スポーツカーの値引き額は、低いと思っている方が多いのではないでしょうか。
86はそうでもないんですよ!他の車と同じように大幅値引きが狙えます。
ただ86はディラーとしてはあまり値引きをしたくない車です。
私も86を購入する際、目が点になるような値引き額を提示されました。
相場を知らずにディラーへ行くと20万円近く損する可能性も!?
値引きの極意を身につけて、納得のいく交渉を進めましょう。
トヨタ86の値引き相場はスバリ
86の値引き相場額は25万円になります。
販売価格の10%くらいは本来値引きできます。
私も長年の付き合いのあるディラー1社だけで、競合他車なしでも20万円は値引きをしてくれたので、難しい数字ではないです。
もっと値引き額を上げたい人は、次の交渉術を実践すれば相場額は難なく達成できますよ。
86の限界値引きを引き出す交渉術
簡単に値引きしてくれるなら、交渉術なんていらないんじゃない?と思ったら大間違いです。
もともと86は「趣味>実用」という車なので、ディラーとしては欲しい人に売れたらいい車なのです。
プリウスやC-HRなど今売り出し中の車とは訳が違います。
私が86を購入した時は、ディラーが12月で決算時期だったのと、12月中にサインしてもらえないかとお願いされました。
立場としてはこちらが優位だったので、すんなり値引きしてくれました。
先に説明した通り86は欲しい人に売れたらいい車なので、初見のお客でここまでいきなり値引きはしてくれません。
どんな車を買う時でも、ライバル車や相場を下調べしておくことは大切ですよ。
ライバル車と競合させる
値引きを引き出すのに一番簡単で手っ取り早いのが、ライバル車の競合です。
86購入検討車に車の知識が0の人はほとんどいないとは思いますが、知識のない人でもそれなりに値引きを引き出すことができます。
スバル BRZ
乗車定員 | 4名 |
---|---|
価格 | 267万円~ |
駆動方式 | RWD(後輪駆動) |
BRZは兄弟車と言われるだけあり、デザインも性能も86と近しいです。
値引き相場も86とほとんど同じなので、見積りも86と同じオプションにすれば比較検討しやすいですね。
RWDとは、rear-wheel driveの略です。後輪駆動に分類されるFRやRR車を指します。
BRZと86の簡単な紹介はこちら↓
新型86って実際の燃費悪いの?燃費向上の運転方法も伝授
86で燃費の話をするのは、野暮かもしれません。しかし今のご時世燃費の話が出ない車は皆無でしょう。 86は水平対向エンジンを採用しているので、燃費が悪いとうわさがあります。 あなたは「スポーツカー=燃費 ...
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マツダ ロードスター
引用先:マツダ
乗車定員 | 2名 |
---|---|
価格 | 255万円~ |
駆動方式 | 2WD(FR) |
86とは違い排気量は、以前は2.0リッターでしたが、現行品は1.5リッターです。
ロードスターを軽自動車と勘違いしている人が時々いますが、立派な普通車なのでご注意を。
ただロードスターは、86とBRZのように比較する人が少なく、指名買いをするオーナーが多いので値引きは少し辛いところがあります。
ロードスターを値引き合戦に入れるのは、近くに他のトヨタ店がない場合か、マツダと今まで付き合いがある場合にした方が無難でしょう。
トヨタ同士の競合 4店舗全てで販売している
引用先:トヨタ
86はトヨタ系列のトヨタ、トヨペット、カローラ、ネッツすべてで取り扱いがあります。
トヨタ同士の競合は、ディラーの少ない地方でも店舗が多いので比較的相見積もりしやすいはずです。
店によってマーケットの住み分けはしていますが、86の場合関係ないのでどの店舗でも同じように交渉して問題ないでしょう。
この4つのディーラーは経営資本が異なります。つまり、ライバル同士ということ。
4つのディーラーすべてで取扱があるということは、それだけ競合しやすいのです。
近くのディーラー巡りをして見積もりをもらい、「値引き額がいいお店」や、「営業マンの印象が良いお店」を攻めていくと成功しやすいですよ。
営業マンとの駆け引きはこうやれ!
