先日エスクァイアのガソリン車に試乗してみて、ハイブリッドと比較してみたくなったのでハイブリッドにも試乗してきました。
実は本命はハリアーで、ハリアーの試乗に行ったのですが、エスクァイアのポスターがあちこちに貼ってあっていかにも「売り出し中!」という感じだったので気になったミーハーな私です(笑)
営業担当がハリアーの試乗車の準備をしている間に外観を見てみることにしました。
エスクァイア・ハイブリッドの外観!ガソリン車との違いは?
パッと見てガソリン車との外観上の大きな差はありません。
こちらがハイブリッド。
こちらがガソリン車。同じですね。
ガソリン車との違いは、ハイブリッドのシンボルマークでしょうか。(特にいらないかもしれませんがw)
そして他の車種同様、トヨタのロゴがブルーで差別化されているということです。
タイヤとアルミホイールは15インチです。
ガソリン車も15インチになりますが、少し形状が違います。
でもよく見ないと分からないくらいの違いです。
カタログを見て他に何か差がないか探しましたが・・・特にありません(笑)
燃費や走行性、静粛性に期待したいところです!
グリル含めフロント部分のインパクトは衝撃的なものでした。
でも見ているとだんだん慣れてしまいます。
こちらの標準グリルには賛否がありますが、純正のエアロをつけると格好良さそうです。
車両接近通報装置がハイブリッド車には標準装備です。
発進から車速25km/hまでのEV走行中、または後退中に自動で発音して歩行者に音を伝えるそうです。
ハイブリッド車は音が静かすぎて、歩行者に気が疲れにくいという声もありましたからね。
その辺の配慮だと思いますが、実際に利用価値あるかな・・・とふと思いましたw
ON/OFFが選択可能なのでいらなければOFFにしておけばいいかなと。
ヘッドランプを見てみましょう。
LEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプ
高輝度で点灯速度も速くて消費電力も少ないLED!
車両姿勢の変化に応じて照射軸を一定にキープするオートレベリング機能つきです。
こちらのヘッドランプに関しては全グレード標準装備です。
ガソリン車のGiには室内カメラのセンサーが明るさを検知してハイビームとロービームを自動で切り替えるオートマッチハイビームが標準装備ですがハイブリッドにはついていません。
オプションでもないのが残念!
後ろから全体を撮影してみました。
後ろの窓が広くとってあり、後方への視界が開けているのが分かります。
画像では少し確認が難しいのですが、メッキを使っています。
ブラック系、パール系、どちらのボディカラーを選らんでも合いそうな感じです。
次は中を見てみますが、ガソリン車との違いは一体どれだけあるでしょう?
5ナンバーミニバンの中ではトップクラスの内装!
ガソリン車の時も感じましたが、やはりドアの軽さは否めませんね。
5ナンバーミニバンならこのクリアなのでしょうが、アルファードやヴェルファイアの試乗後だとちょっとだけ気になりました。
クラスNo1の低床とされ、乗り降りラクラクを売りにしている運転席は390mmの高さ。
セカンドシートへの乗り込み部分に関しては360mmです。
最近のミニバンは低床設定が増えていますが、小さな子供やお年寄りには嬉しいですよね。
ちょうど見に来ていた他の家族のお子さんが小学1年生とのことでしたが、楽に乗り降りしているのを見ました。
ステアリングは全グレード本革巻きが標準装備です。
ハイブリッド車、ガソリン車ともにGiには黒木目調加飾つきとなります。
あとは基本的な内装はガソリン車と同じと考えて大丈夫です。
格納式のジュースホルダーがありました。
あとはちょっとした小物入れもありますね。
なお、スホルダーの横にあるスイッチは温熱シートの操作スイッチです。
こちらは運転席と助手席に標準装備となります。
ハイブリッド車Giにのみ標準装備のものが1つあります!それがコレ↓
スマホのおくだけ充電ですが、iPhoneは使えないし一部のキャリアの一部の機種のみ。
これはもっと色んな機種を対応可能にして欲しいです。
使えないのに標準装備にされてもただ邪魔なだけなのに・・・(汗)
内装色ですが、バーガンディ&ブラックです。
ドアの部分です。
こちらは運転席と助手席です。
実際に現物を見るとこの色も悪くないです。
人気は無難にブラックだと思いますが、こちらを選んで周りと違いを出すのも良さそうです。
運転席から後方を見た様子です。
充分すぎるくらいに広いのではないでしょうか?
