そう、近いうちにオデッセイはフルモデルチェンジする予定です。
ミニバンを検討中の人にとっては気になる情報ですよね。
そこで、次期オデッセイの発売時期や価格、改良点をまとめました。
まだまだハッキリとしたフルモデルチェンジ情報はありませんが、色々な要素から予想・検討ができます。
同じくフルモデルチェンジを控えたライバル車の動向からも目が離せません。
では早速、オデッセイのフルモデルチェンジ時期から見ていきましょう。
フルモデルチェンジは2019~2020年
出典:オデッセイ公式サイト(画像は現行モデル)
オデッセイは2019年後半~2020年にかけてフルモデルチェンジする予定です。
それぞれの根拠を見てみましょう。
2019年説
オデッセイはこれまで、4~5年周期でフルモデルチェンジをしてきました。
下の表を見てください。
モデル | 発売年月 | マイナーチェンジ年月 |
---|---|---|
初代 | 1994年10月 | 1996年9月 |
2代目 | 1999年10月 | 2001年11月 |
3代目 | 2003年10月 | 2006年4月 |
4代目 | 2008年10月 | 2011年10月 |
5代目(現行) | 2013年11月 | 2017年11月 |
この表から、以下のようにフルモデルチェンジの時期が分かります。
- 前モデルの登場から4~5年後
- 前モデルのマイナーチェンジから2~3年後
そしてもう1つ、ライバル車の動向も決め手となっています。
後ほど紹介しますが、トヨタの「エスティマ」「アルファード」が2020年以降にフルモデルチェンジ予定です。
2020年説
一方、口コミや噂を見ると、今年ではなく来年(2020年)発売説が有力です。
ホンダカーズで聞いたのは、今年(2019年)はフイットが出るけどオデッセイは無さそうで、来年なら、ハイブリッドが出た春先から秋かもしれないってことでした。
引用:価格.com
(オデッセイのフルモデルチェンジは)今年はほぼ無いと思われます。製造関係からの話ですと、年内発売の段階にはまだ無いので、来年が濃厚だと思います。
引用:価格.com
いずれにしても、2019年か2020年にフルモデルチェンジするのはほぼ確実でしょう。
気になる価格は?
6代目オデッセイの予想価格は、
です。
参考に、歴代オデッセイの新車価格を見てみましょう。
モデル | 価格 |
---|---|
初代 | 179.5万円〜359.5万円 |
2代目 | 223万円~351万円 |
3代目 | 225万円~315万円 |
4代目 | 239万円~435万円 |
5代目(現行) | 298万円~365万円 |
6代目(予想) | 308万円~375万円 |
- オデッセイは、同じくホンダのアコードから派生して開発された車
- そのアコードハイブリッドが、フルモデルチェンジで約10万円の値上げが予想されている
- 同じくオデッセイも10万円ほど値上げがされると考えられている
ただし、ライバル車に勝つために大幅な改良を加えるのなら、予想価格より大きく値が上がるかもしれません。
フルモデルチェンジでオデッセイはどう変わるの?
出典:オデッセイ公式サイト(画像は現行モデル)
実は北米では、2019年モデルのオデッセイが発売済み。
出典:USホンダ公式サイト
エンジン性能が上がり燃費も向上する
出典:オデッセイ公式サイト
北米版オデッセイには、「3.5リッター V6直噴i-VTECエンジン」というパワフルなエンジンが採用されています。
しかし狭い日本ではこれほどの馬力は必要ないので、ニーズもありません。
従ってエンジンに関しては、北米版オデッセイは何の参考にもならないのです。
ここでは、日本の現行オデッセイを参考に予想してみましょう。
ハイブリッド車
現行オデッセイに採用されているハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」。
次期モデルではこのシステムを進化させ、30.0km/Lの燃費性能を目指すと言われています。
参考に、主なミニバンの燃費を見てみましょう。
車種 | カタログ燃費 |
---|---|
オデッセイ(現行) | 26.0km/L |
エスティマ | 18.0km/L |
アルファード | 19.4km/L |
ヴェルファイア | 19.4km/L |
さらにもう1つ、ハイブリッド車に関する情報があります。
2019年現在、オデッセイの販売台数の多くを占めるのがハイブリッド車です。
そのためフルモデルチェンジ後は、オデッセイはハイブリッド車のみの取り扱いになるという見方もあります。
ガソリン車
現行オデッセイには2.4リッターエンジンが搭載されています。
次期モデルには、1.5リッターターボエンジンが採用されるという予想があります。
2.4リッターから1.5リッターと排気量は下がりますが、それをターボ機構で補います。
エンジン変更によるメリットは他にもあります。
自動車税です。
総排気量 | 自動車税 |
---|---|
1.5リットル~2リットル未満 | 39,500円 |
2リットル~2.5リットル未満 | 45,000円 |
上記の表と照らし合わせると、現行オデッセイの排気量は2.4リットルなので45,000円です。
しかし1.5リッターターボエンジンになれば、税額は39,500円になります。
3年乗り続けると16,500円の節税効果。
16,500円あれば、オプション選択の幅も広がります。
例えば下の「フットライト」は税抜き16,000円。
出典:オデッセイ公式サイト
こんな上質オプションが、浮いたお金で付けられちゃいますよ。
