たくさんあるN-BOXのグレード。
ありすぎて困りますよね。
悩みの数だけ答えがある!
あなたの希望に合ったグレードを見つけましょう。
ここではカスタム以外のグレードをご紹介します。
N-BOXのグレードはどれだけあるの?
N-BOXのグレードの数は、ズバリ12種類(カスタムを除く)!
その中から何を選べば良いのでしょう?
まずはどんなグレードがあるのか紹介します。
ベンチシート仕様のグレードは?
出典:N-BOX公式サイト
ベンチシートとは、運転席と助手席がくっついているシートのこと。
したがって、サイドブレーキやシフトレバーなどがインパネに配置され、すっきりとした印象です。
ベンチシート仕様のメリット・デメリット
メリット
- 助手席との距離感が近くなるので、カップルの親密度がUP
- アームレストが助手席側と一体化するので、幅広で使いやすい
ステキな雰囲気でのドライブデートに、うってつけの仕様ですね。
デメリット
- 体のホールド性が下がるので、安定感がDOWN
先に説明したとおり、ベンチシートは運転席と助手席が一体化しています。
二人掛けソファに座っているようなものなので、カーブでは体が横滑りする可能性が…。
車酔いする人には不向きです。
しかし、カーブを減速して曲がるように心がければ、横滑り感も減少します。
ベンチシート仕様のグレードを、価格とともにご紹介
ここでは、ベンチシート仕様を採用しているグレードを価格とともにご紹介します。
ベンチシート仕様 | 駆動形式 | 価格(円) |
---|---|---|
G | FF | 1,385,640 |
4WD | 1,516,320 | |
G・L | FF | 1,499,040 |
4WD | 1,629,720 | |
G・Lターボ | FF | 1,695,600 |
4WD | 1,826,280 | |
特別仕様車G・L | FF | 1,689,120 |
4WD | 1,819,800 | |
特別仕様車G・Lターボ | FF | 1,789,560 |
4WD | 1,920,240 |
グレード名に「L」と付いているもの、それがベンチシート仕様です。
ただし、「G」のみ例外。
「L」が付いていないですが、ベンチシート仕様です。
「G」と「G・L」の違いは、主に後部座席のパワースライドドアが付くか、付かないかです。
スーパースライドシートのグレードは?
出典:N-BOX公式サイト
ベンチシートに比べ、運転席と助手席が離れているのがスーパースライドシート。
何が「スーパー」なのか?
それは、助手席の可動域です。
運転席と助手席が完全に分かれているので、助手席を前後に大きく動かすことができます。
これにより、使用面で生まれた大きなメリットをご紹介します。
スーパースライドシート仕様のメリット・デメリット
助手席のスライド幅が広くなったことにより、できることが増えました。
メリット
- 後部座席から運転席に移動しやすい
- 助手席から後部座席を確認しやすい
- 運転席から助手席側へ移動しやすい
- 後部座席に空いた大きなスペースで着替えがラクラク
いろいろ書きましたが、総じて言えば車内移動がしやすくなりました。
助手席を最前方までスライドさせれば、助手席と運転席の間にスペースができます。
これにより前後の移動が可能になり、赤ちゃんをチャイルドシートに座らせてからそのまま運転席へGO!
