2015年7月に12年ぶりにフルモデルチェンジをしたシエンタ。今回のモデルチェンジで2代目となりました。
シエンタは5ナンバーミニバンですがヴォクシーなどよりは一回りサイズが小さくて、コンパクトミニバンという位置づけです。
このクラスではフリードが一人勝ちしている状況で、このフルモデルチェンジでどこまで売上を伸ばせるのかが気になるところです。
ハイブリッド車もあるので燃費重視の方にもおすすめです。
私も実際に事情してきました。ガソリン車とハイブリッド車を乗り比べてみたので試乗レポートも見て下さいね!
トヨタシエンタの口コミ。ぶっちゃけどうなの?
新型シエンタのフルモデルチェンジ後の販売台数は7,377台で第7位でした。8月も更に伸びてくると思います。
そんなシエンタってぶっちゃけどうなのでしょう?
実際に購入した方の生の声や、試乗してみて思ったこと参考にしながら評価をまとめました。
満足している点
- 乗り心地も良くて運転しやすいので女性でも楽々
- デザインが一新されて男性でも恥ずかしくない
- ガソリン車でも遮音性が高く室内は静かです。
- サードシートがセカンドシートの下に収納できてラゲッジスペースが広く取れる
- 低床化で子供も乗り降りしやすくて、運転してても安定感があります。
- インテリアがおしゃれ!
不満な点
- 内装の質感はイマイチ。もうちょっと高級感がほしい
- 3列目は緊急用かな。狭くて大人だとストレス。
- キャプテンシートではないので3列目への移動が面倒
まとめ
旧型に比べると、外装も内装も走行性もかなりパワーアップしています。
乗り心地は少し柔らかめのようですが、フワフワしていて車酔いするようなことはないです。
ハンドリングもしやすく、ママでも運転しやすいのが好評価につながっていました。
静粛性も高く、ロードノイズや風きり音、エンジン音がそこまで気にならないという声も多かったです。
ハイブリッド車になるとさらに静かでびっくりしますよ。
ただ、同クラスとの比較なので、高級車からの乗り換えならロードノイズなどが気になる方もいるようです。
インテリアもオシャレで機能的に作られています。
ただ、プラスチックを多用している部分もあり、チープさを感じる方も多かったです。
フリードと比べるとそこまで悪く無いと思いますけどね。
サードシートの不満点が結構多かったです。
コンパクトミニバンなので仕方ないですが、やはり狭くてシートも乗り心地が良くないです。
緊急用と割りきって、普段は畳んでおいて荷台を広く使ったほうがいいかもしれません。
また、3列目への移動はセカンドシートをたたまないとできないのもちょっと面倒です。
総合的にかなりいい車に仕上がっています。
燃費も走行性も現在のフリードの上を行っているでしょう。
4人家族までならかなり快適だと思います。ただ、5人以上で乗ることが多いなら注意が必要です。
3列目の乗り心地などをしっかり確かめてから購入しましょう。
新型シエンタの実燃費はどのくらい?
実際の燃費はどのくらいになるのか気になりますよね。
シエンタのカタログ燃費は、ガソリン車が20.2~20.6km/l、ハイブリッド車が27.2km/lです。
フリードのカタログ燃費はガソリン車が16.6km/l、ハイブリッド車が21.6km/lなので大きく差をつけていますね。
実際の燃費はカタログ値の60~80%になるので、シエンタの実燃費は
ガソリン車:12~16km/l
ハイブリッド車:16~21km/l
となるでしょう。
ストップ&ゴーが多い街乗りやチョイノリだと50~60%になります。
高速道路や信号のない国道などでは燃費も伸び80%くらいは出るでしょう。
ミニバンでこの数字はかなり良いでしょう。
燃費にこだわりたいならハイブリッド車がおすすめです。価格差が40万ほどありますが、実際に乗ってみて惚れ込んだら買いでしょう!
グレードごとのカタログ燃費と実燃費をまとめたのでこちらも参考にしてください。
グレード | JC08 | 実燃費予想 |
---|---|---|
X Vパッケージ | 20.6 | 14.42 |
X | 20.2 | 14.14 |
G | 20.2 | 14.14 |
ハイブリッドX | 27.2 | 19.04 |
ハイブリッドG | 27.2 | 19.04 |
ガソリン車とハイブリッド車はどっちがいいの?
シエンタのガソリン車・ハイブリッド車の違いは、「価格」「燃費」「静粛性」です。
ハイブリッド車はどうしても車両本体価格が高くなってしまいます。その分燃費はいいのですが、ガソリン代の差額で元を取ろうと思うと10年くらい乗り続ける必要があります。
だから、お金のことを考えてどっちにしようかと迷うならガソリン車のほうがおすすめです。
ただ、お金のことを抜きにして考えるなら、実際に乗り比べて見ることをおすすめします。
静粛性や出足の感覚、走行性能などが違ってきます。一番はやはり静粛性でしょう。ハイブリッドタイプはかなり静粛性が高いので、家族で会話を楽しみながらドライブ・・・と考えているならハイブリッドのほうがいいかもしれません。
どっちが売れてる?
