2015年2月に発売開始されたマツダCX-3。
新型コンパクトクロスオーバーSUVとして注目を集めています。
2017年6月には一部改良を行い、ガソリン車も投入しました!
今まではディーゼル一本だったので選択肢が増えたのはうれしいですね。
ただ、発売当初は月間3,000台以上売れていたのが、最近では1,000台を切っています。
人を選ぶクルマなので、自分にあっているかどうかしっかり確認しておきたいところ!
そんなCX-3ってどうなの?乗り心地や燃費、価格が気になる方も多いと思います。
そこで、実際にCX-3を購入した方の生の声をまとめたので参考にして下さい。
マツダCX-3の口コミまとめ
マツダCX-3の良い所と不満なところを調べてまとめました。
たくさんの口コミを見なくても多いものをまとめたので時間がない方はどうぞ。
CX-3の良い所
- デザインに一目惚れ!マジでかっこいいです!
- アクセル・ブレーキペダルの位置が適切で疲れにくい
- 燃費が良く、軽油だから燃料代も安い
- 内装に高級感がある
- 使い勝手がよく、ドライバーに優しい
CX-3の不満なところ
- 値段が高い
- リアデザインが普通すぎ!
- ディーゼル特有の音と振動が合わない
- 出足がアクセルを踏んでも反応せずストレスを感じる
- 車内は狭い!3人乗りと考えるべし
- 実用性がなく、デザイン重視だけのクルマ
辛口総評価
とにかく「デザインがかっこいい!」という声が多いです。
確かに、エクステリアにはこだわりを感じます。
インテリアも落ち着いていて、カラーも選べて上質に仕上がっています。
走行性能や乗り心地については、賛否両論別れるところです。
辛口で言うなら「コンパクトカーとしてデザインは飛び抜けているが、実用性がない。」という感じです。
室内は狭く、後部席に大人が乗るのはけっこう大変です。
収納も少なく、カップホルダーも使いにくいし、スマホや財布を置く場所も困ります。
実用性を犠牲にしてデザインや走りにこだわった!とも言えるでしょう。
ですので、ファミリーカーとしては完全不向きですし、買い物や送迎などの物や人を運ぶ道具と考えている方にはおすすめできません!
その代わり、試乗してみてデザインや走りにマツダの霊を感じるなら買いではないでしょうか。
デザインや走行性などについて詳しく見ていきましょう!
CX-3の外観!アートとも呼べるような優れたデザイン性!
私も市場に行って見て乗ってきました。
展示車はちょうど中間のグレードに当たるXD Touringです。
いやーエクステリア、かっこいいですね!
「一目惚れして、他は見ないで買っちゃいました!」
という口コミもありましたが、納得できるデザインです。
フロントからサイドにリアまでのデザインはシンプルだけど躍動的。
ボディーカラーは「匠塗」と呼ばれるソウルレッドプレミアムメタリック。
特殊な技術を使用することで鮮やかで深みのある「赤」を演出しています。
屋内での撮影なので上手く伝えきれませんが、これまでに見たことのないような素晴らしいレッドです。
別カラーも見てみましょう。
こちらはセラミックメタリックで、営業マンの言うにはソウルレッドプレミアムメタリックの次に人気だそうです。
好みはあると思いますが、男性はこちらの方が好きそうですよね。
ライトまわりもこれまでのマツダにはなかったデザインです。
最近になってロードスターがこちらに近い感じもしますが、でもやはり別物です。
タイヤは215/50R18です。
ボディーとのバランスがとれた格好良さがありますね。
正直、写真で見た時はそれほど良いと思わなかったのですが実物を見たら凄く格好良い!
この外観に惚れて買う人が多いと言うことにもうなずけます。
写真と実物ではかなり印象が違うので、気になるならディーラーに行って実物をしっかり見てきましょうね!
CX-5のサイズは?全高が抑えられて立体駐車場にも入る
全長 | 4275mm |
---|---|
全幅 | 1765mm |
全高 | 1550mm |
室内長 | 1810mm |
室内幅 | 1435mm |
室内高 | 1210mm |
ライバルのヴェゼルと比べて明らかに優れているのは、その全高です。
ヴェゼルが1605mmなのに対して、CX-3は1550mm。
高さを抑えたCX-3ならば、都会の立体駐車場に入れられますね。
CX-3の内装!1500ccクラスとは思えない高級感!
