「頭金なし」は損!自動車ローンの頭金はいくら払う?

 

「頭金0円でも、毎月○○円で、自動車を購入できる」といったDMを見たことがある人は多いと思います。

新車でも、中古車でも、そんなDMを見て販売店へ行ってしまった人もいるのではないでしょうか。

 

しかし、ちょっと待って!

 

頭金0円で自動車ローンを組めるとしても、本当にそれでよいのでしょうか?

自動車ローンは大金を借りる借金です。

DMのキャッチコピーにつられて簡単に契約するようなものではありません。

ここでは、自動車ローンを組むに当たって、頭金がどういった意味があるのか、いくらくらい払う方が良いのかを詳しく解説します。

 

頭金0円でもローンを組めるが、月々の支払いを考えよう

自動車ローンを頭金0円で組めるということは、「お金がなくても車が買える」と思ったりしていないでしょうか?

じつは、まったくのです。

 

頭金なしということは、それだけ多くのお金が出ていくローンの組み方なのです。

 

どれくらい多くのお金が必要なのか、具体的に計算して確認しましょう。

300万円の自動車を購入するとして、頭金0円の場合と頭金50万円、100万円、150万円の場合とで、必要な金額を計算してみます。

 

自動車の価格(税込):300万円
返済期間:5年(60回)
実質年率:5.0%

 

頭金借入金額毎月の返済額総支払い金額利息
0円300万円56,613円3,396,793円396,793円
50万250万円47,178円3,330,649円330,649円
100万200万円37,742円3,264,515円264,515円
150万150万円8,306円円3,198,378円198,378円

 

頭金0円の場合と頭金を150万円納めた場合とで、総支払金額には20万円近くの差が出ています

 

つまり、頭金0円でローンを組んだ人は、20万円も余計にお金を払わなければいけないのです。

また、月々の返済額に至っては、頭金0円の人が毎月6万円近く必要なのに対して、150万円準備していた人は毎月3万円程度で済んでいます。

 

毎月の返済額に倍近い違いがあるのは、生活に大きく影響することでしょう。

月々3万円も支出が違えば、成果レベルは大きく変わってきます。

 

もしかしたら、ガソリン代を捻出できずに、「買った車に乗れない」ということになるかもしれませんし、支払えなくなってしまう人もいるかもしれません。

 

ローンの金額を多くすればそれだけ利息が多くなるのは当たり前ですので、「そんなこと分かってるわ!」と思った方もいるでしょう。

自動車ローンを組むときは、事前にシミュレーションをして、月々の支払いがいくらになるのか知っておくことが大切です。

 

今の家計に自動車ローンを追加してもやっていけるのか?

厳しそうなら、頭金を入れるか、車のランクを落とすか、中古を買うかしないといけないでしょう。

 

自分の収入に合わない高級車を頭金なしで買うのはリスクが高いです。

「頭金0円のローン」は、自動車を購入する人のためのものではなく、自動車ローンを提供するローン会社にとって、とても美味しい契約なのです。

 

頭金がないなら愛車を高く売れ!

もし、お得に車を買い替えたいなら、今乗っている車を高く売ることを考えましょう!

多くの人は、車を買い換えるときにはディーラーに下取りに出しますよね。

でも、ディーラー下取りでは高く買い取ってもらえません!

 

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頭金を入れるメリット・デメリット

前述のように、頭金を入れることで、総支払額を抑え、毎月の支払金額を下げて負担を軽減できるというメリットがあります。

そんなメリットも含めて、改めて「頭金を入れる」ことのメリットとデメリットを整理しましょう。

 

メリット1. 借入金額が少なくて済む

メリット2. ローンの審査に有利

メリット3. 金利が優遇される場合がある

デメリット1. 大きな出費になる

 

 

それぞれ、詳しく説明しておきます。

メリット1. 借入金額が少なくて済む

上述の表の通り、頭金を入れるということは、それだけ借入金額が少なくなります。

すると、同じ表の通り毎月の支払金額が低くなり、利息を大きく節約することができるのです。

 

自動車ローンを組むなど、お金を借りるときに重要なのは、きちんと返済することができる返済計画を立てることです。

毎月の返済金額が低ければ生活に余裕が生まれ、それだけ返済計画も立てやすくなります。

 

この「生活に余裕が生まれて、返済計画を立てやすくなる」点が「頭金を入れる」ことの、もっとも大きなメリットと言えるでしょう。

 

メリット2. ローンの審査に有利

頭金を入れて借入金額が少なくなると、審査に通りやすくなるというメリットも出てきます。

 

そもそも、ローンの審査というのは、「申し込んだ人が、借りたお金を利息も含めてきちんと返すことができるか」ということを判断する手順です。

少ない金額を借りる人の方が、高額な借入をする人に比べて、返済できる可能性が高くなるのは当然でしょう。

そのため、頭金を入れた方が、ローンの審査に有利なのです。

詳しくは後述します。

 

→自動車ローンの審査に落ちる理由

 

メリット3. 金利が優遇される場合がある

金融機関や自動車ローンによりますが、頭金を入れている人の金利を優遇するようになっている自動車ローンは少なくありません。

金融機関は、確実に返済できる人には積極的に貸したいので、頭金を作って先に入れるようなしっかりとした経済観念の持ち主が借りやすくしているというわけです。

 

そのため多くの場合、頭金0円の人の金利よりも頭金を入れている人の金利が1%程度低くなるようになっています。

「たった1%?」と思うかもしれませんが、仮に300万円を5年借りたとすれば、単純計算で利息が15万円も違ってきますので、意外に大きな違いなのです。

 

