2016年に販売終了となっていた【ホンダCR-V】
昨今のSUVブームに満を持し、2年ぶりに日本での復活を遂げました。
2018年8月31日にはガソリンモデルが、同年11月1日にハイブリッドモデルが登場します。
【Back to Japan】と題して、帰ってきたホンダCR-V。
購入の検討の前には、まず店頭での試乗が大切です。
また、愛車の購入検討時には実際に所有している方の、生の声が欠かせませんよね。
そこで今回は、実際のCR-Vオーナー様の口コミをもとに、良い口コミと悪い口コミを集めてまとめました。
試乗の際にチェックしておくべきポイントが満載、新型CR-Vを徹底解剖していきましょう!
ホンダCR-Vの欠点はココ!口コミから見るオーナー様の不満点
自動車の購入前には、メリットや美点ばかりを見てはいけません。
最初に、デメリットや欠点をチェック。
欠点を踏まえた上で、それをカバーできるポイントがあるかどうか、判断していきましょう。
まずは、CR-Vのデメリットや欠点などの口コミをまとめてみます。
外観の口コミまとめ
それではまずは外観から見ていきましょう。
外観は好みが分かれる部分なので、「そんな口コミもあるのね」程度に見て、最終的には自分がかっこいいと思えるかをハンダすればいいと思います。
外観の欠点はココ!
- デザインが個性的すぎる
- ベゼルに似せている
- ブサイク
- 先代CR-Vと変わらない
- 味がない
- 実寸サイズより小さく見える
- 幅が1800㎜を超えており、大きすぎる
- 左のミラーの下部4分の1がアンダーミラーになっているため視認性が悪い
CR-Vの外装は、賛否両論です。
ただしデザインは個人の好みの問題なので【最高にかっこいい!】という口コミもあれば【どう見てもダサい!】という意見も。
実寸サイズがかなり大きいので、狭い道抜け道の走行や、対向車とのすれ違い時にヒヤッとすることも多いとのことです。
外観の良い口コミ
- 個性的でカッコいい
- 横から見たフォルムはSUVなのに可愛い
- 重厚感がある
- カタログより実物の方がカッコいい
- SUVなのに低めのプロポーションがいい
CR-Vオーナー様の口コミなので、外観への評価は高いです。
個性的なフォルムは、カタログで見るのと実物を見るのとでは大きく印象が違うという意見も。
実際に試乗する際、どんな印象を与えてくれるのか楽しみですね。
CR-Vの内装の評価
次に内装(インテリア)の評価を見ていきましょう。
悪い口コミ
- インテリアの高級感に欠ける
- ナビの標準装備が7インチと小さく選択不可
- メーターパネルの両サイド、燃料計などだけ液晶化されていない
- インパネ周りがチープな印象
- シフトレバーにブーツがない
- 木目調部分のバランスが悪い
- レザーシートしか選べない
- シフトノブの動きが硬い
- 3列シートの3列目が狭い
- 後部座席の乗り心地が悪い
- 各ドアのサイドポケットが小さい
- 収納が小さく、少ない
- ハンドル回り・センタースイッチがごちゃごちゃしている
- 使用頻度の低いスイッチが大きくてチープ
良い口コミ
- オーディオや空調のボタンの使い勝手が良い
- 内装の雰囲気が落ち着く
- 艶消しの木目パネルが高品質に見える
- MOPナビのサブディスプレイによる雰囲気が良い
- 足元のスペースにゆとりがある
- 高級感がある
- 窓が大きく視界が良い
- アウトランダーやエクストレイルより3列目の実用性が高い
- サンルーフが大きい
- ステアリングやシートのレザーが快適で心地よい
内装の高級感や、デザイン性についても賛否両論です。
個人の好みになるので、試乗の際に確かめましょう。
不満点として多く挙げられていたのが、ナビの大きさです。
液晶の大きさが【7インチ】でかなり小さく「物足りない」「見にくい」といった声が多数。
3列シートはやはりミニバンのように広々とは使えません。
5人乗りと7人乗りでは広さや使い勝手が大きく変わるので、試乗の際は後部座席の空間までしっかり確認しましょう。
内装への良い口コミも、多数ありました。
インテリアの質感、高級感はこれまで乗ってきた車や、求めるイメージによって評価は大きく変わります。
こちらも、試乗で実物を確認して検討すべきポイントです。
視界の良さやサンルーフの大きさは、定評があります。
SUVにしては、内装もそれなりに落ち着いた大人っぽさがあるといった意見も多数です。
エンジン性能の評価
エンジン性能の口コミでの評価を見ていきましょう。
悪い口コミ
- エンジンブレーキが弱め
- ECONより出足が遅い
- ECONにより加速感は弱い
- トルク感が薄い
- 非力すぎて話にならない
- アクセルオンからの加速にタイムラグがある
エンジン性能については、悪い口コミもいくつかありました。
加速が遅い、弱いとの意見が若干あったのと、ECONをONにしたときのパワー不足の指摘が多いです。
良い口コミ
- 2000ccで街乗りには申し分ないパワー
- 高回転が良く回るエンジン
- どの回転域からでも加速がスムーズ
- 滑らかな走り心地
- RE4型から力強さが増している
- エンジンルームがメンテナンスしやすい
- エンジンの回り出しの音が心地よい
- 振動も少なく、CVTの制御も快適
基本的に、普段の街乗りでは2000ccで申し分ないパワーがあると、高評価を得ています。
エンジンの内部を見渡しやすい構造になっているため【メンテナンスがしやすい】【美しい】という意見もありました!
