2008年の5月にデビューから絶対なる人気を得ている「フリード」です。
2014年にマイナーチェンジをして新型へとパワーアップしたフリード。
実はフルモデルチェンジは1度もしていない初期モデルなんです。
5ナンバーサイズのミニバンも数車種ありますが、2000ccは要らない!予算が足りない!
そんな方には1500ccのフリードは丁度良いかもしれません。
先日、試乗してきたハイブリッド車との比較の意味でガソリン車も試乗してきました。
街中で見かけるのはハイブリッド車とガソリン車が半々という印象です。
ハイブリッド車とガソリン車を比較しながらレポートしていきます!
見た目の差をつけるならばエアロ仕様のGエアロがお勧め!
ガソリン車のグレードは3種類になります。
G,Gジャストセレクション、Gエアロになります。
今回、試乗させて頂いたのはGエアロでした。
試乗車はハイブリッド車が用意されていることが多くガソリン車がなかなか見つかりませんでした。
近所のホンダを何店舗か回ってやっと見つけました。
もしフリードの試乗にいくなら事前に電話で確認したほうがいいかもしれません。
他のグレードとの差は名前のとおりエアロのあるなしの差です。
エアロ無しのモデルと並べてみればよく分かるのですが、格好良く仕上がっていますよ。
男性が乗られても似合うと思います。
全長 4,215mm
全幅 1,695mm
全高 1,715mm
Gエアロのみが15インチアルミホイール標準装備です。
アルミのデザインもスポーティーになっていますね。
ハイブリッド車のジャストセレクションに乗ったのですが、エアロが付いていると全然印象は違いますね。
フリードハイブリッドジャストセレクション
ハイブリッドとガソリンで外観の違いは特にありません。
「HYBRID」というロゴが入っているかいないかくらいです。
ハイブリッドでエアロタイプはないので、付けたいならオプションとなるみたいです。
フリードの内装!乗ってみると5ナンバーとは思えぬ広さ
実際に室内を見てみましょう。
まず乗ってみて気付いたのがメーターがアナログであることです。
ハイブリッド車はデジタルになるので、ここは大きな差の1つでしょう。
ナビとシフト位置になります。
シフトの位置に関しては少し高めですかね?
エアコンの操作の際に邪魔にならないかどうかが気になります。
運転席から後ろを振り返ってみると思った以上に広さを感じました。
3列目まではウォークスルーで行くことが出来ます。
こちらは6人乗りになるのですが、2列目はキャプテンシートです。
アームレストも設置されていて、ちょっとした高級感がありますね。
実はアームレストが3列目にも設置されています。
3列目あのある車種ってどれも手抜きがちなイメージですが、配慮を感じます。
3列目の足元は2列目をスライドさせても広さは少なめです。
2列目をマックス後に下げると3列目のスペースがなくなります。
1つ小さなサイズのミニバンなので3列目が狭いのは仕方ないことです。
ただ、意外としっかり作ってあるので長距離は疲れそうですが、近距離は難なく過ごせそうです。
3列目の収納方法は跳ね上げ式を採用しています。
ワンタッチという訳にはいかないようで、女性にはちょっと重く感じるかもしれません。
個人的には跳ね上げ式はあまり好きじゃないです・・・。
エスティマやステップワゴンのような床下収納式がスッキリしていて良いです。
他に気付いたことも挙げてみます。
キーの部分がピュッシュ式ではなくダイヤル式だったり、スライドドアのノブが縦だったりと。
良い部分もあれば何故?と思う部分もあり、自分の中の完璧にはなかなか出会わないことがわかります。
フリード(GS)を実際に試乗させていただきました
実際に乗ってみると車高が高く窓が大きいので視界良いです。
ハンドルが最近乗った車の中では一番軽く、運転が初めての方でもスンナリ行けそうです。
操作も非常に扱いやすく、女性でも安心して運転できると思います。
試乗は雨の日だったので、あまり加速を楽しむことはしませんでした。
ゆっくりとアクセルのアップダウンを試してみましたが、加速はストレスもなく満足できるレベルです。
ユーザーレビューなどで見るとスタート時の加速が悪いとか聞きますが、普通に乗っている分には大きなストレスはないと思います。
もともとビュンビュンとスピードを出す車ではありません。
スピード重視ならば同じ1500ccでもダウンサイジングターボを使用したステップワゴンの方が上です。
乗り心地はそこまで良いわけでもなく、突き上げ感やロールを感じることもありましたが、許容範囲です。
試乗は20分くらい時間をゆっくりかけて走りました。
エコ運転を心がけていたので平均燃費は13.1km/lを表示していました。
カタログ値は16km/lくらいだったと思うので、それを考えればまずまずの数字ですね。
フリードのガソリン車の実燃費レポートを見てみると、街中では10km強、高速道路では15km/l超えという記録もありました。
ちなみにフリードハイブリッドの実燃費は14~19km/lですね。
末期モデルではあるが人気の強さか?フリードの乗り出し金額
フリードGエアロの見積りをもらいました。
ハイブリッド車の金額を知っていたので何となく想像は出来ていましたがジャーン!