出典:N-BOX公式サイト
後部座席に大きなスペースができるので、子供の着替えもラクラクです。
また、助手席を最後方までスライドさせれば、少し斜め後ろを向くだけで後部座席が見えます。
助手席に座ったままチャイルドシートの赤ちゃんのお世話もできるので、ママさんにはとっても安心機能。
ただし、やはりデメリットもあります。
デメリット
- 重くなったことで走行性能や燃費が悪くなる
- 価格が高い
- アームレストが個別化されるので、幅が狭くなる
助手席が大きくスライドできるということは、レールの分だけ車が重くなります。
したがって、走行性能や燃費に影響が出るのは必然。
また、部品が増えるので価格も高くなります。
アームレストについては、運転席と助手席で分かれてしまうので幅が狭くなってしまいます。
男性にとっては物足りないですね。
スーパースライドシート仕様のグレードを、価格とともにご紹介
スーパースライドシート仕様は、部品が増えた分だけベンチシート仕様より価格が高くなります。
グレードに「EX」と記載があれば、それがスーパースライドシートです。
スーパースライドシート仕様 | 駆動形式 | 価格(円) |
---|---|---|
G・EX | FF | 1,596,240 |
4WD | 1,726,920 | |
G・EXターボ | FF | 1,749,600 |
4WD | 1,880,280 | |
特別仕様車G・EX | FF | 1,749,600 |
4WD | 1,880,280 | |
特別仕様車G・EXターボ | FF | 1,848,960 |
4WD | 1,979,640 |
どの程度高くなったかと言えば…同等のベンチシート仕様と比較してみました。
- G・EX - G・L=97,200円
- G・EXターボ - G・Lターボ=54,000円
- 特別仕様車G・EX - 特別仕様車G・L=60,480円
- 特別仕様車G・EXターボ - 特別仕様車G・Lターボ=59,400円
スーパースライドシート仕様にすると、最大で97,200円増加します。
けっこう価格が上がりますが、まだ小さなお子さんがいる家庭にはおススメの機能です。
しかし、お子さんがすでにチャイルドシートを卒業している方の立場で考えてみると…
最低でも54,000円お金を出してまで選ぶ価値があるのかは疑問です。
ベンチシートかスーパースライドシートか、迷ったらお子さんの年齢を考えましょう。
このグレード、スロープが付いてるの?
出典:N-BOX公式サイト
N-BOXには福祉車両という側面があります。
スロープが付いているグレードがあるので、車椅子に乗ったまま乗車できます。
スロープ仕様のメリット・デメリット
スロープ仕様のメリットは何といっても、ほとんどの車ではできない車椅子に乗ったまま乗車できること。
もちろん車椅子以外にも色々なシーンで活躍します。
メリット
- 福祉車両としても、通常使いでもOK
- 重たい電動アシスト付き自転車でも、ラクラク載せられる
- スロープ収納時は、荷室を上下段に分ける板の役割が!
と思っている、そこのあなた!
スロープが必要なのは車椅子の方だけではありません。
例えば、重たい家電を買ったとき…台車に乗せたまま車へIN、なんてこともできます。
また、荷室を上下段に分けられるので…下段に靴が置けます。
そう言わず、考えてみてください。
キャンプに行くとき、いろんな種類の靴を持って行きたくありませんか?
通常のサンダルやビーチサンダル、歩きやすいスニーカー…などなど。
車の中で靴を置いておく場所、意外に悩むんです。
泥の付いたスニーカーをトランクの上には置けませんし、旅行用バックの下に置くと靴がつぶれる…。
そんな時に大活躍します!
デメリット
- スロープモードへの変換手順に5ステップ必要
スロープ仕様に全く必要性を感じない方には、意味のない機能です。
また、福祉車両メインで考えている方にとっても、通常使いが可能というメリットが活きてきません。
面倒くさがりな方には、5ステップのモード変更そのものが億劫(おっくう)に感じられるでしょう。
なぜなら、後部座席や荷室の荷物をどかさなければ、肝心のスロープは出せませんから。
それでも、以前はモード変更に11ステップ必要だった手順が、5ステップまで短縮されたことは驚きです。
スロープ仕様のグレードを、価格とともにご紹介
スロープ仕様になったからといって、価格が特別高くなることはありません。
スロープ仕様 | 駆動形式 | 価格(円) |
---|---|---|
G・スロープ | FF | 1,575,640 |
4WD | 1,696,640 | |
G・スロープL | FF | 1,689,040 |
4WD | 1,810,040 | |
G・スロープLターボ | FF | 1,885,600 |
4WD | 2,006,600 |
スロープ仕様は3種類の中から選ぶことができます。
選ぶポイントは…以下の機能を付けるかどうかです。
- パワースライドドア
- ターボ
こんな装備が付いてるよ!