走行性能の評価
悪い口コミ
- ヒョコヒョコ跳ねる
- 路面情報が伝わってくる
- エンジン音が気になる
- 横風の煽りを受けやすい
- パワステが軽すぎる
- アクセルを軽く踏むだけで飛び出す
- 路面への接地感が薄い
- エンジンとCVTの相性が悪い
- CVTの制御が最適化されていない
- 発進がもっさりとして遅い
走行性能にも、いくつかの悪い口コミがありました。
路面にしっかり食い込んで走る感覚は、物足りないようです。
風の煽りを受けやすく、ふわふわした感覚が気になるという口コミもいくつかありました。
また、CVTによる加速が【つんのめるような加速で不快】だという声も。
発進や加速は十分という意見が多数派でしたが、若干力不足を感じる声もありました。
これは自動車の性能への知識や、これまで乗ってきた自動車の車種によっても感覚の違いが大きく関わります。
試乗する際は、普段よく乗る道を、よく乗る人数で乗車し、走行感覚をよりリアルに確かめる必要があるでしょう。
良い口コミ
- 硬めの足回りでカーブの切り返しなどもしやすい
- 高速道路の上り坂でもパワーがある
- ブレーキの効きが良く安定している
- 滑らかでフットワークも軽快
- ロールが少ない
- 長距離や高速走行の安定性がある
- 車体が重いのに期待以上に軽く走る
- 四駆も自然な効き具合
走行性能は、全体的に良い口コミが多めです。
普段の街乗りでは全く違和感、不満点がないという意見も多数。
また、車体が重いのにも関わらず、アクセルの反応も良く、軽く発進できる点が高評価です。
乗り心地の評価
悪い口コミ
- ふわついた感じ
- CVTが唸る
- 段差の振動を拾う
- ざらついた路面では走行音がうるさい
- シートのクッション性が良くない
- 180cmの高身長だと天井が低く窮屈
- 2列目のエアコンの風量調節ができず暑い
- レザーシートが滑りやすい
乗り心地は、若干悪い口コミの方が多いように見受けられます。
SUVなので、エアサスは固めという意見が多いです。
ふわふわする感覚や、路面の情報が伝わりやすいとのこと。
試乗の際は補整された道路だけでなく、砂利道や段差など、様々な路面を走ってみることをおすすめします。
ロードノイズが大きいことや、CVTの唸る音が気になるという口コミも多いです。
走りの静かさは、満足できない可能性があるのでチェックしておきましょう。
良い口コミ
- 乗り心地は素晴らしい
- サスペンションの硬さがちょうど良い
- 車内空間が広く気持ちが良い
- 長時間走行も疲れにくい
- シートの硬さや触り心地も良い
- 広さも十分
- SUVというよりも上等なツーリングワゴンのよう
乗り心地への口コミも、良い口コミの方が多い印象です。
試乗の際は、運転席の乗り心地の他にも、助手席や後部座席の3列シートの乗り心地もチェックしておくと安心です。
SUVならではの【サスペンションの硬さ】が目立つようですが、SUVを好んで乗る人には逆に心地の良い乗り心地と感じられることも。
ぜひとも試乗して確かめてみてくださいね。
燃費の評価
悪い口コミ
燃費に関する悪い口コミはありませんでした。
まぁまぁかな?
こんなもんかな?
