燃費の良さが人気のトヨタ・プリウス。
実はオプションがとても多いんです。
自由にカスタムができるのも、人気の秘密なんですね。
しかしオプションの数が多すぎると、どれを選べばいいか迷うんですよね。
契約時にしかつけられないオプションもあるので、納車後に後悔したくないし…。
また予算オーバーにならないよう、本当に必要なものだけをつけたいですよね。
そこで、プリウスのおすすめオプションを厳選しました。
「プリウスのオプションは何があるの?」
「どのオプションをつけるのが正解?」
と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
プリウスのオプション選びの基礎知識
プリウスのオプションを選ぶとき、知っておくべき基礎知識は
- オプションの種類
- プリウスのグレード
の2点です。
詳しく見ていきましょう。
オプションには「メーカー」と「ディーラー」がある
オプションには、
- 契約時のみ注文できるメーカーオプション
- 納車後でも注文できるディーラーオプション
の2種類があります。
メーカーオプションとは
メーカーオプションは、車を工場で生産するときに取り付けます。
そのため車を生産する前、つまり契約時に注文する必要があります。
たとえば
- 埋め込み式カーナビ
- サンルーフ
- 予防安全装備
など、車が完成したあとでは取付が難しいものはメーカーオプションです。
しかし契約時にしか注文できず、注文後のキャンセルもできないことがほとんど。
メーカーオプションは慎重に選びたいですね。
ディーラーオプションとは
ディーラーオプションは、工場から車が出荷されたあとにディーラー(=販売店)で取り付けます。
そのため納車後でも注文・取付が可能です。
たとえば
- 外装用のカスタムパーツ
- 高級フロアマット
- インテリアパネル
など、車の完成後でも取付できるものはディーラーオプションです。
実際に車を使い始めてから
「あのオプション、やっぱり欲しいなぁ」
と思ったときに注文できるのが嬉しいですね。
ただしディーラーオプションには、モデルチェンジや販売終了のリスクもあります。
「いつでもつけられるからいいや」
と気長に構えていると、取付できない場合があるので注意しましょう。
オプション選びの要!プリウスのグレードは全7種類
車はグレードによって標準装備が異なります。
上位グレードには標準装備でも、ベーシックグレードではオプション扱いという装備も。
グレードは、オプション選びに影響するんですね。
プリウスのグレードは全7種類。
グレード名 | グレードの特徴 | 価格 |
E | シンプル | 2,518,560~ |
S | ベーシック | 2,565,000~ |
S ツーリングセレクション | Sのスポーティーモデル | 2,732,400~ |
A | 上位グレード | 2,842,560~ |
A ツーリングセレクション | Aのスポーティーモデル | 3,006,720~ |
Aプレミアム | 最上位グレード | 3,175,200~ |
Aプレミアム ツーリングセレクション | Aプレミアムのスポーティーモデル | 3,284,280~ |
シンプルなグレードのEは、標準装備だけでなく、取付可能なオプションも限られています。
たとえばメーカーオプションの
- スペアタイヤ
- チルト&スライド電動ムーンルーフ
- LEDフロントフォグランプ
は、Eのみ取付ができません。
一方、上位グレードにはオプションが標準装備されていることもあります。
たとえば予防安全装備の
- パーキングサポートブレーキ
は、E・S・Sツーリングセレクションでは28,080円のオプションです。
しかし、上位グレードのA・Aプレミアムには標準装備されています。
グレードを低くし、最低限ほしいオプションだけをつければ予算を抑えられます。
一方オプションを充実させたい場合は、思い切ってグレードを上げた方が得になることも。
また、グレードによって装備できるオプションも変わります。
絶対につけたいオプションを見極め、グレードを選ぶことが大切です。
プリウスのグレード選びについて詳しい記事はこちら。
新型プリウスで後悔しないグレード選びを伝授。違いはなに?
2018年12月17日に、4代目プリウスがマイナーチェンジしました。 今回の目立った大きな変更点は、エクステリアでしょう。 「それ以外は何が変わったの?」 「グレードは何がおすすめ?」 と悩む方もいる ...
