C-HRはトヨタのコンパクトSUV。
これまでのSUVとは一線を画した、個性的な外装デザインで人気の車です。
そんなC-HRの購入を検討される場合、最も気になるのは値段だと思います。
そこで、この記事では以下のようなことをお伝えします。
- C-HRの値引き相場
- C-HRの値引き交渉の難易度
- C-HRのライバル車
- 値引き以外で予算を節約する方法
購入を検討する際のご参考にどうぞ。
値引き交渉の基本
普段の生活で値引きするような買い物って、ほとんどありません。
なので、「値引き」という言葉を知っていても、具体的なイメージが浮かばない人もいると思います。
特に初めて新車を買う人は不安ですよね。
そこで、ここでは値引き交渉の基本について解説した記事を紹介します。
新車値引き交渉術のすべて。ディーラーの裏事情を知って攻略せよ!
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この記事を読めば、値引き交渉の基本がまるっとわかりますよ。
買い替える人も復習にどうぞ...案外忘れていることがあるかもしれません。
【2019年版】C-HRの値引き額相場レポート
ここでは、C-HRの値引き額相場について見ていきます。
交渉の目標額を決める参考にしてみてください。
車両本体:平均23.5万円、最大25万円
C-HRの値引き額相場をまとめると、以下のグラフのようになります。
まずは、車両本体から。
データ参照元:価格.com
発売直後の2016~2017年は、人気が集中したこともあり平均で10万円台と渋い値引き額でした。
ですが、2018年以降は発売から2年以上経っており、人気に落ち着きが出てきました。
このため、値引き額の平均値も20万円以上と、一般的な額になりつつあります。
オプションの値引き額も見ていきます。
データ参照元:価格.com
車両本体とは逆に、2018年からオプションの値引き額が減少しています。
それでも車両本体とオプションを合わせた平均値は、
- 2016~2017年:21.3万円
- 2018~2019年:28万円
と具合で増えています。
C-HRの値引き難易度:普通
C-HRは相場が落ち着いてきており、値引き交渉の難易度は普通です。
他にも値引き交渉に有利なことがいくつかあるので、紹介します。
マイナーチェンジ前で交渉しやすい
C-HRは2019年末に、マイナーチェンジを予定しています。
すでに10月初頭に欧州仕様の新モデル(下の写真)が発表されましたので、日本仕様の発表も秒読みでしょう。
出典:トヨタヨーロッパ
なので、現行モデルを在庫処分している可能性が高く、値引き額アップのチャンスです。
逆にマイナーチェンジ後は、値引きアップが難しくなります。
ライバルの台頭
2019年上半期(1月~6月)でC-HRは、SUVの登録台数でホンダ ヴェゼルに1位の座を奪われました。
ヴェゼルはC-HRとスペック的にも良く似ており、ライバル的な存在です。
そのヴェゼルにC-HRは発売以来、ずっと競り勝ってきたことを考えると、影響力は大きいと言えます。
また、同じトヨタ内でも2019年4月にRAV4の新モデルが登場し、人気を集めています。
RAV4の人気は圧倒的で発売以来、販売台数がずっと1位で、2019年10月現在も納期は2ヶ月待ちです。
さらに、2019年10月はマツダ CX-30、11月はダイハツ DNトレックが発売予定で、そちらも注目されています。
RAV4とCX-30については、C-HRを検討しつつも狭いと感じた人が流れていくパターンが多いと言われています。
...と、こんな具合で、最近のC-HRは以前よりも苦境に立たされているんですね。
なので、売る側もライバルに負けないように、値引きでがんばってくれるかもしれません。
C-HRのライバルは?
ここでは交渉で、C-HRのライバルとしてどんな車を引き合いに出すと良いのか紹介します。
比較検討の参考にしてみてください。
ホンダ ヴェゼル
出典:ヴェゼル公式サイト
最大のライバルと言っても過言ではありません。
他の項目でも触れましたが、2019年上半期では登録車数でC-HRを抜いて、1位になりました。
C-HRとよく比較される点
- 荷室の広さ
- エンジンパワー
ヴェゼルはフィットをベースにしていることもあり、C-HRより荷室が一回り広いです。
2018年には新たに1.5Lターボが設定され、パワフルさが強化されています。
マツダ CX-3
出典:CX-3公式サイト
C-HRとよく比較される点
- クリーンディーゼル
- 車体サイズ
クリーンディーゼルは、走りのパワフルさと燃費の良さが好評です。
また、C-HRよりも車体が小さいので、小回りも利き、運転のしやすさに優れています。
これまで4回の改良を行い、完成度が高まっているのもポイントです。
2019年10月には一回り大きなCX-30が発売されるので、そちらと比較しても良いでしょう。
スバル XV
出典:XV公式サイト
C-HRとよく比較される点
- オフロード志向
- エンジンパワー
- 安全装備
ラインナップに4WD車しかなく、この中では最もオフロード寄りの本格派SUVです。
エンジンも1.6~2Lとパワフル。
マイルドハイブリッドを採用しているので、ハイブリッドでも価格が抑えられています。
その他、安全装備は他社の追随を許さない出来で、高評価です。
日産 ジューク
出典:ジューク公式サイト
C-HRとよく比較される点
- 外装デザイン
- 価格
2010年の登場から10年あまり経過しているにも関わらず、未だに人気があります。
人気の要因は、C-HRとはまた異なる個性的な外装デザイン。
「パーソナライゼーション」という内外装のカスタマイズも可能で、より個性を追求できます。
この中では最も価格が安く、最高グレードでも約260万円というところもポイント。
2019年9月に欧州仕様の新モデルが発表になりましたが、日本仕様の発売は未定です。
長らくモデルチェンジしなかった分、今後の動向に注目が集まっています。
ライバル車の優位点
全ライバル車に共通してCH-Rよりも優位と言われているのは、以下の3点。
- 価格
- アイドリングストップ機能
- 後方視界
価格
C-HRは全体的に価格構成が高めです。
次の表を見るとわかりますが、ガソリン車もハイブリッド車も、最低価格がライバル車よりも高くなっています。
また、C-HRのガソリン車の価格で、ライバル車のハイブリッド車が買えてしまいます。
そう考えると、割高なイメージになりがちです。
アイドリングストップ機能
C-HRのガソリン車はアイドリングストップ機能が付いていません。
これに対しライバル車は、ジュークを除く全車に装備されています。
後方視界
出典:C-HR公式サイト
C-HRはデザインを重視した結果、車両後方のピラーが太く、窓も狭いので、後方視界が悪いです。
運転が不安になる人もいるかもしれません。
ライバル車はもう少し視界が広く取られています。
実際の交渉ではどう話す?