先にパワースライドドアについて触れました。
ここでは、その他の装備もあわせてご紹介します。
安全装備も充実
N-BOXは安全装備が充実しています。
- Honda SENSING
- 全座席i-サイドエアバックシステム+サイドカーテンエアバックシステム
- フルLEDヘッドライト
- ヒルスタートアシスト機能
- VSA ※横滑り防止機能
- 後席シートベルト締め忘れ警告灯
ここでは、上記の赤字で表記した2つの機能について説明します。
【疑問解決】Honda SENSINGって何?
「Honda SENSING」、N-BOXのすべてのグレードに付いている名称です。
何かわかりますか?
私はHondaのPRか何かで、特別な意味があるとは思っていませんでした。
ところがどっこい…ちゃんと意味があったんです!
出典:N-BOX公式サイト
ミリ波レーダーと単眼カメラなどで、周囲の状況を確認。ブレーキやステアリングの制御技術と協調し、事故回避を支援します。
引用:N-BOX公式サイト
「Honda SENSING」とは、事故を未然に防ぐためのホンダの気遣いです。
【万が一に備えて】全座席i-サイドエアバックシステム+サイドカーテンエアバックシステム
長い名前で覚えられないですよね。
この機能を一言で表すと、周囲をエアバックで守られている車です。
出典:N-BOX公式サイト
胸部へのダメージを低減するサイドエアバッグと、頭部や頚部を保護するサイドカーテンエアバッグ。
引用:N-BOX公式サイト
写真のとおり前列の前方だけではなく、サイドおよび窓も覆うエアバッグが付いています。
胸部や頭部、頚部へのダメージを減らすためと紹介されています。
しかし、減るのはそれだけではありません。
例えば、窓ガラスの飛散による傷。
怪我が少なくなると考えれば、とっても安心の装備です。
- 「G・スロープ」:なし
- 「G」、「G・L」、「G・スロープL」:メーカーオプション
- その他タイプ:標準装備
快適装備で快適ドライブ
N-BOXは快適装備も充実しています。
- Hondaスマートキーシステム
- プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
- パワースライドドア
- ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器
- マルチインフォメーション・ディスプレー
- PM2.5対応高性能集塵フィルター
ここでは、ドアとフィルターに関しての装備を紹介します。
【子育てママさんに必見】パワースライドドア
動画のように、リモコンをぽちっと押すだけで開けることができるドア。
もしくは、ドアハンドルを操作しても開閉できます。
よく使う左後ろのドアは、一部を除いたほとんどのグレードの標準装備です。
ただし、右後ろはメーカーオプションでなければ付けられないこともあるので、要確認です。
【リア左側】
- 「G」、「G・スロープ」:なし
- その他タイプ:標準装備
【リア右側】
- 「G」、「G・スロープ」:なし
- 「G・L」、「G・EX」、「G・スロープL」:メーカーオプション
- その他タイプ:標準装備
ちなみに、アクセサリーでハンズフリースライドドアもあります。
お子さんが抱っこ中に寝てしまって、手が離せない。
大量の荷物で両手がふさがってしまった。
そんなときでも、足を車の下にかざせばドアを開閉することが可能です。
せっかくパワースライドドアが付いているグレードを選ぶなら、ハンズフリーにした方が絶対便利!
純正品の価格は29,160円(8%消費税込み)です。
【子供にも安心】PM2.5対応高性能集塵フィルター
出典:N-BOX公式サイト
PM2.5とは、大きさが2.5μm以下の微小粒子物質の総称です。
PM2.5は、ぜんそくや気管支炎などのリスクを上昇させると考えられています。
注意すべき人は、呼吸器・循環器の持病を持つ人、お年寄りそして子供です。
また、花粉症対策にも有効です。
PM2.5よりもサイズが大きな花粉を、N-BOXのフィルターはキャッチしてくれます。
花粉は幼少期から体内に蓄積され、将来限界を超えるとアレルギー症状を引き起こします。
もちろん、ウイルスにも効果的。
家族の病気予防・花粉症対策に、嬉しい装備です。
やっぱり気になる、インテリア
快適なドライブのためには、やはり気になるのがインテリア。
N-BOXには以下のような装備が付いています。
- 助手席スーパースライドシート
- チップアップ&ダイブダウン機能付スライドリアシート
- アレルクリーンプラスシート
- 左右独立式リアセンターアームレスト
- ロールサンシェード
- 運転席アッパーボックス
ここでは、シートとサンシェードの装備についてご紹介します。
【花粉症対策】アレルクリーンプラスシート
先に、フィルターによる病気予防・花粉症対策についてご紹介しました。
アレルクリーンプラスシートも、同様の効果があるんです。
フィルターとあわせてチェックしておきたい装備です。
出典:N-BOX公式サイト
シート表皮に付着したアレルゲン(ダニ・スギ花粉)に加え、ウイルスの活動も、特殊加工を施したシート地で不活性化します。
引用:N-BOX公式サイト
花粉やウイルスを不活性化してくれるシート。
なんて頼もしいんでしょう!
