2015年6月17日に一部改良された、ランドクルーザープラドに試乗して来ました。
今回の改良に伴い約7年ぶりにディーゼル車が復活しました。
ディーゼル車は、日本国内では初採用となる1GD-FTV型 2.8Lエンジンを搭載しています。
JC08モード燃費で11.8km/Lと低燃費・低排出ガス性能も両立しました。
また、トヨタでは初めて尿素SCRシステムを採用したことで窒素酸化物(NOx)も大幅に低減しております。
EURO6および平成22年排出ガス規制に対応していることでも知られています。
試乗車が用意されていたのが近隣で2店舗のみという状況で、いつにない混雑を見せるディーラーでした。
完璧なスタイル?惚れ惚れする外観。写真たっぷり
目に飛び込んで来たのはこちらの試乗車です。いやぁ、惚れ惚れします。
TX Lパッケージ(7人乗り)2800cc DIESEL 車両本体価格 4,696,037円
格好良いです。
国産車の中ではトップクラスのかっこよさですね!
細部にもこだわりを感じます。
写真を撮り始めると止まらないくらいに面白さがあります。
改めて、車を降りて眺めた時の満足感は言いようのないものです。
ランクルプラドのスペック
車長4,760mm×車幅1,885mm×車高1,835~1,850mm
車両重量 2,040~2,300kg
車両総重量 2,315~2,685kg
最小回転半径 5.8
ボディサイズは大きく特に車幅が広くなってます。
街中の運転、狭い道などに関しては気を使いますね。
タイヤは265/65R17が標準装備となっております。
最上位グレードのTZ-Gは265/60R18が標準装備です。
国内で所持するにはギリギリの大きさですね!
スタイルはめっちゃっカッコイイですが、車体がデカイ!そして、小回りが効かないのがデメリットでしょう。
駐車とか狭い道でぶつけないようにリヤカメラとクリアランスソナー&バックソナーは必需品となりそうです。
高級感のある内装。インテリアはこんな感じでした
それでは、内装を見て行きましょう!
まずは運転席。ドアを明けてみるとこんな感じ。
ドアもズシリと重量感があっていいですね。
シートは、TZ-GとTX"Lパッケージ"は本革。TXはファブリックです。シートのカラーは試乗車はフラクセンでしたが、ブラックも用意されているようです。
ブラックもシックでかっこいいでしょうね!
ボタン周り。木目調のアクセントがいいですね!(TXは木目調デザインはありません)
シフト周り。シンプルでいい!
落ち着いた雰囲気で高級感がありますね。
あくまでもカタログを見た感想ですが、TZ-GとTXの内装は結構違いがあるように思います。
TX Lパッケージなら本革、木目調、クローム&シルバーカバーなどもありますが、TXだとウレタンを使用していたり、木目調デザインがなかったりとかなり見劣りするでしょう。
純正ナビの値段にビックリ!
まだディーラーに入ってきたばかりでナビゲーションが設置されていませんでした。
メーカーオプションのナビゲーションで50万円ほど。なかなかお高いです・・・。
収納はどのくらい?
収納を見て行きましょう。
ダッシュボードはまぁ普通です。
コンソール。
蓋を明けてみると、結構深いです。容量は十分なので使い勝手が良さそうです。
後部席は広い?すわり心地はどうかな
後部座席に行ってみましょう。
こちらは7人乗りになりますが、5人乗りの設定もあります(TX-Z以外)
足元も広くゆったりしています。後列で長距離でもストレスはないでしょう。
3列目シートはボタンで格納可能!
ボタンひとつで3列目が収納するのを始めてみて感動しました!
楽でいいですね!
3列目を収納すればラゲージスペースはかなり広くなります。
ゴルフやスノボ、キャンプなどアウトドアに出かけたくなります。
いよいよ試乗。乗り心地や燃費はどうなのか?
