レガシィ・アウトバックに試乗してきました!
これまでに展開されていたツーリングワゴンは現行モデルである6代目にて消滅しました。
ワゴンタイプとして残ったのはこのアウトバックのラインナップのみとなっています。
ではまずエクステリアから見て行きましょう。
~エクステリア編~重厚感と高級感を併せ持つスバル最高峰のSUV
こちらが試乗車のレガシィ・アウトバックLimitedです。
カラーはタングステン・メタリックというグレーのようなシルバーのような・・・そんな色合いです。
グレードはレガシィアウトバックとレガシィアウトバックリミテッドの2グレード展開というシンプルさ。
エンジンはどちらもAWDのNA2500ccのみです。
ベースグレードは3,132,000円~
上級グレードのLimitedが3,402,000円~
価格差にして27万円です。
主な装備の違いですが、タイヤ&アルミホイールのサイズ、サスペンション、内外装の質感が変わるそうです。
レガシィ・アウトバックはクロスオーバーSUVタイプで車高が高めです。
レガシィB4が近くにあったので比較してみましょう!
こちらがレガシィアウトバックです。
こちらが5代目のレガシィB4です。
比較してみると高さの差を感じるのではないでしょうか?
こうして見てみるとSUBARU車の中でも高級車を感じさせるエクステリアです。
フロント下部にメタル調のパーツがついているのはLimitedのみです。
ベースグレードになると、この部分は無塗装になります。
グリル部分はこんな感じです。
ヘッドライトとフォグランプを点灯させてみましょう。
今では当たり前になってきたLEDのヘッドライトですね。
ウィンカーも出してみました。
ヘッドライトの下部にオレンジ色が光る形です。
フォグランプもただポンとついているだけじゃなく、メッキに囲まれています。
サイドから見てみましょう。
メッキが使われて高級感をさりげなく演出していますね。
切削光輝+ブラック塗装がされた、18インチのアルミホイールの存在感はバッチリです。
近くで見るとドアの下のメッキ部分にOUTBACKの文字が入っています。
こういうのが入っていると更に高級感がアップするな~と思いますね。
なかなか細部にもこだわっていることがわかります。
リアスタイルも見て行きましょう。
角ばった感じはなく、丸みを帯びたラインで柔らかさを出しています。
フロント同様、リアにもメタル調のパーツがついていることで一体感が出来ています。
リアのポジションライトです。
走行中に急ブレーキを検知すると、ハザードランプが高速で点滅してくれるそうです。
ベースグレードの現車がないので、あくまでもカタログでの比較になりますがLimitedの方が良いですね。
実際に並べて比較したいくらいです。
でも27万円の差であれば出来ればLimitedを選んだほうが満足は出来そうな気がしました。
~インテリア編~洗練されたクオリティに抜群の利便性
エクステリアを見た後はインテリアです。
どんな感じでしょう?
ドアを開けてみるとSUBARUのロゴが入ったプレートがあります。
光るものではありませんが、存在感は出ていますね。
まずは運転席から見て行きましょう。
本革巻きステアリングです。
右側にあるスイッチはとても機能的!
シフトも本革巻きです。
やはりアウトバックくらいになると高級感があるな~と感じながら見て行きます。
インテリアカラーはブラックで、シート材質は本革!
やや厚みのある本革に感じたので、経年劣化に伴う皺や破れがどの程度になるのかが心配です。
シートヒーターの装備もされており、寒さ対策も出来ています。
運転席10WAY、助手席WAYのパワーシートが標準装備です。
後部座席も思った以上に足元が広く、居住空間にも優れています。
アームレストつきです。
後ろから前を見ても視界が開けていて気持ちいいくらい!
何処の座席に座っても満足できそうですね。
ラゲッジルームも広々としていて色んなものが積めます。
後部席を倒せばこんなに広くなりますよく!
パワーバックドアが標準装備されていました。ボタン1つで止めたり動かしたりすることも出来ます。
レガシィ・アウトバックのメーターがまたカッコイイです。
大型マルチインフォメーションディスプレイ付きメーターです。
横から見てみると突出したような形状になっていますね。
レガシィ・アウトバックのメーターですが、ブルーを基本にメータリングの照明を10色から選択可能です。
アイサイト警告時にはレッド、シフトのマニュアルモード選択時にはオレンジにと自動に切り替わります。
エアコンからナビゲーションにかけてのラインです。
ピアノブラック加飾がされています。
エアコン部分を拡大してみます。
タッチセンサー式ではなく、ダイヤル式のオートエアコンです。
ドアの部分に目線を持っていくとドアパネルの上にボタンを発見!
