ハリアーはトヨタの高級クロスオーバーSUV。
街乗り志向で高級感があるSUVの先駆けとして、圧倒的なブランド力で人気を博しています。
そんなハリアーを購入するにあたって、最も気になるのは「いくらで買えるのか?」ということ。
お察しのとおりで最も高いグレードだと、定価は400万円以上。
ってことで、この記事では以下のような疑問にお答えします。
- ハリアーの値引きってどのくらい?
- ハリアーのライバル車ってどれが良いの?
購入の参考にしてみてください。
2019年ハリアーの値引き相場
では、早速ハリアーの値引き相場を見ていきましょう。
その前に、「そもそも値引きの方法がわからない」って方もいると思います。
値引きの基本については、以下の記事をご覧ください。
新車値引き交渉術のすべて。ディーラーの裏事情を知って攻略せよ!
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この記事を読めば、
- 商談の進め方
- 値引きを引き出す方法
といった基本的なことが一通りわかります。
平均は約21万円
以下は、ハリアーの値引き相場をグラフ化したものです(2018年9月から1年分を参照)。
データ出典:価格.com
車両本体は0~45万円、オプションは0~30万円ぐらいの範囲で分布しています。
また、それぞれの平均値は車両本体が21万円、オプションが8万円ぐらいです。
一般に新車の値引き額は、「車両本体価格の10%ぐらい」と言われています。
ハリアーの車両本体価格は300万~460万円と、かなり幅があります。
最も安い300万円で考えても、値引き額は30万円ぐらいになる訳です。
でも、車両値引き額の平均値は21万円で10%未満。
残念ながら値引き額としては少ないです。
ハリアーの値引きは渋い
それでは、どうしてハリアーの値引きは少ないのでしょうか。
値引き額をアップさせるチャンスは、全くないのでしょうか。
ここでは、そんな疑問にお答えします。
人気があるので、値引かれない
ハリアーは人気の車です。
高級クロスオーバーSUVの先駆けとして絶大なブランド力を持ち、国内のみならず海外でも人気があります。
中古が海外に輸出されているんです。
ともかく、それだけ乗りたい人がたくさんいるということで、値引き額も少ないんですね。
モデルチェンジ前の今はチャンス
いえいえ、実はそうとも言い切れないんですよ。
値引きが全く期待できない、という訳でもないんです。
ハリアーは、2020年5月にモデルチェンジすると言われています。
なので、現行モデルを在庫処分するのに、値引き額がアップするかもしれません。
また、2019年10月から消費税が10%に上がります。
消費税の値上げ直後は需要が落ち込みがちなので、逆に値引きをがんばってくれるかもしれません。
リセールバリューを考慮して買うなら
将来、ハリアーを買取に出すつもりで買うなら、以下のようなスペックが有利です。
【ボディーカラー】
ホワイトパールクリスタルシャイン |
ブラック |
出典:ハリアー公式サイト
【オプション】
電動ムーンルーフ |
純正ナビ |
出典:ハリアー公式サイト
さらに海外に輸出する場合は、ハイブリッド車よりもガソリン車の方が歓迎されます。
国によっては技術の面から、ハイブリッド車は敬遠されがちなんです。
とはいえ、ハリアーは10年落ちでも値が付きやすい車として、知られています。
高級SUVの先駆けとして築き上げてきたブランド力は、伊達ではありません。
ハリアーのライバルは?
「ライバル車を引き合いに出す」のは、値引きの基本テクニックです。
ライバル車の見積もりを提示するだけでも、値引き額に影響することもあります。
ここではハリアーのライバル車としてどんな車を選ぶと良いのか、紹介します。
トヨタ RAV4やマツダ CX-5が定番
ハリアーのライバル車は以下の2つが定番。
- トヨタ RAV4
- マツダ CX-5
それぞれどんな車なのか、簡単に説明しましょう。
トヨタ RAV4
出典:RAV4公式サイト
RAV4は1990年代後半のRVブームで生まれた、歴史が長い車です。
2019年4月に最新モデルが出たばかりなのですが、大人気で納車も2~3ヶ月待ちという状況。
ハリアーより価格が安い上に、先進安全装備も最新版で、ライバルとして強力な存在感を放っています。
ハリアーと同じトヨペット系列で販売していることもあり、一緒に見積もりを取る人が多いです。
マツダ CX-5
出典:CX-5公式サイト
2012年に登場し、現行モデルは2代目。
クリーンディーゼルターボ搭載車は、パワフルかつリーズナブルな走りで人気があります。
走行性能以外に内装なども全体的にスポーティーで、「走る楽しさ」を求める人には魅力的な1台です。
スペック的にもハリアーと似ているので、候補として見積もりを取る人が結構います。
...と、ハリアーのライバル車はこんな感じです。
他社のライバル車はCX-5だけと、とてもシンプル。
その他、スバル フォレスターや日産 エクストレイルを候補に入れる人もいます。
興味があるなら、そちらを検討してみるのも良いでしょう。
ただ、ライバル車の見積もりがたくさんあっても、必ず値引きにつながる訳ではありません。
特に見積もりを提示しなくても、ライバル車の「○○が魅力的で迷っている」などと話すだけでも効果はあります。
ディーラー統合で競合できない?
トヨタは2020年5月から、現在4系列に分かれているディーラーを1つに統合する予定です。
具体的には、下図のようになります。
ただし、東京エリアだけは1年前倒しで、2019年4月から統合を始めています。
このため、東京エリアではディーラー同士で競合させて、値引きを引き出す方法が使えなくなりました。
でも、西東京カローラ、ネッツトヨタ多摩、ネッツトヨタ東都は別資本のままなんです。
別資本でも取り扱い車種は全車種に拡大しているんです。
なので、前述した3つのディーラーは、統合してできたトヨタモビリティと競合させることができます。
また、他のエリアについても、東京と同様の流れになると言われています。
そうですね。
ただ、まだ確定した話ではないので、今後の動向に注意しましょう。
値引きにこだわりすぎない
買う側としては、値引きが多いに越したことはありません。
車は安い買い物ではありませんので、なおさらです。
でも、だからと言って、値引きを前面に打ち出しすぎるのはNG。
ここではディーラーとの関わり方についてお伝えします。
車との付き合い=ディーラーとの付き合い
食べ物などの買い物と異なり、車は買って終わりではありません。
安心安全に走り続けるには、購入後も定期的なメンテナンスが必要です。
そのメンテナンスは、ディーラーに依頼することがほとんどでしょう。
つまり、買った後もディーラーとの付き合いが続くんです。
なので、強引な値引きで、ディーラーとの関係を悪くするのは得策ではありません。
ディーラーとの関係が良好だと、メンテナンス以外にも色々とお願いしやすいです。
営業マンも人間ですから、良いなと思ったお客は大事にします。
そして、なによりその方がお互いに楽しいです。
まとめ
最後にハリアーの値引きについて、まとめます。
【ハリアーの平均値引き額】
(※データ参照期間:2018年9月~2019年9月)
- 車両本体:21.6万円
- オプション:8.8万円
【ハリアーのライバル車】
- トヨタ RAV4
- マツダ CX-5
ハリアーの値引きは、それほど多くありません。
とはいえ、現在ハリアーは発売から間もないRAV4に押され気味だとも言われています。
これはある意味チャンスです。
営業マンに揺さぶりをかける材料として利用できます。
例えば、RAV4と迷いつつも「がんばってくれるなら、ハリアーにしたい」という感じで伝えるのです。
ただ、ディーラーとの関係もありますので、値引きは無理のない範囲でほどほどに。