トヨタノアは、優しい顔つきが特徴のミニバンで、子育てファミリーに人気の車です。
トヨタMクラスミニバン3兄弟(ヴォクシー、ノア、エスクァイア)の一台で、販売台数も好調です!
マイナーチェンジで、外観(エクステリア)が代わり、今までは優しい感じのエクステリアでしたが、きりっとした顔つきになりましたね。
室内空間も広くゆとりがアップし、燃費も向上しています。
新型ノアの口コミ評価。ぶっちゃけどうなの?
そんな新型ノアってぶっちゃけどうなの?ということで、実際に購入したオーナーの口コミをまとめました。
エクステリアやインテリアのデザイン、走行性能や乗り心地、燃費、価格といった面から評価を見ていきましょう!
満足している点
- ヴォクシーやエスクァイアと比べてデザインが落ち着いている
- Siグレードが一番かっこよくて一目惚れ
- 2列目ロングスライドで広々乗れる
- 静粛性がUPしていて、車内の会話が楽しめます
- とにかく荷物が沢山積めるので、家族で旅行や帰省が楽です
- 高速も上り坂もしっかりと走ってくれます!
- 三角窓が大きくAピラーが細くなったので視界が広い
- 硬すぎずやわらかすぎず、ちょうどいい乗り心地♪
- トヨタセーフティセンスCが追加されたのは嬉しい
不満な点
- 外観は普通すぎてすぐに飽きる
- インテリアはプラスチック多用で貧相
- 小物の収納スペースがもっと欲しい!
- 3列目の横にドリンクホルダーがない!(足元にある)
- 燃費は10キロを切ることもあるけど、ミニバンだから仕方ないかな。
- エコモードにするとかなりもっさり・・・
- ハイブリッドの4WDがないのが残念
- エンジンが静かな分ロードノイズがうるさく感じる
総合評価
ノアはガソリン車とハイブリッド車の設定があり、ガソリン車のほうが売れています。
月間の新車販売台数は3,000~5,000台で、3兄弟の中では2番目の人気。(No1はヴォクシー)
ヴォクシーとエスクァイアとの違いは、デザインと販売店のみ!
エンジンや燃費、サイズなどのスペックは変わらないので、デザインや条件で決めてもいいでしょう。
実際に購入したオーナーの口コミを見てきた所、評価は高いです。
では、ノアのどんなところが魅力なのか、「外観」「内装」「走行性能」「乗り心地」「燃費」「安全性」「価格」といったところをひとつひとつ見ていきましょう!
他のミニバンと比較したい方は下記を参考にしてくださいね!
ノアのスペックは?サイズや排気量一覧
ノアのスペックをざっくりと紹介!
詳しく知りたい方は、主要諸元を見てくださいね!
全長 | 4695~4710mm |
---|---|
全幅 | 1695~1735mm |
全高 | 1825~1870mm |
車両重量 | 1570~1620kg |
室内長×室内幅×室内高 | 2930×1540×1400mm |
最低地上高 | 160mm |
総排気量 | ハイブリッド:1797cc ガソリン車:1986cc |
購入前に、サイズなどを確認して自宅の駐車場に入るか確認しておきましょう!
外観(エクステリア)デザインはどう?画像で比較してみた
まずは外観デザインを見てみましょう!
口コミ評価では「シンプルでカッコイイ!」という意見と「普通すぎてつまらない」という意見が別れました!
あなたはどっちですか?
まずは、ノアの各グレードのデザインを↓
出典:ノア公式サイト
XグレードにはLEDフォグランプが付いていますね!
Siグレードになると、フロント大型バンパー(スモークメッキ加工)が装備されて、見た目の印象がガラッと変わります。
他にも、大型サイドマッドガードやリアスポイラーが装備されています。
では、ヴォクシーやエスクァイアとも比較してみましょう!
外観デザインは全然違いますね!
ノアは落ち着いた印象を受けますし、ヴォクシーはちょい悪、エスクァイアは高級感があります。
他にも、日産セレナやホンダステップワゴンとも比較してみてください。
またボディカラーでも印象が違ってきます。
人気色は、白・黒です。今回のマイナーチェンジで新色も登場しているのでチェックしてみましょう!
もっとかっこよくしたい!
という方は、モデリスタのエアロや純正リアウィングなどをつけると良いかもしれません。
内装(インテリア)デザインは?チープ感は否めないのか
出典:ノア公式サイト
ノアの口コミを見ていると、一番多かった意見で
「内装がプラスチックで貧相だった」
と言うもの。
ただ、
「シンプルでいい!」
「プラスチックはそこまで気にならない」
「このクラスノミニバンなら仕方ないでしょ!」
という意見もありました。
2017年7月のマイナーチェンジでは、このあたりをしっかりと対応してきています!