次はセカンドシートに移動してみます。
ガソリン車の時も感じましたが、このクラスのミニバンでこの内装は非常に素晴らしいですね!
オットマンもオプションで付けることが可能なので、2列めシートでゆったりドライブも出来ますね。
こちらの試乗車はオプションである後席モニターつきでした。
オットマンで足をのばしてDVD鑑賞しながらドライブも楽しそうです。
サードシートに移動してみます。
さすがにサードシートとなるとセカンドシートのような広さはありません。
大人が乗ったら膝がぶつかっちゃうかもしれません。
セカンドシートを前にスライドさせることは可能ですが、そうするとセカンドシートに余裕がなくなるし・・・
この辺は乗る人同士の譲り合いになりますね。
サードシートは常時使うのではなく、時々使う分にはあって便利かとは思いますね。
サード シートを使ってしまうとラゲッジスペースはご覧のとおりで殆ど使えません。
このへんはシートアレンジで工夫できます。
3列目の1つだけをたたんで自転車を載せることも出来ます。
両方たためば広々とつかえる。
ミニバンのシートアレンジは豊富なので利用シーンに合わせていろいろ工夫してみてください。
乗り心地、燃費はどうなの?ハイブリッドだから静かだよね?
さぁ、いよいよ試乗です。
外観や装備に関してはガソリン車とほとんど同じですが、ハイブリッドに期待するのはやはり走行性と燃費!
果たしてエスクァイアハイブリッドはどんな走りを見せてくれるのでしょうか?
まずはプッシュ式のスタートボタンでエンジンをスタートさせます。
ブルルーン。おぉ!さすがにガソリン車に比べると静かです。
そしてDにシフトをいれてスタートします。
シフトレバーはカクカクと動かすものではなく、フニャフニャと小刻みに動かす感じです。
なかなかこの手のシフトを見たことがないので戸惑います。
何度か乗れば慣れると思いますが、一般的なシフトの方が運転している感があります。
まずアクセルを軽くスッと踏んで最初はモーターでスタートします。
少し加速をしてモーターからエンジンへの切り替わりも凄くスムーズ!
切り替わったことに気付かずに走行することもありました。
エンジンで走っていても、モーターで走っていると思ってしまいそうですね。
ただある程度のスピードに乗ってくるとちょっと音が気になります。
高速道路走行時には一体どうなるのだろう・・・・?
坂道もちょっとパワー不足が露呈してガーッと鈍い音を上げて頑張っている感じです。
踏んだところで速度は出ないし燃費にも良くないのでこんなものだと思うしかありません。
この辺はアルファードクラスと差が出てしまう部分なのでしょう。
ガソリン車でも感じたこと!ハンドルの操作性がとても良いです。
そこに5ナンバーサイズということもあり、女性の方や初めて車を持つという方でも扱いやすいので はないかと思います。
あと、車高も高く窓も大きいので視界が開けていて前も横も見やすいです。
車自体は大きいですが、狭い道や駐車さえ気をつければ運転になれない女性でも運転しやすいと思います。
エスクァイアハイブリッドの実燃費はどうなのか?
エスクァイアハイブリッドカタログ燃費はは23.8km/lです。
試乗ですので平均燃費は参考程度にしかなりませんが、18.8km/lでした。
かなりいい数字ですよね。
みんカラなどで平均実燃費を見てみると16.6km/l位でした。
高速道路では20km/lを超えるかもしれませんね!