デミオに乗ったことがある方は分かるかも知れませんが、インパネまわりは差がありません。
でも合皮のシートを使用するなどして、高級感を出しているのは分かります。
内装の質感は高いです。
こんな感じに所々にレッドが入っています。
これはボディカラーに合わせた色になりますが、赤が所々に入っていて高級感が漂っています。
女性に受け入れられそうじゃないですか?
なかなか1500ccクラスで内装の細部にこだわった車はないと思います。
エアコンは全グレードにオートエアコンが標準装備です。
「マツダ コネクト」も全車標準装備でした。
これまではXD Touringの内装です。試乗車が最上位グレードのXD Touring L Packageでしたので、こちらも少し紹介しましょう。
先程はシートが黒でしたが、白もあるんです。
これまた上質でオシャレですよ。
根本的な部分はXD Touringと同じですが、シートが本革になります。
白だと汚れた時のことが気になりますよね。でも、見た目は確かに格好良いです。
本革だから、汚れてもサッと拭き取ればそこまで気にしなくても良いのかな。
後部席やラゲッジスペースはかなり狭い
ただコンパクトSUVになるので後部座席~トランクルームの空間は狭いです。
体が大きい人だとちょっと窮屈だと思います。
ラゲッジルームです。
2列目を倒すとこの通り。非常に広く使えますね。
収納が少ない!
口コミにもありましたが、収納が少なめです。
カップホルダーはサイドブレーキあたりにあり使いにくそうです。
センターコンソールボックスもなくて、運転席周りに携帯や財布などの小物を置くスペースもありません。
収納はこんな感じです↓
収納の少なさや、後部席やラゲッジスペースの狭さはコンパクトSUVだから仕方ないかもしれません。
自分がどのように車に乗っていて、小物類はどこにしまうのかをイメージしながら、ライバル車と比較したいところです。
もっと広いSUVがいい!というならCX5がおすすめですよ。
走行性や乗り心地はどう?
エンジンをかけると、ディーゼル特有のガラガラとしたエンジン音が気になります。
ガソリン車に慣れていることもありますが、吹き抜け感のある綺麗な音は感じません。
実際に運転中も音が気になって、あまり集中が出来なかったくらいです。
ディーゼル車に乗ったことがないという方は、気をつけてくださいね。
ナチュラルサウンドスムーザーと言うオプションがあって、つけると静になるようです。
カラカラという音もディーゼル車の醍醐味?ですし、「慣れればそこまで気にならない」という声も結構ありましたけどね。
機会があればナチュラルサウンドスムーザーが装備された車と乗り比べたいですね。
担当営業が言うには装備するだけでかなり変わるそうです。
出足はもっさり、だけど加速は十分
停まった状態からアクセルを踏んで一気にスタートしようとしたところ、モッサ~~~~~となかなか進まない・・・。
スピードが25kmに達するまでは若干スローな感じがあり、出足からピューンと飛ばしたい方はストレスが溜まるかもしれません。
しかし、その後の加速は良好で、しっかりとした加速を見せてくれました。
あくまで1500ccなので、走行性能に過度な禁物はダメですね。
ちょっと車重量が重いので、もたつきはありますが、特に不満はありません。普通です。
乗り心地は硬め
乗り心地はは若干固めですが、お尻がはねて疲れる!というほどでもありません。
口コミを見ていても「固い」という人が多いですが、「固いのが好きなので全く問題ない!」という方がほとんどでした。
固さは好みがあるので、試乗してちょっと凸凹の道も走って判断してみてくださいね。
走行性能に優れた4WD
SUVであるCX-3には高い走行性能も求められますが、そんな心配はいりません。
様々な悪路であっても走破できるi-ACTIV AWDを搭載しているのですから。
前輪がアイスバーンに乗った状態での坂道発進では、前輪スリップの発生を抑制。
凍結路面でも前輪スリップの発生を抑制するため、後輪へエンジントルク配分をします。雨の高速道路走行でも同様です。
これらのトルク配分を、車自身が判断して最適な配分で行ってくれるのです。
ですので、ドライバーは運転に集中できるのがうれしいですね。
CX-3の燃費はどのくらい?