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おすすめナビ&スピーカーオプション
オプションで多くの人が悩むカーナビ。
メーカーナビがいいのか、後付けナビがいいのか…。
ナビは安い買い物ではなく、運転の快適性にもかかわるので悩みますよね。
ここからは、
- 予算を抑えながら、必要なオプションを選べる後付けナビ
- 後付けナビにつけられるスピーカーオプション
をご紹介します。
【後付け】T-Connectナビ
■価格
- T-Connectナビ 7インチモデル:155,520円
- T-Connectナビ 9インチモデル:241,920円
■内容
後付け(=ディーラー)オプションのナビは、メーカーオプションのナビより安いのがメリットです。
ちなみにメーカーオプションナビの価格は
- A・Aツーリングセレクション:355,320円
- Aプレミアム・Aプレミアムセレクション:428,760円
とかなり高額。
また後付けナビは、価格・機能の選択肢が豊富です。
なかでもおすすめなのは「T-Connect」というサービス対応のナビ。
T-Connectは、
- ナビのマップ更新が最長5年間無料
- 専任オペレーターが、情報検索・ナビの目的地設定などをサポート
- ドアロックやハザード消し忘れなど、セキュリティ情報を通知
といった便利なサービスが受けられるシステムです。
ただし3年間は無料ですが、4年目からは年間12,960円の利用料がかかるので注意です。
専任オペレーターサービスのイメージ動画がこちら。
話しかけるだけで、オペレーターが対応。
お店検索・ナビの目的地設定までしてくれます。
とても便利なサービスですよね。
T-Connectナビには
- 7インチモデル:155,520円
- 9インチモデル:241,920円
があります。
予算を抑えたい人には、7インチモデルがおすすめ。
しかし、スピーカーにこだわりたい人には9インチモデルがおすすめです。
9インチモデルがおすすめの理由については、次の章で説明しますね。
【後付け】T-Connectナビのスピーカーオプション
■価格
- プレミアムダブルツィーターシステム:99,360円
- ダブルツィーターシステム:54,000円
■内容
T-Connectナビには、スピーカーオプションがつけられます。
まるで目の前で演奏されているような、臨場感あふれる音楽が楽しめます。
実はどちらのスピーカーも、後付けの「T-Connectナビ 9インチモデル」にしかつけられません。
「高品質スピーカーは譲れない!」
という人は、ナビは9インチモデルを選びましょう。
【メーカー】ナビレディセット
■価格
- E・S・Sツーリングセレクション:32,400円
- A・Aツーリングセレクション・Aプレミアム・Aプレミアムツーリングセレクション:43,200円
■内容
後付けのディーラーオプションナビをつけたときに、
- 車庫入れなどに便利なバックカメラ
- ハンズフリー通話のステアリングスイッチ
- ナビの音声認識用ステアリングスイッチ
を使うためのセットです。
バックカメラは、車庫入れやバック運転時に便利な装備。
プリウスの低重心で流線的なフォルムは、デザイン性の良さ・燃費向上に役立っています。
一方で、運転席から後方が見づらいというデメリットも。
安全のためにもバックカメラはプリウスにつけておきたいオプションです。
またハンズフリー通話や、ナビの音声認識スイッチがステアリング(=ハンドル)についているのがとても便利。
運転中に携帯を手に持って通話していると、交通違反になります。
同じく運転中にナビの画面をのぞき込んだり、操作に没頭するのも交通違反です。
違反以前に、いずれも運転中は危険な動作ですよね。
ハンズフリー通話は、手がふさがらないので違反になりません。
またナビが音声を認識してくれると、操作のために前方不注意を起こすこともありません。
どちらのスイッチもハンドルから手を離さずに操作できるため、危険な運転を招きませんよね。
後付けナビには、安全のためにも
- バックカメラ
- ハンズフリー通話と音声認識のステアリングスイッチ
がついた、ナビレディセットをつけておくのがおすすめですよ。
おすすめ外装カスタムオプション
プリウスには、外装をカスタムできるオプションパーツが豊富です。
外装は、スタイリッシュ・エレガントなどのテーマ別に
- エアロ・スタイリング
- エレガント・スタイル
