2015年7月にフルモデルチェンジとなった、シエンタに試乗してきました。
ちょうど試乗会を開催していると案内が来たので、しっかり自分の目で見て触れて写真も撮ってきました!
これまではカローラ店の扱いのみでしたが、新型からはトヨタ店とトヨペット店とカローラ店でも扱うようになり全店扱いとなったのもポイントです。
それでは早速行ってみましょう。
女性や子供にも好評な外観と330mmの高さで乗り降りカンタン!
試乗車はハイブリッドモデルのGグレード!
旧型同様に丸目のヘッドライトで来るかと思ったら違いましたね。
こうして見るとアクアにも似たような・・・。アクアのミニバン的な外観というか・・・。
ちなみにアクアはこれ↓
そもそもエンジンやハイブリッドシステムは同じですけどね。
ヘッドライトまわりなんか本当によく似ています。
全体から見てもやっぱり似ています。
旧型のシエンタの面影は無いですね。
旧型シエンタはこちら↓
見事に変わったな~と言う感じです。
後姿は前からとは違ってソフトさがありますね。
シエンタはガソリンモデルもあるので、ハイブリッドモデルと違いはないのか?も気になります。
展示車でガソリン車があったので比べてみましょう
ガソリン車とハイブリッド車の比較。違いはある?
ガソリンモデルのXです。
ハイブリッド車とガソリン車の外観の違いは「HYBRID」のエンブレムマーク以外はないです。
なので、基本的に燃費と価格が違うと考えてOKです。
全グレードの価格と燃費をまとめたので参考にしてください。
グレード | 価格 | 燃費 | 実燃費予想 |
---|---|---|---|
X Vパッケージ | 168.9万円 | 20.6 | 14.42 |
X | 181.6万円 | 20.2 | 14.14 |
G | 198.0万円 | 20.2 | 14.14 |
ハイブリッドX | 222.6万円 | 27.2 | 19.04 |
ハイブリッドG | 232.9万円 | 27.2 | 19.04 |
ハイブリッドの燃費はJC08で27.2km/lです!ミニバンの中では突出した燃費の良さですね。
ただ、価格もそれなりになるので、どっちがおすすめかと言われたら、ぴょん吉はガソリン車をおすすめします。ガソリン車でも20.6km/lとかなりいいですならね!
ガソリン車、ハイブリッド車ともに試乗してきたので、加速や静粛性などの違いは後述します。
人気カラーは何色?
カラーは全部で9色に加えてフレックストーンという2トーンカラーもあります。
2トーンカラーの色の組み合わせが微妙・・・と感じるのは私だけでしょうか。
人気色は、CMなどでも起用されているエアーイエローと、定番の白と黒でしょうね。原色に近いというか、蛍光色というか、とにかく色味が強いので好みが分かれそうです。
リセールバリューを考えるなら、白か黒の2択でしょうね。
シエンタのサイズは?
コンパクトミニバンなので、小ぶりで小回りが効きそうです。
車のサイズは以下のとおり
全長4,235mm×全幅1,695mm×全高1,675mm(2WD)、1,695mm(4WD)
最小小回り半径:5.2m
ヴォクシーなどと比べると全長と高さが短いです。
最小小回り半径は0.3mほど小さいのである程度の小回りは効くでしょう。
全高は1,675mmと1.5cmほど低いです。
残念ながら立体駐車場には入りません。
低床化で乗り降りしやすい!
今回のフルモデルチェンジで注目して欲しいのが低床化!
最近のトヨタの車は低床化の傾向がありますが、シエンタも例外じゃありません。
フラット化されていて乗り込み高さが330mmで小さい子供でも乗り降りしやすい。
開口部は665mmで、これはホンダのフリードの660mmよりも5mm長くなっています。
たった5mmなのでそこまで違いは感じないでしょうね。
開口部が広いのは子供抱っこして乗り降りするとき、ベビーカーを入れる時などに便利です。ファミリーカーには最適ですね!
タイヤサイズ
ちょうど私が見たハイブリッドモデルもガソリンモデルもオプションのアルミホイールが装備済!
上が16インチで下が15インチですが、標準装備は全てのグレードがホイールキャップだそうです。
アルミホイールの方が断然カッコイイですがオプションで8万円ほどします・・・。
【画像あり】シエンタの内装。オシャレなデザインが印象的
ドアを開けて飛び込んできたのがダークブラウンとフロマージュでコーディネートされたカラー!
ドアの内側を見てみるトリムはプラスチックですが・・
ウィンドウスイッチの横のファブリックがあることで質感は向上させています。
運転席のまわりから見ていきましょう。
少し分かりずらいのですが、アームレストがついています。
ステアリングは本革巻きになっていて、白いステッチが入ることでなかなかの質感!