300万にもうすぐ手が届きそうな2,945,103円となりました。
オプションが41万、諸費用が28万円かかっています。
点検パックなども入れたのでちょっと高くなっていますが、不要であればもうちょっと安くなりますね。
接客してくれた方が副店長にあたる方で、値引き15万円の提示はありました。
副店長ともなれば、それなりの権限はあると思います。
実際に契約となるともう少し期待できるのかな?とは思ってますが、それでも良い値段ですね。
オプションを少し見直したとしても手が出るかどうかは別の話です。
家に帰って月刊自家用車で目標値引き額をチェックしてみたところ
目標値引き額→18万円
オプションを含めた総額値引き→23万円
と書いてありました。
初回の交渉で15万円ってなかなかの数字ですね。
本格的に交渉に入るのなら、新型シエンタか経営資本の異なるホンダカーズでフリード同士を対決させて見ると効果的とのことです。
なお、車両本体価格はGエアロは216万円(2WD)、236万円(4WD)からになっております。
6人乗りと7人乗りがあり、どちらを選ぶかで価格設定も変わります。
特にエアロは要らない!とのことでしたらジャストセレクションやGでも良いのかも知れません。
その場合はGで174万円~、Gジャストセレクションで198万円から設定があります。
フリード総評!買うならばガソリン車?ハイブリッド車?
正直、フリードはハイブリッド車でもそれほど燃費が良いと言えません。
最初に支払う金額を考えるとガソリン車で良いかなと思ってしまいます。
停止時の静粛性などでハイブリッド車が勝る箇所もありますが、凄く変わるとは思えません。
それでいて車両本体価格で30万円以上の開きがあるので、なかなか差も埋められないですよね。
ディーラーの情報では年内にはモデルチェンジの予定はないそうです。
来年の何処かであるかも知れないという正式確定ではない情報は頂ました。
次期フリードはステップワゴン同様ダウンサイジングターボを搭載したものとハイブリッド車の設定になるような感じですね。
発表されたら、相当売れるのではないでしょうか?
トヨタでシエンタが7月に発表予定なので、シエンタに今後流れる可能性も多そうです。
大幅値引きでもあれば検討の余地はありますが、この値段ですと少し考えてしまいそうです。
トヨタのポルテやスペイドに比べると子育て中のママさんを考えたものにはなってません。
遊び心みたいなものを求めるならばポルテや、スペイドに軍配があがります。
でも実際に一番多いユーザーはファミリーかも知れませんが、そうでない方が乗っても違和感ないでしょう。
私が商談してる最中もシルバー世代の夫婦がステップワゴンは大きすぎると言って見ていました。
いつか来るモデルチェンジでは広々とした室内や操作性は継続して欲しいと思います。
新型シャトルと同じようにユーザーの声を直に耳にするのも良いなと思いました。