さぁ、いよいよ試乗です。
これだけ大きな車なので、乗り心地や走行性が気になります。
あと、実際の燃費はどのくらい出るのかも確かめてきたのでお楽しみに。
まず、エンジン音をかけるとディーゼルならではのサウンドが響きます。
ガソリン車では味わうことの出来ないものです。
それでは、出発~。
やっぱり車高があることもあって視界はかなり良好です。
大きな車ですが、一般道なら運転しやすいでしょう。
ただ、車重2tもあるので出足はあまり良くないです。
アクセルを踏み込むと、スーッと大柄な車体がゆったりと動き出します。動き出せばスムーズに加速していきます。
出足はそこまで良くはないですが、加速はスムーズですね。
ただ、やはり重いせいか、急な登坂などはキツイ印象を受けました。
山に行くなら、登坂などでパワーを確かめることをおすすめします。
あと、試乗では雪道や悪路はいけないので、このあたりのパフォーマンスも気になります。
実際に乗っている人の口コミを見る限りでは悪路での走破性は抜群のようなので心配はないと思います。
実際の燃費はどのくらい?
燃費ですが、JC08モードで11.8km/lになります。
試乗の時に平均燃費を測ってみたところ4.8km/lでした。
これはちょっと悪すぎですね・・・。ストップ&ゴーが多く短い距離だったから仕方ないですね。
まだ乗っている人が少ないので、実燃費データがないのでどのくらいの燃費になるのかわかりません。
多分、一般道では7~8km/l。高速道路で10km/lくらいだと予想しています。
燃費ははっきり言って悪いです。
でも、ディーゼル車で燃料が軽油なので、燃料代はそこまでかからないでしょう。
ランドクルーザープラドの総額。値引きはどこまで出来るのか?
TXの5人乗りディーゼル車で見積書を作成しました。
ディーゼルですと車両本体価格が396万円代~513万円代となります
7人乗りもあるのですが、簡易的であることやラゲッジスペースを有効に使いたいとなると5人乗りが良いかと思います。
それでも乗出し金額は500万円近い結果となりました。
オプションだけで85万円・・・。やはりナビ50万円は高い!
諸費用も35万円。
車両本体価格とは別に120万円もかかる事になりますね。
TX-Gですと車両本体価格だけで513万円代になるので、乗出し金額としては650万円くらいになってしまいそうです。
なお、値引きは強気でゼロを提示されました。
補助金対象になるのですが、値引きをすると補助金の減額になると担当営業が言っていました。
ちなみに補助金は購入価格によって変わってきます。
CEV補助金は満額で24万円出るそうですが、車両本体から値引きをすると補助金が減ってしまうというわけです。
でも、車両本体以外からの値引きは狙えます!
つまり、オプションからの値引きをガッツリしてもらえばいいわけです。
ナビが50万円もしますからね・・・。多少は引いてもらわないと(笑)
ディーゼル車はでたばかりということもあり、ディーラーはかなり強気でした。
うまく交渉して少しでも安く買いたいですよね!
値引きが期待できないのであれば、今乗っている車を高く売ることを考えましょう。
下取りではなく、複数の買取業者に見積りを取ることがポイントです。
その理由はこちら。
なお、納期は発注時期にもよるそうですが2015年6月下旬で10月半ば登録、少しずれると年内納車が危ういそうです。
【ランドクルーザープラド~総評~】
アウトドアを愛するに人にはかなりおすすめ出来る車でしょう。
高級アウトドア車という括りになってくるとプラドと同等の車種が思いつきません。
となるとプラドが群を抜いていることは確かです。
購入前に確かめて欲しいのは車幅も含めて車体が大きいということ!
市街地や道が狭い住宅地などでは運転に気を遣うでしょう。
あと、7人乗りもあることからファミリーカーとして検討する人もいると思います。
ただ、奥さんや子供にとってやさしい車ではないです。
床が高いので乗り降りもしにくいですし、小さな子供にとっては不便なところも目立ちます。
値段もそれなりにします。
いろいろと乗り比べていて、本当にプラドに惚れ込んだ人が購入する、そんな車でしょう。
確かにミニバンに比べれば、面白さがあります。
周りとの差別化もあるし、優越感に浸れます。
気になる方はぜひ試乗してみてくださいね!