新型N-BOXは乗り心地が軽以上?4つの改善でさらに進化!

新型N-BOXの乗り心地って、どんな感じなのでしょうか。

特に初めて軽トールワゴンに乗る場合、車高の高さが気になるかもしれません。

「ちゃんと曲がれる?揺れが激しくて酔わない?」なんて心配になっちゃいますよね。

乗り心地が良ければ、疲労や車酔いもしにくく快適です。

車で出かけるのが、楽しくなります。

ということで、今回はN-BOXの乗り心地について解説します。

乗り心地の評判をはじめ、モデルチェンジによる改善ポイントなども紹介しますよ。

 

N-BOXの乗り心地の評判

ネット上ではN-BOXの乗り心地を、どのように評価しているのでしょうか。

ここでは価格.comのレビューを中心に、N-BOXがどんな評価なのか見てみましょう。

 

圧倒的に良い評価が多い!

まずは良い評価から。

結論から言うと、メッチャ高評価です。

どこを見ても、好評なコメントが目立っていました。

以下は、価格.comからの抜粋です。

  • 軽自動車の領域を超えた感覚を感じます。直進性、ロールの収まり、路面からの反応など高次元で軽を乗ってる感じではない感覚です。
  • 乗り心地自体はとても良いです。もはや軽自動車の域ではありません。
  • 軽自動車でどうしてここまでの乗り心地が出せるのか不思議なぐらいの素晴らしい乗り心地です。

引用:価格com

高評価ばかりで、N-BOXの人気ぶりを改めて実感。

お、恐ろしい子!(ホメ言葉です)

悪い評価もある

とにかく好評なN-BOXですが、もちろん悪い評価もあります。

割合としては、ごくわずかです。

でも、だからこそ気になりますよね。

言わば、デキる人の弱点ですから。

価格.comのレビューでは、以下のような不満が見られました。

  • 風にあおられる
  • 高速走行では空気抵抗が増して不安定
  • 普通車に比べて加速時にうるさく感じる
  • 後席だと踏切を超える時の凸凹の突き上げ感が結構ガツンと来ます

引用:価格com

不満点としては、「風にあおられる」と「後席の乗り心地」の2つですね。

まず、風にあおられるのは、N-BOXに限りません。

ライバルのタントやスペーシアでも、同じです。

トール軽ワゴンの宿命でしょう。

次に、後席の突き上げ感。

中には「酔ってしまった」という声もありました。

N-BOXがどれだけ好評な車だとしても、やはり個人差はあるんですね。

特に乗り心地は、個人の好みに左右されやすいです。

心配であれば試乗するなどして、確かめるのがベストでしょう。

 

<strong>まとめ</strong>

  • ネット上でN-BOXの乗り心地は、絶賛されている。
  • でも、「風にあおられる」、「後席の乗り心地が悪い」などの不満もある。

N-BOXの乗り心地が良いヒミツ!前モデルからの改善点

新型N-BOXの乗り心地が絶賛されるヒミツ。

それは、前モデルから改善された4つのポイントにあります。

 

その1:普通車並みの高性能ダンパー

ダンパーは道路から伝わる衝撃や振動を軽減してくれる装置です。

 

出典:ホンダ公式サイト

実は、N-BOXはコンパクトカーを勝つことを目指して開発した車なんです。
(『奇跡の軽自動車 - ホンダはなぜナンバーワンになれたのか「N-BOX」ヒットの法則』(片山修・著))

例えるなら、小学生が中学生と勝負するような感じでしょうか。

100m走の勝負をするなら、足の長さや筋力が中学生と同等じゃないと勝てません。

 

コンパクトカーに勝つために、コストよりも性能を優先し、高性能なダンパーを使用しています。

路面の凹凸をしっかりと吸収してくれるので、乗り心地もバツグンですよ。

その2:リアスタビライザー搭載(FF車のみ)

FF車のみですが、N-BOXのリアサスペンションには、スタビライザーが付いています(下図参照)。

出典:ホンダ公式サイト

車が急なカーブを曲がると、遠心力で車体は左右方向に傾きます。

また、スピードを落とさないと、うまく曲がれません。

N-BOXは重心が高い位置にあるので、特に傾きが大きくなりがちです。

例えば、人がカーブを曲がって走ると身体が傾きます。

スピードが出て、傾く角度が限界を迎えると転びます。

幼稚園の運動会で張り切りすぎたお父さんのように・・・。

それと同じです。

人も車もスムーズに曲がるには、傾きを減らす必要があります。

人の場合は、転ばないように首や肩を反対に傾けてますよね。

車の場合は、スタビライザーがねじれる力で引っぱられることで、車体の傾きを軽減してくれます。

その3:衝撃を吸収するブッシュのサイズアップ

車体やスタビライザー、サスペンションは金属製です。

そのまま取り付けてしまうと、金属同士で摩耗して振動異音が発生してします。

これを防ぐのに、接続部にはブッシュというゴム製の制振材が仕込まれています(下図参照)。

防振ワッシャのようなものですね。

 