(グレードXはウレタン)
1500ccクラスにしてはかなりレベル高いですね。
メーターです。
4.2カラーマルチインフォメーションディスプレイ付きのオプティトロンメーターです。
ステアリングの横にはプッシュスタートシステムのスイッチやドリンクホルダーやスライドドアのスイッチがあります。
運転席の足元まわり
助手席の足元にあった収納
こちらがグローブボックスです。
開けてみるとオレンジ色がアクセントになっていました。
ウォークスルーが可能なため、運転席と助手席の間はボックスはありません。
シフトノブもステアリングと同じく本革巻き!
まだカーナビは入っていませんでしたが、スッキリしていて綺麗にまとまっていますね。
エアコンのダイヤル横の〇の部分がフックになるので買い物袋などがかけられそうです。
後部席の広さはどう?
次は2列目シートから3列目シートです。
この2列目シートが今までに私も見たことがないタイプでした!
こんな感じに2列目を畳んで3列目を広々使うということも出来きるのです。
レバー1つで簡単に出来てしまうことにも高評価!
2列目シートは使って3列目シートを収納したい時も楽々操作が可能!
こんな感じから・・・
こうして・・・
次はこんな感じに・・・
2列目の下に収納できちゃいます!
これが「ダイブイン格納」で2列目の間の隙間にスッと入ってしまうのです。
ちょっと面倒だと思ったかもしれませんね。でもかなり楽でスムーズにできちゃうんです。担当者さんがやっているのを見てディーラーで興奮たほどです(笑)
2列目シートには小物入れトレイがありました。
なかなかこの手の細かいものを入れるトレイがないので、重宝されるのでは?と個人的には思います。
内装を振り返ってみると、やはり大きな特徴はダイブイン格納の出来る3列目シート!
質感も良いけれど、機能も十分注目できるのではないでしょうか?
試乗してみて分かる新型シエンタの進化!
新型シエンタのハイブリッド車とガソリン車のそれぞれを試乗しました。
ハイブリッド車とガソリン車を比較しながらレポートしていきます。
日をかえてそれぞれのパワートレインの試乗をしていますが、先に試乗したのはハイブリッドモデル!
ハイブリッド車の試乗。静粛性が抜群!
試乗は順番待ちだったので、エンジンはかかったままでした。
でも音がしない!まるでエンジンがかかっていないような静かさです。
やっぱりハイブリッド車は静かですね~。
そのままアクセルを踏み込んでもやっぱり静かです。
こんなに静かだと後ろから車が来たことに歩行者が気付くのかが心配です。
そのままスタートしてアクセルにどんどん力をいれていきますが、アクセルが軽い!
スッと踏めてしまうからメーターを見ないと加速してるのを忘れてしまいそうでした。
ステアリングも軽いので凄く車が扱いやすいです。
ステアリングが軽いと言っても走行中にとられることもなく安定しています。
制限速度をこえると少しエンジンが騒がしくなりましたが、同じエンジンとシステムのアクアに比べたら静かです。
ヴォクシーと比較して遜色ないです。1500cc以上のパワーを感じますよ。
試乗では高速道路まではしれないのでわかりませんが、街乗りはかなり満足できました。
ガソリン車の試乗
その後は取扱い店を変えてガソリンモデルです。
ガソリンモデルのメーターはこんな感じです。
先ほどのハイブリッドのメーターと比べるとちょっとだけシンプルな作りになっています。
でも、マルチインフォメーションディスプレイは装備されているので大きな変化はありません。
こちらはエンジンスタートから始めましたが、静粛性はハイブリッド車には劣るものの静かな方だと思いました。
フリードのガソリンモデルと比較すると新型シエンタはかなり静かです。
新しい車なので、この辺の差は出るのは当然かも知れませんが驚いたポイントです。
ディーラーをでて少しずつ加速していきます。制限速度までの加速はハイブリッドモデル以上です。
加速が良いので風切音が多少気になりますが、それを許容できるくらいに良い走りです。
制限速度付近になると随分と落ち着いた状態になるので、加速は良いけどその後の伸びはそこまで期待出来ないかな。
ガソリンモデルの試乗時は大人3人と小学生1人での乗車でしたので、フルまでは行かないものの乗車率が高いです。
もう少し人数が少なければまた違ったのかも知れませんね。
新型シエンタの実際の燃費は?