- MODELLISTA アイコニック・スタイル
- MODELLISTA エレガント・アイス・スタイル
- TRD アグレッシブ・スタイル
- TRD エアロ・ダイナミック・スタイル
と全6種類のカスタマイズカーが用意されています。
そして、それぞれのスタイルに応じた外装パーツがあります。
外装パーツのうち、
- お得な外装パーツのパッケージ
- 種類豊富なホイール
について、おすすめを解説します。
【後付け】外装パッケージ一覧
プリウスには、外装パーツがお得なセット価格になったパッケージがあります。
外装パーツって何個かまとめてつけた方が目立つし、全体のイメージがまとまるんですよね。
気に入ったカスタマイズカーがあれば、お得な外装パッケージがおすすめ。
外装パッケージのうち、単品で買うより安いのはこちらの5種類です。
1.エアロ・スタイリング「エアロパッケージ」
■価格:166,320円
■内容:単品で買うより12,960円お得
2.MODELLISTA アイコニック・スタイル「エアロキット」
■価格:(塗装済)196,560円、(素地)172,800円
■内容:単品で買うより(塗装済)16,200円、(素地)15,120円お得
3.MODELLISTA アイコニック・スタイル「ガーニッシュセット」
■価格:48,600円
■内容:単品で買うより4,320円お得
4.MODELLISTA エレガント・アイス・スタイル「エアロキット」
■価格:(塗装済)137,160円、(素地)114,480円
■内容:単品で買うより(塗装済)14,040円、(素地)11,880円お得
5.MODELLISTA エレガント・アイス・スタイル「ガーニッシュセット」
■価格:63,720円
■内容:単品で買うより5,400円お得
ただし、外装パッケージでも以下2種類はセット割引がないので注意してください。
1.TRD アグレッシブ・スタイル「エアロパーツセット(LED付)」
■価格:(塗装済)189,000円、(素地)179,280円
■内容:セット割引なし
2.TRD エアロ・ダイナミック・スタイルの「エアロパーツセット」
■価格:(塗装済)131,760円、(素地)122,040円
■内容:セット割引なし
【後付け】種類豊富なホイールオプション一覧
プリウスには、オプションのホイールが豊富に用意されています。
ホイールって、デザインやカラーで車のイメージをがらっと変えますよね。
また標準装備より頑丈・軽量なオプションホイールは、車の走行性やタイヤ寿命も向上させます。
おしゃれなアクセントカラーが選べるホイールから、人気のアルミホイールまで。
ホイールのオプション一覧をご紹介します。
ホイールアクセントピース
■価格
- 4個入り:4,968円
- 20個入り:24,840円
■内容
ホイールのカラー変更ができるピースです。
全ピース(20個入り)つけてカラーチェンジしてもOK。
各タイヤに1ピース(4個入り)つけて、アクセントカラーにしてもおしゃれです。
Sツーリングセレクション・Aツーリングセレクションのみ装着可能です。
BBS製ホイール
■価格
- 17インチアルミホイール(BBS製):246,240円
■内容
ドイツのBBS社のアルミホイールです。
頑丈・軽量なBBS製ホイールは、多くのレーシングカーがパフォーマンス向上のため取り入れるほど。
車の走行性を大幅にアップしてくれます。
Sツーリングセレクション・Aツーリングセレクションのみ装着可能です。
MODELLISTA社のアルミホイール
■価格
- 18インチ アルミホイール&タイヤセット:286,200円
- 17インチ アルミホイール&タイヤセット:189,000円
- 17インチ アルミホイールセット:124,200円
- 15インチ アルミホイールセット:52,920円
■価格
車のカスタマイズパーツブランドとして有名な、MODELLISTA社のホイール。
ブルーのセンターキャップが印象的です。
TRD社のアルミホイール
■価格
- 18インチ アルミホイール「TRD TF9」&タイヤセット:360,720円
- 17インチ アルミホイール:90,720円
- 15インチ アルミホイール:(左から)56,160円、49,680円、45,360円
■内容
スポーツカーのカスタムを多く手がけるTRD社のアルミホイールです。
軽快なデザインがかっこいいですよね。
おすすめ便利オプション
