一般的に、自動車は走行距離10万キロを超えると、さまざまなメンテナンスをしなければならなくなると言われています。
その中でも、多くの方が気になっているのはタイミングベルトの交換なのではないでしょうか?
非常に重要なパーツですので、どのタイミングで交換すべきか悩んでいるという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、よく耳にする「タイミングベルト」という部品ですが、具体的にはどんなものなのか知っていますか?
交換しないでそのままにしてしまうとどんなことが起こるのでしょう?
そこで、ここではタイミングベルトの交換についてさまざまな角度からチェックしてみましょう。
もちろん、交換の際に必要な費用などについてもご紹介したいと思います。
長く車に乗り続けるためには、知っておくべきポイントですので、最後までご覧ください。
タイミングベルト交換の費用はどのくらいかかる?
タイミングベルトとは?タイミングベルトの役割って?
などということは知りたいくない人もいると思うので、いきなり交換費用について話しますね。
タイミングベルトの交換費用は、車種やエンジンのタイプによっても異なりますが、平均すると3万円~5万円ほどになります。
ただし、タイミングベルトの交換のタイミングでウォーターポンプやファンベルトなども交換しなければならないケースも少なくありません。
そうなると10万円ほどの費用がかかるので、予算に余裕を持っておくようにすべきでしょう。
工賃が高い
タイミングベルトはゴム製のもので、それ自体は大した金額ではないんです。
車種にもよりますが、ベルト代は2,000円から高くても1万円ほどです。
しかし、工賃が高い。
工賃も車種によって違いますが、2万円~6万円ほどになります。
なんでそんなに工賃が高いの???
と思うかもしれませんね。
実は、タイミングベルトの交換はかなり難易度が高いのです。
エンジン自体を開いて交換する必要があるため、エンジン周りの部品を外す必要があります。
非常に難しく、時間もかかる作業のため工賃が高くなっているわけなんです。
タイミングベルトは自分で交換できる?
タイミングベルトのDIY。
かなり難易度が高いですよ。
エンジン周りにあるラジエターや、インタークーラー、パイル類などを外さないといけません。
失敗したら、エンジンが不調になってしまうかもしれません。
それでも挑戦したいなら無理に止めはしません。
確かに、タイミングベルトとウォーターポンプ交換で10万円はかなり高い。
しかし、考えようによっては10年に一度の交換なので、15万円を10で割れば1年で15,000円の計算になります。
1日に換算すると41円です。
そう考えたら安いもんですよ・・・・(笑)
それでも自分でやりたいんだ!
という方は、You Tubeで動画もありますし、ググればブログもたくさん出てくるので参考にしてください。
タイミングベルトの交換はどこでやるのが安い?
タイミングベルトの交換はディーラーや整備工場でできます。
また、イエローハットやオートバックスなどでもやってくれますよ。
では、どこでやるのが一番安いのか?
これは、見積もりを取ってみないとわかりませんが、基本的にはほとんど変わりません。
ちょっとでも安く済ませたい!
というのであれば、それぞれの店舗に行って見積もりを取ってみましょう。
ただ、イエローハットやオートバックスの場合、「腕のいい整備士がいない」「難しい作業は整備工場に丸投げ」という噂も聞きます。
あくまで噂ですが・・・。
それなら、ディーラーや信頼できる整備工場に任せたほうが良いかなと思いますけどね!
つもお世話になっているディーラーに任せちゃいますけど。
タイミングベルトの交換時期
タイミングベルトの交換時期は10万キロが目安になります。
10万キロを超えてからの車検や12ヶ月点検などで、交換の話があるでしょう。
10万円もかかるとなると、ちょっと高いと感じますね。
しかし、交換しないと切れたり伸びたりして走行不可能になります。
乗り換えるよりも安上がりなので、しっかりと交換しておきましょう。
なお、最近の車種はタイミングベルトではなく、タイミングチェーンです。
他民具チェーンの場合は10万キロでの交換はありません。
タイミングチェーンの話は後述しますね。
そもそもタイミングベルトって何?