ハイブリッドとガソリンはどっちが人気なのか?
新車販売台数を調べてみたところ6:4でガソリン車のほうが売れています。
それでもかなり僅差なので、ハイブリッドに惚れ込んでしまう方も多いということでしょう。
ぜひぜひ両方とも試乗して違いを実感してみてくださいね。
シエンタの値引き情報。安く買いたいならこうしろ!
シエンタの値引き額相場ですが目標値引き額は17万円で、オプションも含めて20万円以上を引き出せたら合格です。
交渉はトヨタ4店舗で扱っているので、シエンタ同士の競合が効果的でしょう。
詳しい値引き額や交渉の仕方はこちらにまとめたので参考にしてください。
→シエンタ25万円値引きを引き出せ!最大値引きを引き出す交渉のポイントは?
車探しを始めるなら知っておきたいたったひとつのこと
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新型シエンタの魅力。何が変わったの?
新型シエンタの魅力はどこにあるのでしょうか?まずはこちらの動画を御覧ください。
デザインを一新!かっこ良くてオシャレ?あなたの好みは?
今回のフルモデルチェンジで全く別の車になったシエンタ。
旧型タイプはこちら
新型タイプはこちら
比べてみると本当に全然違いますね!
可愛らしさのある旧型に対して、スポーティなデザインにしています。
アクアに似ていますね。
カラーバリエーションも豊富で、基本の9色に加えてツートンカラーが用意されています。
個人的にはカッコイイとは思えない配色なんですが、目立ちそうではありますね!
内装はこんな感じです。
シンプルで使い勝手も良さそうです。
ちょっと質感がチープという声もありましたが、このクラスなら許容範囲ではないでしょうか?
セカンドシート、サードシートの使い勝手はどう?
口コミでは不満点として多かったサードシートですが、どのようになっているのでしょう?
フルモデルチェンジでサードシートも快適性をUPして、幅が広くなっています。
旧方シエンタよりは使い勝手が良くなっているようですが、それでも大人が乗るにはちょっと厳しいというのが本音でしょう。
子供が小さいうちはジュニアシートを乗せて使えそうですが、高学年位になると厳しそうです。
あと、5人以上で乗る場合、後への移動がセカンドシートを倒してからじゃないとできないのでちょっと面倒かなと思いました。
うちの場合、セカンドシートがベンチシートですが真ん中が倒れるようになっているので3列目への移動も楽にできます。
子供は乗る順番などお構いなしに乗り込んじゃうので、このへんも考える必要があるかな。
安全面が向上!トヨタセーフティセンスC
シエンタに新しく搭載された「トヨタセーフティセンスC」とはどんな機能を持っているのでしょうか?
大きく分けると3つの機能があります。
- プリクラッシュセーフティシステム
- レーンディパーチャーアラート
- オートマチックハイビーム
一つ一つ詳しく見て行きましょう。
■プリクラッシュセーフティシステム
これは前の車と衝突思想になった時に助けてくれるシステムです。
最近の車に多く搭載されていますね!
前の車に近づきすぎるとディスプレイとブザーで警報をしてくれます。
警報に気づいてブレーキを踏んだ時により強くブレーキがかかるようにブレーキアシストが作動します。
警報に気づかず衝突しそうになると自動ブレーキがかかり衝突回避してくれます。
ただし、前の車との速度差が30km以内の場合なので注意してくださいね!
30km以上の差があっても衝突を軽減してくれるので死傷事故につながることは減るでしょう。
■レーンディパーチャーアラート
こちらのシステムは、ウィンカーで車線変更の意思を出さずに車線をはみ出そう担った時に警報をしてくれます。
うっかり車線を超えてしまって衝突!という事故を未然に防いでくれるでしょう。
■オートマチックハイビーム
夜の運転をより安全にするために、カメラで周囲の暗さを判断して自動的にハイビームにしてくれます。
対向車がくると自動的にロービームに切り替えてくれるので非常に便利です。
夜真っ暗な道だとハイビームにしていないと障害物や歩行者に気づかないで冷やっとすることもありますよね。
私が住んでいるところはかなり田舎なので、道路にシカなどの野生動物も出てくるのでハイビームは必須です(笑)
かなり安全性が高まり、子供がいるならぜひ付けて欲しいオプションです。
価格は5~10万ほどかかりますが、安全性が高まるなら安いかもしれませんね!