という意見はありますが、デメリットと感じられることはないようです。
良い口コミ
- 街中走行で【8km/L】と申し分なし
- 街乗り【9~10km/L)】問題なし
- 市街地でのチョイ乗り【11.5km/L】走るので良い方
- 高速走行【16~18km/L】ECONあり
- ECONを効果的に使えばもっと燃費が伸びそう
- 長距離になればなるほど燃費がいい
- かなり期待が持てそう
- 運転技術や工夫で燃費がかなり伸びる
燃費に関しても、良い口コミが圧倒的多数。
SUVでも、ECONモードや運転技術によって、燃費を大幅に伸ばすことができます。
燃費重視で作られたコンパクトカーなどには及びませんが、SUVにしては燃費は良い方です。
価格の評価
悪い口コミ
- 高い
- 不要な装備を外せない
- オプション選択が不自由
- 安価なグレードがない
- グレートや乗車人数・4WDでの価格の差が大きい
価格はとにかく【高い】の意見が圧倒的に多いです。
中でも、グレード設定やオプションの設定への不満が大きい模様。
安価なグレード設定を選ぶことや、不要な装備を外して本体価格を安く抑えるということができません。
標準の本体価格が高いので、プラス乗車人数や4WDの選択などでトータル400万円にも達してしまいます。
口コミからすると、この価格の高さが【CR-Vの一番のネック】となっているように見受けられます。
標準で約60万円以上の装備が付いているので、これを自由に選択しコストカットできればもっと良くなります。
ただし、反対に言えば【標準装備のままでも、かなりハイグレードな機能がついている】と捉えることもできます。
良い口コミ
- 当初は高い印象だったが、今は妥当だと思っている
- これだけの装備がついて200万円台は妥当
- 外観・装備に対しては妥当
- そこそこ手が届く範囲
- 値引きを考えれば妥当
- コスパは良い方だと思う
価格に関しても、妥当・コスパは悪くないとの良い口コミも多くあります。
全体的には、価格が高い・妥当の割合はほとんど半々といった印象です。
価格に関しても、個人的な感覚の違いがあるため賛否両論。
ただし、最初は高くて選択肢になかったけど、試乗してみてとても満足できたため、購入を決断したというケースも多くありました。
安全性能に優れているので、総合的なコストパフォーマンスは悪くないという意見も。
ホンダCR-Vと他社ライバル車の比較ポイントは?
ホンダCR-Vの購入を考えたとき出てくるのがライバルの存在ですよね。
CR-Vのライバルと言えば、7人乗りの設定がある【日産エクストレイル】と【マツダCX-8】
両車の特徴も軽く見てみましょう。
日産エクストレイルとCR-Vを比較
ライバル車である、日産エクストレイルとの比較ポイントは【アウトドア重視性】です。
車体の大きさや燃費などは、CR-Vもエクストレイルもほとんど変わりがありません。
エンジン・走行性能も、エクストレイルにCR-Vが劣っている点はないでしょう。
ただし、CR-Vは内装が全て本革シートです。
汚れたり、濡れたりしたまま乗車するには不安があります
その点、エクストレイルは撥水素材のシートを採用しているので、本格的なアウトドアシーンでも安心。
手入れも簡単なので、汚れや水気を気にすることなく乗車できます。
本格的なアウトドアを楽しみたいのであれば、CR-Vの内装は使い勝手や機能性が悪く感じられることも。
ただ、エクストレイルのような本気のアウトドアSUVではなく、CR-Vのような高級指向SUVを選ぶ人も増えています。
車内空間が広く荷物の積載量も多いので、道路や敷地の広い郊外ではとても重宝されています。
新型エクストレイルの口コミってどうなの?不満なところはココ。試乗前にチェック
日産エクストレイルはアウトドアスポーツのために考えぬかれたSUVなんです! 力強い走り、雪道や悪路での安定感、濡れてもへっちゃら防水シート、大容量のラゲッジスペースにリモコンオートバックドアなどが大き ...
マツダCX-8とCR-Vとを比較
マツダCX-8も、3列シートのSUVとして人気の車種。
クリーンターボディーゼルを搭載しているので、燃費がよく環境にも良いとして注目されている車種です。
CX-8との比較ポイントは【車内の広さ・快適性】
CX-8 | CR-V | |
---|---|---|
乗車定員:6~7人 | 6~7人 | 5~7人 |
全長 | 4900㎜ | 4605㎜ |
同じ乗車人数、そして同じ3列シート仕様であれば、マツダCX-8 の方が車内は広くなります。
SUVの後部3列目はかなりスペースが狭くなるので、全長が長い車種を選んだ方が居住性の良さはアップします。
SUVの3列シートの使い勝手を重要視するのであれば、CR-VはCX-8 に負けるかもしれません。
まとめ ホンダCR-Vの口コミ総合評価は?
今回の口コミ評価は、みんカラや価格comの掲示板を参考にさせていただきました。
ホンダCR-Vの価格comでの総合評価は、5段階中の【3.23】です。
出典:価格com
決して悪くはありません。が良くもありません・・・。
全体的に決定的なダメ出しポイントはないように見受けられますが、ちょっと気になる評価ですね。
まだ発売してそこまで時間が立っていないので、もう少し様子を見れば評価も変わってくる・・・かな?
口コミのまとめを読んでみると、メリットもデメリットも両者同じ割合で書かれている印象。
メリットとデメリットは表裏一体なので、どちらと受け取るかはあなた次第です。
試乗したときの感覚で決める、という意見も多数。
自動車に何を求めるか、何を重視して評価するかを明確にし、試乗するときの判断基準にしてみましょう。