人と交渉するにあたり比較的うまくいく方法の一つにローボールテクニックという方法があります。
小さい要求を出した後に、(偶然を装って)大きな要求をすることです。
例えば最近流行りのクラウドファンディングですが、協力してくださいと言われただけだと、あなたは協力しないでしょう。
ですが、500円でもいいから協力してくれと頼まれたらどうでしょうか。
おそらく500円くらいならいいかなと思っちゃいませんか?車の交渉も同じです。
30万円値引きしてくれと頼んで、すんなり値引きしてくれる営業マンはまずいないでしょう。
最大限の値引きをするための手順をまとめました。
ポイント
- 一番最初の来店の際の見積もりは、下取りなしで行う。値引き額の話はせず、試乗を行って終わる。
- 再度来店する前に、BRZの見積もりを依頼し、86の値引き交渉の土台に出せるようにしておく。
- 2度目の来店で、値引き交渉をします。BRZも検討していることも話に出していくら値引きができるか交渉する。
- (意外と値引きがいかない場合)別の系列のトヨタ店へ出向いて、店舗同士の競合をさせる。
- ある程度値引きが固まってきたら、「今日決めるから○○万円にして」と最後の一押しをする。
必勝テクニックの詳細はこちら↓
欲張って値引き合戦をダラダラ続けると、逆効果になる場合があります。
今日決めるからというのは、意外とポイントになります。こちらの最後の値引きのカードになりますので、言うタイミングはよく考えましょう。
見積もりのポイントは、下取り車を含めない見積もりを作成してもらうことです。
さらに値引き額を増やすためにここもポイントになります。
下取りなしで挑め!そして愛車を高く売る
下取り車がある人はさらに値引きを狙いましょう!
せっかく車を買うのであれば少しでも購入金額を減らして他のオプションにお金を回したいですよね。
86を購入しようとしている人なら、なおさらオプションにお金をかけたいでしょう。
年式や走行距離で買取価格が下がるのは常識ですが、実は中古車にも売り時があります。
例えば、新社会人が増える春先は中古車の需要が上がるので、車によっては買取価格が上がります。
軽自動車などのコンパクトカーの需要が急上昇します。
買う時期によって値引き額が変わる!
一般的に3月が一番値引き額が大きいと言われています。
なぜならディラーが決算月になるからです。
自動車メーカーとしても株主に少しでもいい顔をしたいので、この時期に販売店に向けてリベートを出し販売促進に勤しむので、購入側としても狙い目の月になります。
ただ注意したいのは、3月に契約したらいいというわけではありません。
3月に販売登録しないとディラーとしても台数が計上されないので、意味がありません。
なので、3月下旬に行っても登録が間に合わないので相手にしてもらえません。
86の購入を検討しているのであれば、遅くても2月にはアクションを起こしましょう。
86をもっと安く買うならなら純正品より社外品
純正品と社外品はどちらがいいのでしょうか?
カーナビなどは特に社外品の検討を視野に入れる人も多いのではないでしょうか。
社外品のほうが種類も豊富で、価格も安いのでおすすめですよ。
ただ、社外品にもメリットとデメリットがあります。
それを踏まえた上で、純正品にするか、社外品にするかよく考えましょう。
社外品のメリット・デメリット
メリット
・次に買い替えた車でもサイズが合えば装着可能
・種類が豊富
・オートバックスなどで実機の使い心地を確認できる
・純正品よりも性能が高いことが多い
・走行中でも操作できる(カーナビ)
デメリット
・保証期間が短い(大抵1年、純正品は3年)
・後付けすると工賃が高くなる
・車上荒らしに狙われやすい
純正品が悪いというわけではありません。
しかし、少しでも安くていいものを着けたいのであれば、社外品も検討に入れた方がいいでしょう。
まとめ
86の値引き相場は25万円です。
ですが、それ以上の値引きを引き出すためには、
・下取り車を一括査定に出す
・オプションは社外品も検討する
・BRZなどライバル車の見積もりをする
86オーナーとしては自分の86に、個性を出したい人が多いはずです。
遠慮せずガンガン営業マンと交渉しましょう!