ライバル車との比較ポイントは、交渉の材料として活用していきます。
あくまでも一例ですが、こんな感じで話題に出してみましょう。
シンプルにこのぐらいでも良いんですよ。
本当に迷っている気持ちを伝えるのが大切です。
予算を節約するには?
値引き以外でも予算を節約する方法はあります。
少しでも節約できれば、浮いた分を他に活用できてお得です。
車外品を活用する
装備によっては、純正品より社外品の方がリーズナブルで、中には純正品の半額以下になるケースもあります。
※すべて税込価格。社外品の価格はアマゾンを参照。
ドアバイザー
出典:C-HR公式サイト
- 純正品(ベーシック):1万2,960円
- 車外品:5,000円以下(参考アマゾン)
フロアマット
出典:C-HR公式サイト
- 純正品(DX):2万3,760円
- 車外品:1万円以下(参考アマゾン)
ナビ
【純正品】
出典:C-HR公式サイト
- 9インチ:26万3,120円(DCMパッケージ:30万9,320円)
- 7インチ:15万3,120円(DCMパッケージ:19万9,320円)
【車外品】
出典:アルパイン公式サイト
- アルパイン X9Z-CHR-NR:19万6,000円
- パイオニア AVIC-RL910:14万6,200円
アルパイン X9Z-CHR-NRはC-HR専用品なので、サイズがピッタリでおすすめです。
さらにナビの取り付け工賃は、大体このぐらい。
- オートバックス:1万5,000円~
- イエローハット:2万円~
- アマゾン(ゴーゴーガレージ):2万1,369円~
この他、ドライブレコーダーやETCを社外品にすれば、さらに節約できますよ。
車庫証明を自分で取る
車庫証明は、車の保管場所を登録する際に提出する書類です。
登録費用は都道府県ごとに若干異なるものの、2,700円ぐらいかかります。
ディーラーに登録してもらうことも可能ですが、前述の手数料に加え、代行料を1万5,000円ぐらい請求されます。
でも、自分で手続きすれば、代行料を節約できるんです。
手続きには、
- 平日に警察署まで行く(最低2回)
- 提出する書類を用意する(5種類)
という手間はかかりますが、簡単です。
必要な書類は警視庁のホームページからダウンロードできます。
ただし、最近では「OSS(ワンストップサービス)」というオンライン登録サービスが主流になってきています。
この場合は残念ながら、自力で登録手続きができません。
購入時に書類による登録が可能かどうか、聞いてみると良いでしょう。
まとめ
今回はC-HRの値引きについてお送りしました。
最後に全体のおさらいをします。
■【2019年】C-HRの値引き相場
- 車両本体の平均値:23.5万
- オプションの平均値:4.5万円
- 車両本体+オプションの平均値:28万円
■C-HRは値引きしやすいのか?
以下3点の要因により、発売当初よりも値引きを引き出しやすくなっている。
- 発売から2年以上が経過
- マイナーチェンジ前の在庫処分
- 強力なライバルの出現(RAV4など)
■C-HRのライバル
- ホンダ ヴェゼル
- マツダ CX-3
- スバル XV
- 日産 ジューク
■ライバル車との定番比較ポイント
- 価格
- エンジンパワー
- アイドリングストップ機能
■値引き以外で予算を節約する方法
- 社外品の装備を検討する
- 車庫証明を自分で取る
C-HRはトヨタの全ディーラーで扱っていますので、ディーラー同士で競合させることが可能です。
2019年4月にディーラーが統合した東京地区でも一部は別資本のままなので、競合できます。
上手に値引きを引き出し、目標額を目指してみてください。
ただし、ディーラーとの付き合いもありますから、無理のない範囲で...