花粉が舞う季節でも、シートに付着する花粉を気にせず乗れますね。
もう、車外で服をパタパタする必要がありません。
【以下のタイプに標準装備】
- G・Lターボ
- 特別仕様車G・Lターボ
- G・EX
- G・EXターボ
- 特別仕様車G・EX
- 特別仕様車G・EXターボ
- G・スロープLターボ
【快適睡眠】ロールサンシェード
出典:N-BOX公式サイト
サンシェードは後からでも付けられるアイテムです。
しかし、あえて紹介したい理由はひとつ。
「ロール」であること!
後付けサンシェードは、使わないときは邪魔になります。
しかし、初めから付いていれば、使わないときは窓下に収納できて邪魔にならない。
そう思うでしょう。
しかし、小さなお子さんがいるママさんにはおススメです。
チャイルドシートで赤ちゃんがスヤスヤ…突然さしこむ太陽の光で大泣き。
なんてことがなくなる上に、車内温度の上昇も防ぎます。
- 「G」、「G・スロープ」:なし
- その他タイプ:標準装備
あなたにはこのグレードがおすすめ!
N-BOXには多くのグレードがあります。
あなたの生活スタイルに合ったタイプを探しましょう。
愛犬と一緒にキャンプへ行こう
例えば、夫婦とお子さんと大きな愛犬がいるとします。
キャンプに行くとき最適なグレードは何でしょう?
必要な条件を考えると…
- 家族を守る安全装備
- 愛犬が乗れるスペース
- キャンプ道具を乗せられる広い荷室
導き出されるグレードは、ズバリ「G・Lターボ」。
まず安全装備は、ほとんどのグレードで標準装備なので、付いていないものを選ばなければOK。
愛犬が乗るので、ダニ対策がとれるアレルクリーンプラスシートがあると安心です。
また、キャンプは荷物が多いもの。
ターボ付きであれば、坂道をラクラク登れます。
他の候補としては、「G・スロープLターボ」を選ぶのも良いですね。
スロープを付ける理由は、愛犬のため。
犬は、車に乗るのも降りるのも足腰に負担がかかります。
犬種によっては、階段の上り下りで将来歩けなくなる子もいるくらい。
大切な家族のために、安全な乗り降りを考えましょう。
おばあちゃんの病院通いもラクラク
車椅子のおばあちゃんを病院に連れていくには、スロープが必須です。
なので、おすすめは「G・スロープL」。
「G・スロープ」でない理由は、サイドエアバッグとサイドカーテンエアバッグが付いてないからです。
万が一のためにも、エアバッグは充実させておきましょう。
また、メーカーオプションではなく標準装備でつけたい場合は、「G・スロープLターボ」を選びましょう。
まとめ
N-BOXは基本的に、安全装備や快適装備が充実している車です。
標準装備も多く、グレードによる違いは少ない印象を受けます。
しかし、やはり特徴はあるもの。
小さなお子さんがおられる家庭は、スーパースライドドア&ハンズフリースライドドアが便利です。
車椅子を利用する家族がいる場合は、スロープが必須。
花粉症対策にはアレルクリーンプラスシート。
あなたの使用用途や家庭環境を考えると、おのずと必要なものが見えてきます。
安心・安全・便利なN-BOXで、楽しい時間を過ごしましょう。