デメリット1. 大きな出費になる

「頭金を入れる」ことの唯一のデメリットが、この出費の問題です。

自動車ローンの頭金となると、数十万円から数百万円といった大きな金額になります。

 

そんな大金を一度に支払うことになりますので、多くの人は貯蓄を取り崩すことになるでしょう。

そのため、もし何か起こった場合に、「頭金を入れたせいでお金が足りなかった」ということが起きないとも限りません。

 

自動車ローンの頭金は、そこまでして入れる必要のないお金です。

貯蓄をすべて、自動車ローンの頭金に回すようなことは、普通に生活していく上では「ありえない」ことです。

 

もしそこまでしなければいけないのであれば、「その自動車を買わなければいけない理由」を改めて考えるべきでしょう。

 

また、自動車ローンによっては、借りたお金を税金や自賠責保険などの諸経費として使えない場合もあります

諸経費も比較的大きな金額になりますので、貯金をすべて頭金に回してしまうと、諸経費を支払うことができず、車を購入できないということになってしまいます。

そのため、自動車ローンの頭金は、無理のない範囲で別途貯金しておくのが良い方法でしょう。

 

頭金はいくら入れるのが相場?

ここまでで説明したように、頭金は入れた方が断然良いです。

しかし、実際にはどの程度入れるのが相場なのか、分からないという人も多いでしょう。

 

一般的には、購入金額の10%から30%の金額を頭金として入れるのが相場と言われています。

 

300万円の自動車を購入するのであれば、30万円から90万円程度を頭金として納めるのが一般的、ということです。

 

10%程度以上の頭金を入れなければ、審査に通らない自動車ローンもありますので、最低限10%は入れておくべきでしょう。

また、毎月の負担のことを考慮すると、10%では厳しい場合も多くなりますので、3割程度は入れておくということになると思います。

 

もちろん、多く入れた方が良いですが、中古車を購入しようとした場合は、頭金を貯めるために一生懸命働いて、いざ貯まったら欲しい車がなくなっていたということもありがちです。

現金購入がもっとも理想的ではありますが、車の価格と返済計画、自分の状況をしっかりと考慮して、最適な金額を検討しておきましょう。

 

頭金があるとローンが通りやすくなる理由

前述しているように、頭金がある方がローンの審査に通りやすくなります。

その理由は、以下の3点です。

 

・借入金額が下がるため、審査に通りやすくなる
・信用度が増すため、審査に通りやすくなる
・担保を補強してくれる

 

それぞれについて、詳しく説明しておきます。

借入金額が下がるため、審査に通りやすくなる

繰り返しますが、頭金を入れていれば、その分借りる金額が下がります。

そうすれば、きちんと返済できる可能性がありますので、ローンの審査に通りやすくなるのです。

 

そもそも、年収を超える金額のローンを組むことはできません

そのため、年収以上の価格の自動車を購入するのであれば、頭金を入れるしかありません。

また、年収を超えないとしても、年収の半分以上の金額になると、審査が厳しくなると言われています。そのため、できる限り借入金額を低く抑えられるよう、頭金を入れる必要があるのです。

 

信用度が増すため、審査に通りやすくなる

頭金を貯めてから自動車を購入しようとしていることで、きちんと計画して実行できる人だと評価され、その人の計画性の担保となります。

つまり、ローン会社から信用されるということです。信用されれば、当然ながら審査に良い影響を与えてくれるでしょう。

 

担保を補強してくれる

ディーラーローンの場合、購入した自動車が担保とされています。

これは、もしローンの延滞などが発生した場合、ローン会社がその自動車を取り上げて処分し、返済金額に充てることができるということです。(そのため、ディーラーローンの審査は比較的通りやすくなっているのです)

 

しかし、自動車というのは、年式や走行距離などで価値が変わっていくもので、そもそも購入したその瞬間から新車価格を下回る価値に下落していきます。

つまり、頭金がなければ、もし何かあっても貸したお金を全額回収できないことは明白なのです。

頭金があれば、借入金額が低くなり、その自動車の担保としての価値が新車同等でなくても良いわけですので、ローン会社のリスクが下がります。

 

こういった理由で、「頭金を入れる」と自動車ローンの審査に通りやすくなるわけです。

 

まとめ

 

今は、頭金無しで自動車ローンを借りることができます。

しかし、頭金を入れたほうがさまざまなメリットがあります。

 

一番は、返済金額が減るということ。

裏を返せば、頭金なしだと総支払額が多くなり、それだけ損をしてしまうということなんです。

 

また、頭金なしのフルローンの場合、月々の支払額が多くなります。

毎月の支出が増えれば、家計を圧迫しますのでしっかりと計画を立てて予算を考えることが大切ですね。

 

そもそも、車を買う時に頭金がないというのは計画性がないという証拠です。

車は7~10年に乗り換えしていかないといけません。

そのための車貯金をしっかりとしておかないと、買い替えた後の生活はカツカツになっちゃいますよ。

 

車は買ったら終わりではありません。税金やガソリン代などの維持費もかなり掛かります。

→車の維持費はめちゃくちゃ高い!?月額いくら掛かるのか計算してみた

 

車を買い換えるときにはしっかりと計画をして、ローンを組むならシミュレーションなどをして毎月の支払いがいくらになるのか知っておくことが大切ですね!

 

 

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