミアムのNAエンジンモデルのPremium

ホンダN-ONE 見積書1,876,490円

やはりプレミアムの中でもターボエンジンモデルはかなり高値ですね

NAエンジンモデルにしても190万円近くで、もうすぐ200万円に届きそうな金額(汗)

N-ONEの値引きとしてはディーラー側が出してきた金額は8万円でしたが、目標金額の相場としては15万円程度という情報も

ディーラー独自のキャンペーンでナビゲーションサービスやオプション8万円割引なども見かけます。
でも商談した雰囲気ですと、ホンダは他の軽自動車メーカーよりは数字が出やすいように感じました。

総評。N-ONEは買いなの?

ホンダN-ONE 外観 フロント値段が少し高めであることがネックです。

良い車かも知れないのですが、試乗段階では「ここまで値段を出せる車なのか?」というのが率直な意見です。

ダイハツやスズキの軽自動車の方が幾分安めの価格になります。

でも乗り続けて行くことでこの値段相応の良さが見つかるのでしょう。

ホンダの営業スタッフもNシリーズの質の高さには絶対なる自信を持っていました

納車時期に関してもモデル、グレード間で大きな差もなく1か月程度あれば可能だとのことです。

ボディカラー次第では少し遅れる場合もあるようですが、極端な差は出ていないようですね。

N-ONEは国内の軽自動車の中では斬新さのある外観ですし、自分好みのカラーアレンジも可能です。

そう言った意味ではあまり誰かと被ることを好まないオリジナリティを追及したい方にはたまらないのではないでしょうか?

 

ラゲッジルームの広さや室内の広さはスーパーハイト系ワゴンには負けてしまいます。

でもそこは車のコンセプトの違いになります。

Nシリーズの中では一番運転している感覚を楽しむことが出来る車だと思いました。

走行性を重視される方にはN-ONEが一番オススメです。

でもこの辺はNシリーズの4種類をそれぞれ乗り比べてみると良いでしょうね。

軽自動車とは言え、その車種ならではの感覚があるので発見も多くあるように思います。

 

タイプ別に軽自動車を比較ランキングしたので参考にして下さい。

→軽自動車人気ランキング!人気度や燃費、デザインでタイプ分けしました

 

スポンサーリンク

え、そんなに高く売れるの?下取りで10万だった車が・・・

車を買い換えるときに、ディーラー下取りに出すと 損する可能性が高い です。

下取りではなく、買取専門店に売るほうが断然いいのです。

ぴょん吉の愛車であるセレナ(10年落ち12万キロ)を査定したところ、28万円の値段がつきました。
ちなみに、下取り価格は10万円でした。

無料で最大10社から一括査定が受けられるので、買い替えを検討しているなら査定依頼してみてください。

申込みは1分で終わりますよ。

\52万円UPした人もいます。/

 

【知らないと損?誰でも簡単にできる値引き交渉術3つ】

kaerukotira
値引交渉が苦手な方も簡単にできて大幅値引きが期待できます。

あなたも知らないディーラーのカラクリを暴いて安く買い換えちゃいましょう!

→誰でもできる値引交渉テク3つ

 

 

関連記事

おすすめ記事一覧

1

車を安く買うには値引交渉が必須です。 でも、相手もプロなのでなかなかうまく行かない人もいるでしょう。 そこで、誰でも簡単にできて、大幅値引きが期待できる交渉術3つを伝授します。 値引交渉が苦手な方もで ...

2

恥ずかしい話ですが、はじめて残クレが出た頃に 「毎月の支払いが楽になる♪」という甘い言葉に引っかかり、残クレで新車を買いました。   メリットばかりに気を取られ、デメリットをしっかりと確認し ...

中古車の選び方 3

中古車を販売しているのは、ディーラーや専門店が思い浮かびますね。 最近はネットでも買えるようになりました。 ヤフオクなどの個人間オークションなどでも取引されています。 ただ、中古車というのは前に乗って ...

-NONE, 試乗レポート

Copyright© 車値引き交渉の凄テク。ぴょん吉の車乗り換え徹底ガイド , 2023 All Rights Reserved.