【エクステリア】全高はさらに高く
北米版オデッセイは、ボディにアルミ素材などを用い、頑強にしつつも軽量化を実現しています。
出典:MOTA
日本の次期オデッセイもこの流れを汲み、加えて車高を高くするようです。
参考までに、歴代オデッセイ(日本)の車体の大きさを見てみましょう。
モデル | 全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|---|
初代 | 4,750 | 1,770 | 1,645~1,660 |
2代目 | 4,770~4,835 | 1,795~1,800 | 1,630~1,655 |
3代目 | 4,765 | 1,800 | 1,550~1,570 |
4代目 | 4,800 | 1,800 | 1,545~1,565 |
5代目(現行) | 4,830 | 1,800~1,820 | 1,685~1,715 |
※単位はmm
全幅はあまり変化がありませんが、全長は代を重ねるごとに大きくなっています。
そして全高は、これまで縮小傾向だったのが現行モデルで一気に高くなりました。
6代目ではさらに車高を増し、ライバル車を迎え撃ちます。
もうちょっと細かいところまで見ると、シーケンシャルターンランプを採用するとのこと。
日本の次期オデッセイは、北米版オデッセイに負けないインパクトのある外観になりそうです。
【インテリア】より高級感ある仕上がりに
出典:MOTA
北米版オデッセイのインパネは、上画像のように液晶パネルが使用されています。
出典:オデッセイ公式サイト
また、ライバル車を意識して内装をさらに高級感溢れる仕様にするようです。
同時に収納スペースやドリンクホルダーも増やすと言われています。
よりゴージャスに、使いやすく進化を遂げるでしょう。
出典:MOTA
車体が大きい北米版オデッセイならではの機能ですが、日本版にもぜひ搭載して欲しいですね。
これまた日本での採用は未定ですが、家族旅行が今まで以上に楽しくなりそうな夢の機能ですよね。
もちろん安全性能も進化
安全面に関しても、さらなる進化を遂げます。
現行オデッセイには以下の8つのホンダセンシングが装備されています。
- CMBS〈衝突軽減ブレーキ〉
- ACC〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉
※渋滞追従機能付きはハイブリッドのみ - 誤発進抑制機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- 車線維持支援システム〈LKAS〉
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
次期オデッセイは上記に加えて「オートハイビーム」機能を追加します。
出典:ホンダ公式サイト
「オートハイビーム」は、ヘッドライトを自動でロービームやハイビームに切り替えてくれる機能。
夜道を走っている時に対向車が来たらロービームにして、すれ違ったらまたハイビームに・・・。
という煩わしい操作がなくなります!
苦戦必至?ライバル車のフルモデルチェンジ情報
オデッセイのライバル車と言えばトヨタ「エスティマ」です。
出典:エスティマ公式サイト
ホンダの最上級ミニバンとして発売されていた「エリシオン」が2013年に発売中止。
出典:ホンダ公式サイト
結果、オデッセイは他社の上級ミニバンも相手にしなくてはならない事態になっています。
そこで、オデッセイのライバル車「エスティマ」「アルファード」の動向を探ってみました。
【エスティマ】ついにフルモデルチェンジか?
出典:ベストカーweb
エスティマが最後にフルモデルチェンジをしたのは2006年。
そんなエスティマが2021年、遂にフルモデルチェンジを果たすという噂があります。
搭載エンジンは「カムリ」に採用されている「ダイナミックフォースエンジン」。
そして、次期エスティマには燃料電池モデルが設定されるとのこと。
出典:MIRAI公式サイト
もう1つ注目なのは外観。
出典:トヨタ公式サイト
これは2017年の東京モーターショーでお披露目された「Fine-Comfort Ride」というモデルです。
【アルファード】強力な組み合わせで参戦
出典:ベストカーweb
現行アルファードは2015年にフルモデルチェンジをしており、2018年にマイナーチェンジしています。
時期的に、「2020年後半にフルモデルチェンジをするのではないか」と囁かれています。
エスティマと同様、こちらも「ダイナミックフォースエンジン」を採用するようです。
PHVモデルとは、プリウスにも採用されている電気自動車モデルのこと。
まとめ
エスティマやアルファードを相手に、ミニバン市場では苦しい戦いを強いられているオデッセイ。
でもフルモデルチェンジで、大きく戦況が変わりそうですね。
では、大事な点をまとめます。
- オデッセイのフルモデルチェンジは2019年後半~2020年を予定
- 予想価格は308万円~375万円
- エンジン性能が上がり、燃費が向上する
- 車体は現行モデルよりも少し大きくなる予定
- インテリアは、より高級感溢れる仕上がりに
- ホンダセンシングに「オートハイビーム」が装備される
- ライバル車「エスティマ」「アルファード」より先にフルモデルチェンジをし、迎え撃つ構え
オデッセイのフルモデルチェンジに関する情報は、おそらく「東京モーターショー」でハッキリするでしょう。
東京モーターショーは2019年10月23日~11月4日に開催されます。
まだ先の事ですが、ミニバン市場で巻き返しを図るオデッセイに期待しましょう。