生誕50周年を迎えた「カローラ」のステーションワゴンタイプ「カローラフィールダー」は、キムタクのCMや価格帯などが相まって若い人たちに人気があります。
特にハイブリッド車の評判が良いため、購入しようと検討している人は多いと思います。
そんなトヨタの代表モデルとも言うべきカローラフィールダーの燃費や価格、口コミなど、最新の情報を詳しく説明します。
カローラフィールダーの口コミ
カローラフィールダーは主に若い世代の人に人気があると言うものの、カローラ自体が幅広い層の人に購入されていますので、カローラフィールダーも幅広い年齢層の人からの口コミがあります。
きっと、参考になることでしょう。
満足しているところ
- 車体は大きすぎず、かといって十分な積載能力があり、満足です。
- 燃費が良く、小回りがききます。普段使いにはちょうど良い車です。
- 変なこだわりがなく、無難で安心できます。そのうえ自動ブレーキなどが搭載されたので、安心感がさらに増しています。
不満なところ
- 可もなく不可もなく。面白みのない車です。
- フロントフェイスは前モデルの方が良かったです。スポーティさを出したかったのかもしれませんが、中途半端。
- 街乗りでは良いと思いますが、あくまでも移動手段の道具です。エクステリアやインテリアに、ステータスを感じません。
口コミまとめ
大きな特徴がない分、突飛な機能や癖がなく、安定と安心というイメージがあるようです。
そのため、大多数の一般の人には好評で、ハイブリッド車や安全機能などの搭載でより好感を得ています。
ただし、この平凡な点が、車好きの人には「つまらない車」という印象を抱かせてしまっているのも事実なようで、そのあたりをマイナス評価している口コミも見られます。
一部の批判もありますが、大多数の人からは、普段使いの車として無難な車として高い評価を得ています。
グレードごとの価格と燃費
一般受けするカローラフィールダーは、当然価格帯も一般的に購入しやすくなっていることでしょう。具体的に、グレードと価格、気になる燃費について、見ていきましょう。
希望小売価格(税込) | 燃費 | |
---|---|---|
HYBRID G“W×B” | 247.4万円 | 33.8km/L |
HYBRID G“AEROTOURER” | 237.3万円 | 33.8km/L |
HYBRID G | 230万~250万円 | 33.8km/L |
HYBRID | 220万円 | 33.8km/L |
1.8S | 222万~230万円 | 16.6km/L |
1.5G | 181万~225万円 | 16.0~23.0km/L |
1.5X | 163万~189万円 | 16.0~23.0km/L |
カローラフィールダーにはハイブリッド車とガソリン車があり、ガソリン車については、1.5L車と1.8L車のグレードがあります。
ハイブリッド車の燃費はカタログ値で33.8km/Lと、同社のアクアに迫る勢いです。
しかしその分、価格も200万円を大きくオーバーしているのは残念です。
ガソリン車については、手ごろな価格からハイブリッド車並みの価格まで幅広くなっていますので、多くの購買層がいることをうかがわせます。
ただし、1.8L車と1.5L車の4WD仕様については、16km/L程度の燃費になっています。「走り」を求める人向けなのかもしれませんが、前述のように走りを求める人からは無難さで敬遠されている部分がありますので、このグレードは少し厳しいかもしれません。
ハイブリッド車とガソリン車はどっちが売れている?
ハイブリッドとガソリンで迷う人も多いでしょう。
どっちが人気なの?
というと、半々というところです。
予算と乗り心地、好みなどで選ぶといいでしょう。
一番校グレードのHYBRID G“W×B”も注目を集めています。
また、特別仕様車として、HYBRID G“+Red”/1.5G“+Red”(205万円~)もあります。
W×BやRedは何が違うの?