シートのポジションメモリーでした。夫婦で運転する場合は体格差があるのでいちいちシートポジションを合わせるのが面倒ですからこの装備は結構便利かも。
最近はトヨタのアルファードやハリアーなどには標準装備されていますね。
インテリアの装備は様々なものがあって申し分ないです。
収納はどう?
収納も見て行きましょう。
ダッシュボード
センターコンソールボックスです。
開けてみると小分けできるトレイがついていますが、深さがあまりありません。
トレイは取り外しが可能ですので、必要に応じた使い分けが可能。
収納については特段多くも少なくもない印象です。
車内が広いので特に困ることも無いでしょう。
~試乗編~加速やパワー、乗り心地はどうなのか?
さて、外観と内装をしっかり見たのでいよいよ試乗です。
プッシュエンジンスイッチを押してスタートさせます。
これまでのモデルのレガシィですと、スタートすると心地良いスバルサウンドが広がりました。
でもここは高級車ならではの音というか・・・静かめのスタートです。
電動ブレーキも標準装備です。
停止した時にボタン1つで楽々ですよね。
走ってみた乾燥を一言で言えば「ゆっくり静かに流す」こんな言葉がしっくり来るでしょうか。
低速~中速までの安定感が良く、スーッとじわりじわりと上がっていくような感じです。
アクセルをガッと踏んでみて、中速以降になると多少のノイズは入ってきますが、普通に走ってる分には気になりません。
爆発的な加速はあまり感じませんが、コンセプトが違うのでその辺は納得できます。
大人らしい上品に走りたいという方には良い車ではないでしょうか?
60タイヤの恩恵もあると思いますが、乗り心地にフラットさを感じます。
一緒に同乗していた家族の評判も良く、特に静粛性を褒めていました。
長距離移動の場面でも皆が疲れを感じずに快適に乗っていられそうな気がしました。
また、スバルの代表的な装備といえばアイサイト!
ステレオカメラで前方を監視してくれて、人や車、障害物を認識し、必要に応じて自動ブレーキなどの制御を行う運転システムです。
何も無いのが一番ですが、こう言った装備が標準とされているのも安心とされるポイントです。
~燃費編~実燃費はどのくらい?
JC08モードは14.6km/lですが、まずその数字は出ません。
担当営業の話によると市街地の走行で大体9km/l前後、高速走行になると11km/l前後くらいとのことです。
JC08モードに近い数字を出すとなると、平坦な道路や下りの道でもないと出なそうですね。
実燃費はカタログの6割~8割なんて話もありますが、レガシィアウトバックもだいたいそのくらいの燃費になりそうです。
~価格編~総額はいくらになるのか?
見積書を作成しました。
車両本体価格表を頂いたので、そちらを確認した上でやはりLimitedかなと思いました。
※クリックで大きくなります
4,358,190円
想定はしていましたが、やはり良いお値段ですね。
付属品で54万円はちょっと高いですかね・・・。
予算に応じて削っていけばもうちょっと安くなるかな。
あと、見落としがちな諸費用。こちらが33万円かかっています。
オプションと諸費用で87万円もかかっていますね・・・。
値引きはどこまで出来るのか?
値引きについて聞いてみましたが、出された金額は15万円・・・。
他社ディーラーで強気な値引き数字を何度か聞いてきたせいか、私には良心的に思えました。
雑誌などで目標値引き額を調べてみたところ、車両本体価格から27万円は狙えるとのこと。
オプションを含めて総額から35万円値引きに成功した方もいるようです。
交渉のポイントとしては、ホンダジェイドやオデッセイとの競合がいいでしょう。
また、タイプはちょっと違いますが、エクストレイルやハリアーとの競合も効果的です。
自分が迷っている車種があれば、ディーラーで話をして出方を伺いながらうまく交渉しましょう。
レガシィ・アウトバックは買いか?~総評~
高級感があり、安定した走りを感じることが出来る車です。
室内も広くファミリー層にもおすすめです。
ただレヴォーグやS4あたりと乗り比べてしまうとガンガン走れる車ではないようです。
実はレガシィ・アウトバックですが10月にビッグマイナーが入るそうです。
今から購入するとなるとマイナー後のモデルを購入することになるので、納車は2015年度中に何とかなるか?の状態とのことでした。
ビッグマイナーチェンジ後の詳しい内容についてはまだ公式発表がないので何とも言えません。
インターネットなどで調べてみると、ターボグレードが追加されるなんて出てきています。
どうなるか分かりませんが、2500ccのターボグレードが追加されたら早い車になりそうですね・・・。
過去には3600ccエンジンもありましたが、それはあまり需要がなかったのか廃止になっています。
自動車税も高額になりますし、燃費の悪さもあったのかと思います。
2015年10月の東京モーターショーで実車を確認出来ると担当営業から聞いたので、気になる方は一足お先に確認してみても良いかと思います。