「G」と「Si」は天井までブラックに統一して、ピアノブラック塗装を採用しました。
また、注文時に指定すると、内装色をフロマージュ&ブラウンに指定することもできます。
出典:ノア公式サイト
いろいろ楽しめるシートアレンジ
家族で楽しめるミニバン、トヨタのノアには多彩なシートアレンジが隠されています。
通常の横3列の「ノーマル」アレンジを基本として、これ以外にも4種類のシートアレンジが隠されているのです。
まず、2列目のシートを運転席と助手席の間にスライドさせる「トライアングル」。
2列目のチャイルドシートに座る赤ちゃんを1列目からしっかり見ていたいときにぴったりです。
次に、3列目のシートを跳ね上げて横に収納することで広大なスペースが誕生する「ラゲージ」。
2列目までは人が乗り、その後ろにたっぷり荷物を積みたいときにぴったりですね。
また、1列目を思いっきり後ろに倒して、2列目シートのレッグレストとする「フラットソファ」。
ロングドライブの後の休憩時などにうってつけです。
そして、「ラゲージ」のポジションから2列目を一番後ろまでスライドさせる「リラックス」。
2列目が特等席に早変わりします。
出典:ノア公式サイト
2列めシートのスライド幅がかなり大きくライバルに差をつけています。
ぜひディーラーに行った際には遠慮しないでいじり倒してやって下さい(笑)
家族のだれもが乗り降りしやすい
家族のミニバン、ノアは家族のだれもが乗り降りしやすい機能が満載。
運転席と助手席は床下からわずか390mmの高さです。
お子さんやお年寄りが乗り降りする際にもスムーズですね。
スライドドアの開口部は805mmもあります。
赤ちゃんを抱えながらの乗り降りも、この広さならば苦になりませんし、チャイルドシートへ座らせるのも簡単。
スライドドア開口部には、アシストグリップがついています。足腰の弱いお年寄りでも安心して乗り降りできます。
お子さんには低い位置にあるチャイルドグリップが便利です。2列目左側のシートには、サイドリフトアップシートを装着。
これならば、足腰の弱い方でも座ったまま外に出られ、車いすへの移動も楽ちんですね。
乗り心地や走行性能はどうなの?
乗り心地や走行性能は、「至って普通」という評価が多かったです。
特にエンジンが優れていて、パワーがあるわけではないですが、加速が悪いというわけでもないです。
普通にアクセルを踏めば、それに反応してくれる。上り坂も高速道路もしっかりと走ってくれるでしょう!
乗り心地は、「トヨタにしては固め」ということです。
ふわふわと柔らかくもなく、ちょっとした段差を拾う突き上げ感があるわけもなく、ちょうどいい固さとなっています。
乗り心地については、今乗っている車との比較になると思うので、試乗して確認してみてくださいね!
燃費は悪い?街乗りや高速道路での実燃費
ノアのカタログ燃費と実際の燃費をまとめました↓
カタログ燃費 | 実燃費平均 | 高速道路 | 街乗り | |
---|---|---|---|---|
ハイブリッド | 23.8km/l | 16.6km/l | 19.0km/l | 14.2km/l |
ガソリン2WD | 16km/l | 11.2km/l | 12.8km/l | 9.6km/l |
ガソリン4WD | 14.8km/l | 10.3km/l | 11.84km/l | 8.8km/l |
ハイブリッドタイプは15km/l以上が期待できますね!
高速道路をエコ運転を意識すれば、20km/l以上も可能です。
ガソリンタイプは10~12km/lくらいです。
悪くはないですが、良くもないです。
普段は街乗りメインで使う方が多いと思うので、10km/lを下まわってしまうでしょう。
どのミニバンも燃費は良くないので、諦めてください。
また、ハイブリッドタイプは燃費が良くガソリン代は節約できますが、車体価格が高くガソリン代でまかなうには20万キロ以上走る必要があるので覚えておきましょう!
ガソリン代の高等で懐が寂しい・・。家計のことを考えると燃費がいいほうがいいですよね!
ライバル車との燃費比較や、燃費を良くするコツは下記にまとめたので興味がある方は読んでみてください。
トヨタセーフティセンスCが搭載!安全性UPで安心?
ノアは2014年にフルモデルチェンジをして、現在は3代目です。
フルモデルチェンジ当初は、自動ブレーキシステムがついていませんでした。
しかし、2016年1月に一部改良で、Toyota Safety Sense Cを採用!
しかし、他社のシステムに比べると、ちょっと見劣りしてしまいます。
Toyota Safety Sense Cの機能としては
レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)
オートマチックハイビーム
先行車発進告知機能
ドライブスタートコントロール(急発進抑制)
と言った機能がついています。
他社の安全装備と劣っている点は
- 歩行者を関知しない
- クルーズコントロール機能がない
- ハンドル補正はない
ということです。
自動ブレーキシステムは、「スバルアイサイト」や「日産プロパイロット」「ホンダSENSING」のほうが現段階では勝っています。
安全性能を重視する方は、ライバル車との比較をしっかりしてみましょう
ノアの価格は妥当?乗り出し価格はいくらになるの?
