車を売るときって、カーナビをどうすればいいのか迷いますよね。
この記事では
- 車を売る時、カーナビは付けたまま売ればいいのか
- カーナビ内のデータは初期化した方がいいのか
- カーナビを売る時の注意点
などをお伝えしていきます。
気を付けないと車の査定額が下がってしまうかもしれないので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
車を下取りに出す時は、カーナビを取り外した方がいいの?
- 純正ナビ
- ディーラーオプションナビ
- 社外ナビ
純正ナビは価値が高いのでそのまま
純正ナビの場合は、絶対に取り外さないようにしましょう。
というのも、純正ナビを取り外しても何も良いことがないからです。
- 車を売るときは、なるべく購入時のままの状態が望ましい
→純正ナビを取り外すと査定額が下がる
- 純正ナビは、その車専用のカーナビ
→取り外したとしても他の車への流用は難しい - 純正ナビは配線が複雑
→無理に取り外そうとすると断線し、エアコンなどが動作しなくなる恐れがある
ディーラーオプションナビは場合による
純正ナビとは違い、ディーラーオプションナビの場合は一考の余地ありです。
さて、このディーラーオプションナビですが、純正ナビほど価値が高くありません。
しかも傷が付いていたり、古い型の場合は査定額に一切影響しないこともあり得ます。
そのため、カーナビを次の車に流用したい場合は、取り外してから車を売るというのもアリです。
社外ナビは取り外した方が良い
オートバックスなどで購入できる社外ナビ。
社外ナビはディーラーオプションナビよりも価値が低いです。
そのため、可能なら取り外して、次の車へ流用した方が良いでしょう。
ただし先ほど述べたように、取り外す際はインテリアに傷が付かないよう注意してくださいね。
面倒ならそのまま車ごと売ってしまおう
- カーナビは日々進化している
- 「カーナビを取り外す」という作業はリスクが大きい
カーナビの規格は進化している
出典:Wikipedia
ずっと古いカーナビを使っていると、サポートが終了してアップデートができなくなる可能性があります。
アップデートができなくなると、いつまでも古い地図データのままです。
上記の査定基準を見ると、年数が経つごとに加算される点数が低くなっているのが分かります。
従って、
「カーナビの価値が下がらないうちに車と一緒に売ってしまい、最新モデルのカーナビに買い替える」
という方法が、賢くカーナビを使い続けるコツなのです。
カーナビの取り外しにはお金と時間がかかる
また、お金がかかるからと言って自分で取り外すのもオススメしません。
くどいようですが、車に傷が付く可能性がありますし、何より時間がかかります。
カーナビの取り外し方
ここまで読んでも、
「でもやっぱりカーナビを取り外したい!」
という意思の固いあなたのために、ここからはカーナビを取り外す方法を紹介していきます。
取り外す方法は主に以下の2つ。
- 業者に頼む
- 自分で外す
業者には、なるべく無料で取り外してもらおう
オススメは業者に頼む方法です。
カーナビの取り外しにはインパネ等の分解作業も伴います。
聞いただけで嫌になりますよね。
それなら初めから業者に任せてしまいましょう。
例えば車買取店で車を売る場合、
という感じで、「契約してあげる代わりに無料にして」と頼んでみましょう。
買取店側も、
と気持ちが緩むハズです。
自分で取り外す場合は細心の注意を
自分でカーナビを取り外したいなら、断線や感電に充分注意しましょう。
どのようなカーナビかによって取り外し方が異なりますが、一例として下の動画を紹介します。
カーナビを売る時の注意点
ひょっとすると思わぬトラブルに見舞われてしまうかもしれないので、要チェックですよ。
データを初期化してから売ろう
カーナビに自宅の場所や友人宅の場所を登録している人は多いでしょう。
そのような個人情報を残したまま売ってしまい、次の所有者に自宅の場所を知られてしまったら…。
なんて考えると、ちょっと怖いですよね。
不要なトラブルを防ぐためにも、カーナビ内のデータは必ず初期化してから売りましょう。
ちなみにカーナビ内にデータが残っていても、査定額には一切影響しません。
また、データ初期化をディーラー店などに頼んだ場合も、手数料は取られないので安心してくださいね。
音楽データの移行はできないので注意
カーナビに音楽データを取り込み、ドライブ中に音楽を楽しんでいる人に知っておいてほしいことがあります。
それは、「音楽データは次のカーナビでまた入れ直さないといけない」ということ。
音楽データはカーナビの中に入っているので、カーナビごと取り外せば、当然次の車でも音楽は聴けます。
また、音楽データの移行はできなくても消去はできるので、気になる人は個人情報といっしょに消しておきましょう。
その他気を付けたいこと
カーオーディオも下取り時の査定に影響するの?
出典:Wikipedia
音楽を聴くことに特化しており、カーナビのように地図は表示されません。
このカーオーディオですが、純正品であればカーナビのように価値のあるものなのでしょうか。
再度、日本自動車査定協会(JAAI)の査定基準を見てみましょう。
カーオーディオを売りたい場合は車買取店ではなく、「アップガレージ」などの専門店に売りに行くと良いでしょう。
まとめ
車を売るときのカーナビの取り扱い方法について解説してきました。
最後に、大事な点をまとめますね。
- 純正ナビなら車ごと売ってしまおう
- ディーラーオプションナビは純正ナビより価値が低いので、売るか売らないかよく考えよう
- 社外ナビはディーラーオプションナビより価値が低いので、可能なら売らずに取り外そう
- とはいえ、面倒ならそのまま車ごと売ってしまってOK
- カーナビを取り外す場合は、なるべく業者に頼もう
- カーナビを売るときは、データを初期化してから売ろう
- カーオーディオは、全く査定額に影響しない
個人的には、細かいことは考えずに車ごとカーナビを売った方が良いと思いました。
なぜならカーナビを取り外す際に、とても労力やコストがかかるからです。
「車+カーナビ」を売り、そのお金で新しいカーナビを購入した方が建設的でしょう。
常に最新のカーナビを使い続けられるというメリットも享受できますしね。