燃費ですがユーザーボイスが一番正確な情報となるとのことです。
でもまだ納車実績がなく、インターネットでも情報は拾えない状況です。
カタログ燃費は以下のとおり。
ハイブリッドモデル・・・27.2kml/l
ガソリンモデル・・・20.2km/l~20.6km/l
実燃費の情報は少ないですが、度の車もカタログ値の60~80%くらいになります。
なので実際の燃費は以下のようになるでしょう。
ハイブリッドモデル・・・16~22kml/l
ガソリンモデル・・・12~16km/l
燃費の部分では他の同系の車と比べてかなり良いことは分かります。
新型シエンタの見積り!値引きはどれくらい?
見積りをとるにあたって、ハイブリッドモデルとガソリンモデルのそれぞれをとりました。
いつもならばグレードで悩むのですが、新型シエンタはGかXかの二択なので決まるのは早かったです。
やはり充実のGグレードがディーラーも勧めていましたし、私もそちらが良かったです。
・オートエアコン
・メッキサイドドアハンドル(フロント)
・アームレスト
・本革巻き3本ステアリング
・本革巻きシフトノブ
・スマートエントリー&プッシュスタートシステム
・マルチインフォメーションディスプレイつきオプティトロンメーター
これらが標準装備となります。
見積書はコチラ!
2,832,669円
3,138,897円
オプションをあれこれ追加してしまったら、ハイブリッドモデルで300万円こえました!!
ガソリンモデルでも283万円という金額!
オプションだけで65万ほど付けてしまいました。ちょっと多すぎましたかね。
ナビやETC、フロアマットなど最低限のものだけにすれば20~30万くらいで治まると思います。
税金などの諸費用は15~20万円程度です。
車両本体価格はハイブリッドモデルGグレードで2,329,855円、Xグレードで2,226,763円。
ガソリンモデルGグレードで1,980,327円(2WD),2,121,709円(4WD)、Xグレードで1,816,363円(2WD)、1,957,745円(4WD)です。
値引きは新型ということもあって、あまり良い数字はでない雰囲気が伝わっています。
「気持ち程度」とよく耳にしますが、一体どれくらいなのでしょう?
少し詰めて聞いてみたら、値引きはオプションなど調整して10万円くらいという見解のようですね。
車両本体で値引きが期待できなければオプションで対応してもらうのがベストです。
私のように65万円分のオプションをつけたら、交渉次第ではかなり引いてもらえるかも。
まずは希望を伝えて出方を見てみましょう。
モデルチェンジから時間がたち値引きも徐々に緩んできています。最新値引き情報はこちら
→シエンタ25万円値引きを狙え!最大値引きを引き出す交渉のコツ
メーカーオプションで「トヨタセーフティーセンス」を装備しよう
オプションが高額になったのには理由があるんです。
それは今回の新型シエンタでトヨタが誇る装備が「トヨタセーフティーセンス」です。
最初はあまり要らないかな?と思ったのですが、販売スタッフの話を聞いてみるとこれがなかなか充実してます。
・プリクラッシュセーフティーシステム(レーザーレーダー+単眼式)
・オートマチックハイビーム
・レーンディパーチャーアラート
・先行車発進機能
標準装備ならば良かったのですが、ここはオプションで別途金額の発生ありです。
そこに来て何を購入するかで金額も変わります。
ハイブリッドモデルとガソリンモデルのGグレードであれば54,000円、その他ガソリンモデルのXグレードであれば91,800円です
この価格差は、カラーインフォメーションディスプレイの装備の関係とのことです。
安心してドライブを楽しみたいことから是非装備して欲しいと思います。
新型シエンタは総合的に高評価!これは売れる車になるでしょう
このサイズでハイブリッドモデルとガソリンモデルがある車はホンダのフリードだけ!
でもフリードも末期モデルになってますし、モデルチェンジも間近とされています。
フリードがかなり好調な販売台数を出していたので、その流れは新型シエンタにも来るのではないでしょうか?
ただネックとなるのは金額の部分でしょう。
同じトヨタでもノアは値引きも多いことから乗出し金額に大差がなさそうです。
少し待てば値引き幅も変わるかも知れませんが、まだどうなるかは分かりません。
そして今回はセールスプロモーションなどを見れば分かると思いますがトヨタの本気度が違う!
有名アナウンサーにサッカー選手を起用するなど、今までとは違います。
デザインは好き嫌いが分かれそうですが、燃費もいいし走行性も安定しています。
コンパクトミニバンなので3列目はどうしても狭くてすわり心地もイマイチですが4人家族なら問題無いです。
5人以上で乗ることが多い方は3列目をしっかりチェックしておくといいでしょう。
是非、お近くのトヨタのディーラーで体験してみてはいかがでしょうか?