ノアのグレードごとの車両本体価格をまとめました↓
グレード | 車両価格 |
---|---|
X | 246.6万円~ |
G | 275.6万円~ |
Si | 274.5万円~ |
HYBRID X | 301.4万円~ |
HYBRID G | 314.2万円~ |
HYBRID Si | 326.9万円~ |
上記の価格は、車両本体価格のみです。
車を買うときには、車両本体価格の他に、オプション代と税金、手数料などを支払わないといけません。
オプションは、ナビやETC、ドライブレコーダーなどをつければ30~50万円くらいになります。
税金や手数料は車両価格の10%程度なので、20~30万円でしょう。
トヨタノアの乗り出し価格は、車両本体価格+50~80万円ほど見ておくと良いでしょう!
ガソリン車なら、300万円~350万円。
ハイブリッド車なら350万円~400万円でしょう。
ノアの値引きはどれくらい?
ノアの値引き相場は30万円です。
ただし、マイナーチェンジ直後だと値引きは渋くなるでしょう!
売上が好調なセレナを競合に当てれば値引き額もUPしていくでしょう。
また、兄弟車であるヴォクシーやエスクァイアとの競合も効果的です。
ヴォクシーとエスクァイアは販売チャネルが異なるので、それぞれのディーラーに行って見積もりを取ってみてください。
ちなみに、ノアは「トヨタカローラ店」、ヴォクシーは「ネッツ店」、エスクァイアは「トヨタ店・トヨペット店」が販売しています。
ノアの最新値引き情報や限界値引きを引き出す交渉術のポイントは下記にまとめました。
ノアの維持費はいくら掛かる?
購入後にかかる維持費も気になりますよね。
自動車税等の税金や、保険料、ガソリン代などざっくりと計算してみました!
維持費 | 年間 | 月間 |
---|---|---|
自動車税 | 39,500円 | 3,291円 |
重量税 | 7,500円 | 625円 |
自賠責保険 | 13,920円 | 1,160円 |
ガソリン代 (年間1万キロで計算) | 75,000~110,000円 | 6,000~9,200円 |
車検費用 | 40,000円 | 3,333円 |
任意保険 (11等級 車両保険あり) | 80,000円 | 6,666円 |
消耗品 | 50,000円~ | 4,166円 |
合計 | 約33万円 | 約2.7万円 |
駐車場台は地域や住む場所によって大きく変わるので省きました。
もし、都会でアパートやマンションに住むなら、月額1万円ほどかかります。田舎なら3,000円くらいです。
ガソリン代は月間800~1000キロ走行すると仮定しています。
ガソリン車の平均実燃費は11km/lなので、年間11,000円、月間9,200円ほどになります。
ハイブリッド車なら、年間75,000円、月間6,000円とかなり安くなりますね!
また、自動車保険(任意保険)については、等級や年齢、保険会社によって大きく変わってきます。
保険の見直しは維持費を安くするための最初の対策とも言えます。
一括見積もりをとってみて各保険会社を比較するといいですよ。
中古車の相場はいくら?
新車のノアは予算が足りない・・・・。中古車ならどうだろう?と考えている方もいるでしょう。
中古車の場合、ある程度状態がいい車を選ばないと、購入後に故障や消耗品の交換が重なって出費が増えることになります。
中古で狙うのは、5年落ち以下、5万キロ未満です。
できれば、3年落ち以下、3万キロ未満が望ましいですけどね。
このくらいのモデルなら、200万円ほどで購入できます。
オプションや状態によって価格も変わってきます。
中古車を探すならこちらの記事を参考にしてくださいね!
まとめ
ノアは、Mクラスミニバンの中でも人気のある車種です。
実際に購入したオーナーの口コミを見ても評価は高いです。
デザインは好き嫌いが別れると思いますが、ノアが嫌ならヴォクシーやエスクァイアといった3兄弟との比較もしてみてください。
ノアは、比較的落ちつたデザインで女性や40代の方に人気があります。
インテリアについては、プラスチック感がありますが、マイナーチェンジでピアノブラックをあしらうなど工夫されています。
走行性や乗り心地については、特筆するような凄さはないですが、普通に走ってくれます。
車内も広く、2列目はゆったり、積載性も高くファミリーカーとしては言うことないでしょう!
燃費は10~12km/lと、あまりよくないです。
とはいえ、ミニバンは車重が重いので、しょうがないですね。
セレナもステップワゴンもヴォクシーもみんなこんなもんです。
子どもが生まれたり、成長に合わせてミニバンを選ぶ方が多いでしょう。
4~5人家族なら、Mクラスミニバンが一番のおすすめです。
ぜひ、他のライバル車とも比較して見てくださいね!
実際にディーラーに行って見て触って乗ってみると印象がかわります。
はじめての試乗はちょっと緊張しますが、営業マンは優しいので気軽に行ってみてください。