基本的なスペックは同じです。
しかし、装備が違います。
W×Bはシートにホワイトを選べたり、ヘッドライトがLEDだったりします。
Redはその名の通り、フロントマスクやシートに赤を取り入れています。
シートやステアリングに赤いステッチが入っていてかっこいいですよ。
内装や外観がかなり違って見えるので、「人と同じは嫌だ!」という方や「ちょっと豪華にしたい」という方におすすめです。
逆に予算を抑えたい方は、中間グレードを選ぶといいでしょう。
一番下のXを選んでもいいのですが、装備がかなり貧相になるので注意してくださいね!
ライバルとの比較。オーリス・シャトルと比較
ステーションワゴンというカテゴリであれば、ホンダ「シャトル」が良いライバルでしょう。
また、ヨーロッパで人気の「オーリス」もライバルと言っても良い存在です。
比較してみましょう
カローラフィールダー | オーリス | シャトル | |
---|---|---|---|
価格(ガソリン) | 163万円~230万円程度 | 180万円~260万円程度 | 170万円~190万円程度 |
価格(HYBRID) | 220万円~250万円程度 | 263万円~284万円程度 | 200万円~256万円程度 |
燃費(ガソリン) | 16.0~23.0km/L | 16.2~19.4km/L | 19.4~21.8km/L |
燃費(HYBRID) | 33.8km/L | 30.4km/L | 25.8~34.0km/L |
カラー | 最大9色 | 最大8色 | 最大7色 |
全長 | 4400~4410mm | 4330mm | 4400mm |
全幅 | 1695mm | 1760mm | 1695mm |
全高 | 1465~1535mm | 1480~1500mm | 1545~1570mm |
室内長 | 1945mm | 1830mm | 1925mm |
室内幅 | 1430mm | 1485mm | 1290mm |
室内高 | 1200mm | 1180mm | 1450mm |
安全装置 | Toyota Safety Sense C | Toyota Safety Sense C | シティブレーキアクティブシステム |
価格については、ヨーロッパ仕様ということもあるのか、オーリスが若干高い価格設定になっており、燃費はカローラフィールダーとシャトルで競っているというところです。
ただし、ガソリン車の燃費がカローラフィールダーの方が頭一つ秀でている点は評価できるでしょう。
その他の装備などについてはそれほど違いがなく、シャトルの車高が高い分、車内空間も少し広めになっている点は、魅力に感じる人もいるかもしれません。このあたりは、用途や好みによるでしょう。
乗り心地は?パワーや静粛性、操作性
カローラフィールダーは運転者に負担がかからないシートや計器類に加えて、大きなフロントウインドウで視界が広く、とても運転がしやすい車です。
また、街乗りでは十分なエンジン性能で、特にハイブリッド車は停止発進を繰り返す運転でもきびきびと反応して思う通りに操作することができます。
静粛性についてはハイブリッド車では当然、ガソリン車でもさすがにこなれているようで、十分な静かさを実現しています。
しかし、「使い勝手」と「低燃費」を重視するあまり、若干のパワー不足で、高速道路や坂道などでは物足りない部分があるかもしれません。
詳しい乗り心地については、試乗レポートを御覧ください。
→カローラフィールダーの試乗レポート。ガソリン車とハイブリッド車を乗り比べ
まとめ。カローラフィールダーは買いか?
大衆車としてカローラは常に業界を牽引してきました。
カローラフィールダーは、荷室を広くしたワゴンタイプの車です。
ワゴンタイプの中では、売上No1なんですよ。
高級感はありませんが、走行性や居住性は十分満足できるレベルです。
価格面もしっかりと考えられていて、多くの人が買いやすい価格設定です。
ハイブリッド車の登場で、燃費もかなり向上しています。
若い人からも指示を集めていて、老若男女だれでもが乗れる「大衆車」と言えるでしょう。
大衆車というとあまりいい響きではないですが、多くの人が満足できる車なので、ぜひその目で確かめて欲しいところです。
同タイプのライバルには、売れ筋順に言うと、ホンダシャトル・マツダアクセラスポーツ・スバルレヴォーグ・インプレッサスポーツがあります。
価格帯はちょっと違う車もありますが、試乗して違いを感じてみてほしいです。