あまり車の構造などに詳しくない方の場合、タイミングベルトがどういった役割を持っているのか、そもそも、「どんなパーツなのかすらわからない」という方もいらっしゃるでしょう。
タイミングベルトとは簡単に言ってしまうと車のエンジンの動きやピストン、バルブなどの動くタイミングをコントロールするためのものです。
出典:マツダ公式サイト
つまり、エンジンの燃焼のコントロールをしていることになります。
もし、このタイミングベルトにトラブルが起こると、うまくエンジンは燃焼することができずに、エンジンはストップしてしまうことになります。
それどころか、エンジンそのものが破損してしまうこともあるのです。
走行中にタイミングベルトが切れたらどうなる?
走行中にタイミングベルトが切れると大惨事になる可能性があります。
まずはエンジンが止まります。
パワステやブレーキが重くなり操作がしづらくなります
ゆっくり走っているときに切れたなら、そこまで大きな被害は出ませんが、高速道路などで切れるとエンジンが故障して交換しないといけなくなるかもしれません。
タイミングベルトだけなら5万円だったのに、エンジンが故障すれば50万円の出費に・・。
さらに、もしかしたら車から火が出ることもあります。
また、走行中に急に止まると事故の原因にもなりますよね。
だから、非常に危険なのです。
10万キロを超えたらすぐに交換するようにしましょう。
タイミングベルトが切れる前兆は?
前兆はありません。
いきなり切れます。だから怖いんです。
タイミングベルトとタイミングチェーンの違い
近年では、技術が進歩したことによってタイミングベルトではなく、長期間にわたって交換する必要のない「タイミングチェーン」を採用している車も多くなりました。
タイミングチェーンの場合、その名の通り金属製のチェーンですので、簡単にのびてしまったり、切れてしまったりなんてこともありません。
そのため、長期間にわたって交換する必要はありません。
ですが、普及が進んでいるとはいってもすべての車でタイミングチェーンが採用されているわけではありません。
現在でもタイミングベルトを採用している車は決して少なくありません。
なので「自分の車は新しいからタイミングチェーンのはず」と決めつけてしまうのではなく、しっかりと確認するようにしましょう。
タイミングチェーンの寿命
タイミングチェーンもまったくノーメンテナンスで使用できるわけではありません。
金属だって伸びてしまうことはありますので、定期的なメンテナンスは欠かすことができません。
タイミングベルトの場合、寿命は10万キロですが、タイミングチェーンはどのくらい持つのでしょうか?
タイミングチェーンの寿命は約30万キロと言われています。
しかし、長く持たせるにはオイル交換がカギです。
きちんとオイル交換をしていれば、乗っている間にタイミングチェーンの交換が必要になることはないでしょう。
買い替えを検討しているなら
10万キロを超えてくると、頭を過るのが「買い替え」
「そろそろ車買い替えたいなぁ・・・」
なんてつぶやいているのではないでしょうか?
もし、本気で買い替えを検討しているなら、タイミングベルトの交換はしないでくださいね。
10万円も出して交換しても、査定額はほとんど変わりませんから。
なので、買い替えをするなら、サクッと売っちゃったほうが良いでしょう。
でも、買い換える予算がない・・・。
そんな方は、まずは愛車がいくらで売れるのか査定してみましょう。
思っていた以上に高値で売れて、買い替えの頭金が出来た♪
ということも多いんですよ。
車を売るなら、ディーラーで下取りよりも買取専門店で売ってください。
そのほうが絶対に高く売れますから。
まずは無料一括見積もりで大体の売値を確認するだけでもいいでしょう。
無料だし1分ほどで入力は終わるので、気軽にやってみてください。
まとめ
以前乗っていた、軽自動車でタイミングベルトの交換をしました。
というか、車検に出したら勝手に交換されていて、車検代が20万円を超えたという・・・。
まぁ高いです。1日41円と思っても、高いです(笑)
でも、そのままじゃ車検は通らないし、安全に乗り続けるには仕方のないことですね。
タイミングベルトが切れると非常に危険です。
最悪の場合、車両火災や追突事故で大惨事になるかもしれません。
またエンジンが故障して、車の買い替えや、エンジン載せ替えで数十万円の出費になるかもしれません。
実はタイミングベルトの寿命は10万キロ以上あります。
しかし、切れるとかなり危険なので、10万キロで交換しておけば確実なので、10万キロが目安になっているわけです。
10万キロを超えたら、ケチらずにすぐに交換しましょう。
買い替えを検討するなら、交換してから売るのはもったいないので、まず車の査定をしてみてくださいね。