プリウスには、カーライフを便利にするオプションも豊富です。
なかでも
「これはつけておくと便利!」
というオプションをご紹介します。
【メーカー】アクセサリーコンセント
■価格
- S・Sツーリングセレクション・A・Aツーリングセレクション:43,200円
- Aプレミアム・Aプレミアムツーリングセレクションは標準装備
- Eは装備不可
■内容
家庭用と同じAC100V・1500Wのコンセントが車内2カ所につけられます。
1つはラゲージルーム(荷室)。
1つは運転席・助手席の間にあるコンソールボックスの後ろです。
- スマホやカメラの充電器
- ノートパソコン
- 電気ケトル
- 炊飯器
- 電子レンジ
など、1500W以下の家電製品が使えます。
「コンセントがなくても、電気はシガーソケットから取れるから不要でしょ?」
と思うかもしれません。
しかしコンセントが複数あると、災害時に役立ちます。
2011年の東日本大震災以降、電力供給型の車が相次いで開発されました。
プリウスPHVなど、プラグインハイブリッドカーと呼ばれる車種です。
震災の後、車内で避難生活を送る人も多かったですよね。
万が一のとき、車が発電機になってくれたら助かります。
プリウスPHVでは、なんと一般家庭4日分の電力供給が可能とのデータも。
(※フル充電・ガソリン満タンの場合。トヨタ「どこでも電気」HPより)
PHVでない通常のハイブリッドカーには、そこまでの給電力は期待できません。
しかし万が一に備えて、コンセントはつけておくと安心です。
もちろん、キャンプや車中泊などのレジャー時にも役立ちますよ。
プリウスで車中泊をするときのお役立ち記事はこちら。
プリウス50系で車中泊はできる?快適アレンジや便利グッズをご紹介
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おすすめ安全オプション
プリウスには、先進の予防安全装備がついています。
- 車両・歩行者との衝突回避
- 車線のはみ出しを防止
- 夜間の視界をよくする自動ハイビーム
など、Toyota Safty Senseと呼ばれる安全システムが全車標準装備です。
運転の安全性をさらに高めるため、追加したい安全オプションをご紹介します。
【メーカー】インテリジェントクリアランスソナー「パーキングサポートブレーキ(静止物)」
■価格
- E・S・Sツーリングセレクション:28,080円
- A・Aツーリングセレクション・Aプレミアム・Aプレミアムツーリングセレクションは標準装備
■内容
車庫入れなどの時、障害物が近付くとブザーと警告表示で知らせてくれます。
また自動でブレーキも効かせてくれます。
駐車場でアクセルとブレーキを踏み間違えて、店のガラスに車が突っ込んでしまう事故、時々耳にしますよね。
パーキングサポートブレーキをつけておけば、警告と自動ブレーキが効くので安心です。
【後付け】電子インナーミラー
■価格:59,400円。ただしEには取付不可
■内容
後部ガラスに取り付けたカメラ映像を、前方席のインナーミラーに表示します。
後方の視野が広がり、後部席に人が乗っていても視界がよくなります。
プリウスは、燃費向上のための低重心フォルムが、後方を見づらくしています。
インナーミラーはつけておくと安心な装備ですよ。
まとめ
プリウスの豊富なオプションのなかで、おすすめなのは
- 後付けナビ・スピーカー
- お得な外装パーツのパッケージ
- ホイール
- 便利なコンセント
- サポートブレーキやインナーミラーなど安全装備
です。
この中から、さらに自分のニーズに合ったものを厳選してくださいね。
オプション選びのポイントは、
- 契約時にしかつけられないメーカーオプションなのか
- 納車後でも後付けできるディーラーオプションなのか
- 車本体のグレードは、希望のオプションをつけられるのか
を見極めることです。
予算やニーズに応じたオプションを選んで、プリウスとのカーライフを快適にしましょう!
プリウス購入時は必見。値引きについての記事はこちら。
【2019最新版】プリウスの値引き相場は?目標額と交渉術を知ろう
プリウスって低燃費で魅力的ですけど、価格が高いんですよね。 1番安いEグレードでも2,518,560円。 これにオプションを付けると300万円近くかかってしまいます。 そんな時の強い味方が値引きです。 ...
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