 

出典:ホンダ公式サイト 

 

 

N-BOXはモデルチェンジで、このブッシュの径を58mmから65mmに拡張しました。

ゴムの面積を広げたことで、前モデルよりも振動の吸収力が向上しています。

その4:軽自動車ではトップクラスの静粛性

快適な乗り心地には、静かさも大切です。

車内がうるさくては、会話もはずみません。

N-BOXは静かな車内を実現しようと、徹底的なノイズ対策をしています。

具体的には、以下の2点です。

  1. 防音材と遮音材を、よりノイズの発生源に近いところに配置(下図参照)。
  2. エンジンを配置する方法の見直しにより、エンジン周辺のノイズを軽減。

出典:ホンダ公式サイト

これらの改善により、前モデルよりも静かになりました。

また、カスタムは前後ドアにも防音材が追加されており、標準グレードよりも静粛性に優れています。

 

<strong>まとめ</strong>

N-BOXの乗り心地が良いヒミツ。

  1. 高性能ダンパー
  2. スタビライザー搭載(FFのみ)
  3. ブッシュ(制振材)のサイズアップ
  4. 徹底的なノイズ対策

FFと4WD、ターボの有無で乗り心地は違う?

仕様の違いで乗り心地が変わることもあります。

ここでは駆動方式とターボの有無で、乗り心地に違いが出るのか解説します。

 

FFと4WD

N-BOXに用意されている駆動方式は、FF4WDの2つ。

FFのほうが乗り心地が穏やかです。

4WDにはスタビライザーが付いてなくて、車高が25mm高いんですね。

なので、4WDはFFよりも揺れます。

そもそも雪道を走る人以外は、FFで十分です。

除雪されていれば、FFにスタッドレスタイヤで走れます。

4WDが必要なのは、除雪されていない雪道を頻繁に走る人ぐらいでしょう。

ただし、4WDだから大丈夫と過信は禁物です。

FFでも4WDでも、雪道の運転は慎重に。

ターボの有無

N-BOXにはターボモデルがあります。

N-BOXのターボモデルは加速の勢いがあるので、ノンターボよりも揺れます。

穏やかな乗り心地が良いのなら、ターボ付きはオススメしません。

さらに、カスタムはタイヤが15インチにサイズアップするので、路面のデコボコを拾いやすいです。

確かに、長距離や高速、多人数での乗車などには、ターボ付きが有利です。

でも、乗り心地の面から考えると、良いとは限りません。

余談ながら、ターボ付きはオイル交換の間隔が短めです。

ターボエンジンは、エンジン以外にターボチャージャーの冷却や潤滑もしなくてはなりません。

その分、ターボなしよりもエンジンオイルの消耗が激しいからです。

またターボ付きは、販売価格も維持費も高くつきます。

 

<strong>まとめ</strong>

  • 乗り心地はFFの方が穏やか(4WDはスタビライザーがなく、車高も25mm高いので揺れる)。
  • ターボは加速の勢いで揺れが大きい
  • カスタムはタイヤが15インチになる分、揺れやすい。

 

スペーシアと乗り心地を比較!

出典:N-BOX公式サイトスペーシア公式サイト

価格.comのレビューでは、N-BOXが4.44なのに対し、スペーシアは4.08

N-BOXが優勢です。

動画やブログのレビューでも、N-BOXは安定感があって快適、という旨のコメントを良く見かけました。

確かにN-BOXはホイールベースが長い分、前後方向の揺れを緩和します。

だから、スペーシアよりも乗り心地が良いと感じやすいんですね。

ただ、「スペーシアの方がコシのある乗り心地で良い」という人もいました。

乗り心地については、好みや今まで乗っていた車などで判断が分かれます。

個人差があるので、一概にどちらが良いとは言い切れません。

迷ったときは、試乗して確かめることをオススメします。

<strong>まとめ</strong>

ネット上の評価は、N-BOXが勝っている。

でも、個人差がある。

まとめ

N-BOXの乗り心地は、総じて評判がとても良いです。

軽自動車でありながら、コンパクトカーと勝負しているだけのことはあります。

でも、乗り心地というのは個人差が激しいものです。

今まで乗っていた車など、様々な要素に左右されます。

ですから、今回記事内で紹介したことが、すべての人に当てはまるとは限りません。

あくまでも参考として捉えていただければ、と思います。

N-BOXの乗り心地を知りたいのなら、やはり試乗するのが一番でしょう。

ぜひディーラーに行き、ご自身で確かめてください。

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