CX-3のグレードごとのカタログ燃費は以下のとおりです。
グレード | 駆動 | カタログ燃費 |
---|---|---|
20S | 2WD | 17.0km/l |
4WD | 16.6km/l | |
XD | 2WD | 23.0km/l |
2WD 6MT | 25.0km/l | |
4WD | 21.0km/l | |
4WD 6MT | 23.4km/l |
20Sがガソリン車で、XDがディーゼル車です。
実燃費は、カタログ値の70%くらいになるでしょう。
街乗り中心なら60%、高速道路なら80%くらいは出ます。
ディーゼル車の場合はちょっと注意が必要で、メリアリのあるアクセルワークをしなと煤(スス)を除去するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)が働いてくれないそうです。
なので、あまりエコ運転しすぎると煤(スス)が溜まってしまうので、燃費を犠牲にしてメリハリのあるアクセルワークをしたほうがいいかもしれません。
試乗のときには、私たちの後に試乗予定がなかったことから長めに走らさせてもらいました。
その上での平均燃費がこちら↓
17.2km/lって出すぎじゃない?とは思いましたが、実燃費レポートを見てみると20km/lを超えている人もいました。
街中での平均実燃費は13~18km/l位になるようです。
ちなみにカタログ燃費は23.0km/l(JC08)です。ヴェゼルハイブリッド(27.0km/l)には負けますがまずまずの燃費です。
もしかしたら、「オレのCX-3は燃費が悪い!」と感じている方もいるかもしれませんね。
ガソリン車で街乗りだと、10km/lを切ることもあります。
カタログ燃費との差はしょうがないので、そんなもんだと割り切りましょう。
CX-3の価格は高い!デザインにお金をかけられるかどうか?
多くの口コミにありましたが、価格は高いです。
グレードごとの車両本体価格を見てみましょう。
グレード | 車両本体価格 |
---|---|
20S | 210.6万円~ |
20S PROACTIVE | 228.4万円~ |
20S L Package | 253.8万円~ |
20S Noble Brown | 257万円~ |
XD | 240.8万円~ |
XD PROACTIVE | 260.2万円~ |
XD L Package | 280.8万円~ |
XD Noble Brown | 284万円~ |
※4WD車は約22万円UP・6MT車は同じ価格です。
デミオの価格(138.2万~204.1万円)と比較すると80万円ほど高いです。
ヴェゼルと比較しても、10万円ほど価格は高めです。
外観や内装デザインをあれだけ上質にしたのだから、値段は高くて仕方ありません。
ただ、「そこに価値を感じられるか?」ということでしょう。
ちなみに、私も見積をもらってみました。
諸費用とオプションを含めた乗り出し価格に注目!
最上位グレードのXD Touring L Packageの見積り書↓
ボディカラーは別途54,000円追加でソウルレッドプレミアムメタリックです。
他にはナビゲーション用のSDカードにETCにフロアマットを追加です。
値引きなしで3,383,576円でした。
コンパクトカーで330万円は高いですね。
でも、この優れたデザインに1500ccのディーゼルエンジン、他にもレーダークルーズ(MRCC)も装備。
そう考えると値段相応、それ以上の価値はある!と思える人もいると思います。
というか、そういう人が買う車なんです!
値引きはいくらできるのか?
CX3の値引き情報を見てみると、10万円行けばまずまず、15万まで行けば最高級のようです。
初回商談で10万円まで出れば15万円も狙ってもよさそうです。
ライバルはヴェゼルなので競合させてもいいと思います。
ただ、マツダはあまり値引き合戦に応じてこないので、あまり期待せずに行いましょう。
まとめ。CX-3は買い?
いい車だと思います。
オシャレだし燃費もいいし、走っていて楽しいし、マツダの本気が見えますよね。
ネックなのが価格。
値引きもほとんどない状態なので、価格で選んじゃいけない車なのかなと思います。
とりあえず試乗してみて本気で惚れられるかどうかなのでしょう。
ライバルのヴェゼルやC-HRとも乗り比べてどうなのか自分の体で確かめてみてください。
きっと価格以上の魅力に出会えると思います。