今回は試乗で限られたコースでの走行ということもあり、ECOモードを使っての走行でした。
だからと言ってずっとノロノロしてるわけじゃなく、アクセルを踏めば加速は充分なものです。
今回の試乗では使わなかったのですが、POWERモードも装備されています。
こちらを使うことで更に快適な走行が楽しめるのではないでしょうか?
POWERモード試しておけば良かった・・後から気付きました(汗)
高速道路や山道ではパワーモードで走るといいかもしれませんね。
エスクァイアハイブリッドは街乗りでも家族で遠出するにも適した車ですね。
エクステリアがかなり特徴的なので若い男性が好むのかな?
あとは、価格ですよね?
デザイン○、走行性○、燃費も○でも最後はお金ですからw
総額はいくら?見積りを見て驚愕した!
一応見積りを出してもらいました。
ハイブリッド車も何台か試乗したので車両本体価格が高めであることは理解しています。
金額を見てもスンナリ受け入れる自分が居ますけどね・・・。
それでは、HYBRID Gi での見積書です。
( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
(;゚Д゚) …!?
4,071,416円
まさかの400万円超え!!
ガソリン車が350万くらいだったので50万円の差!
「ハイブリッド車って良い値段だね」私の家族も口をそろえて言いました(汗)
車両本体だけで320万円するし、ナビやらのオプションが63万円くらいかかっています。
でも1800ccで5ナンバーサイズの車で400万円をこえてしまうとは。
まぁ、アルファードハイブリッドは660万円だったので、5ナンバーミニバンのハイブリッドはこんなものかな。
納期も2015年4月中旬契約で6月登録になるのでは?とのことです。
実際に車が来るのは7月に入るかも知れないとのことですが、そればかりは仕方ないです。
エスクァイアハイブリッドの値引きはいくら?
「値引きはどのくらい出来ますか?」と見積り前に牽制しておいたのですが、
見積りのなかでは渋めの8万円でした。
初見ですし、ハリアー本命ってバレてしまったので仕方ない数字ですね。
雑誌などの情報によるとエスクァイアハイブリッドの目標値引きは22万円。
うまく交渉してオプションもいろいろつけたら30万円くらいの値引きは引き出せるかもしれません。
試乗してどうだった?総評
やはり価格の面が一番ネックでしょう。ガソリン車と比較して50万円ほど高いです。
実際の燃費はガソリン車が9㎞/l、ハイブリッド車が16km/lで7㎞/lの差がありますね。
年間1万キロ走ると考えると、1年間のガソリン代がガソリン車が14.4万円、ハイブリッド車が8.1万円になります。(ガソリンの価格が130円/Lとする)
1年のガソリン代の差が6.3万円となるので、8年位上乗れば元がとれる計算になります。
この辺りをどう捉えるかは、人によって違うと思いますが、我が家ではハイブリットは却下という意見に落ち着きました。
ガソリンスタンドが嫌いな私にとっては燃費が良い車は非常に魅力的なのですが、価格が価格なので・・・・。
そのうち、セカンドカーでアクアとかが買えるといいなぁと思った休日の昼(笑)
ただ乗ってみて、とても扱いやすい車だったということは確かです。
家計に優しくて運転がしやすくて子供を連れての移動にも便利!そう思うママ層にもピッタリかと思います。
ママはECOモードで、パパはPOWERモードでそれぞれの走りを楽しむのも良いですよね。
ちょっとしたお出掛けも楽しくなりそうです。
営業マンに、どんな方が買われるのか?と聞いた所
基本的にはファミリーカーの括りになりそうですが、実際には幅広い世代に人気がある車とのことです。
単身の男性もいれば女性も居て、定年退職を機に買った人から様々だそうです。
購入層が一定の部分に偏らず、幅広いのですね。
発売からまだ日が浅く、街中でもあまり見かけませんが、今のところ(2015年4月)月間販売台数はガソリン車と合わせて4~5000台です。
ミニバンとしてはなかなかの数字です。
このイカツイ顔を街中で見かける日もそう遠くないでしょう。