2015年1月、トヨタアルファード・ヴェルファイアがフルモデルチェンジをして更に進化を遂げた。
さらに2017年12月にはマイナーチェンジを行い、安全性能をUP。外観や内装をより豪華にグレードアップしています。
いかついマスクを装着して、闘牛のような出立。
そして、高級感あふれ、広々とした内装。
そんな最上級ミニバンの率直な感想はどうなんだろうか?
果たして価格に見合った価値があるのか?購入したオーナーの生の声をまとめました!
新型アルファードの口コミ
トヨタアルファードを購入した方々の口コミや評判を見やすくまとめました。
満足しているところや不満な所、包み隠さず公開します。
満足しているところ
- 居住空間が広くて上質でとっても快適
- デザインが高級感があるし他車と差別化デキている
- パワーも静粛性も大満足です
- 全窓にエアバックが付いてるなど安全面もしっかりしている
- 長距離乗っても疲れない
- 3列目もゆったりしている
- 2列目のオットマンが最高!
不満なところ
- 車体が大きいので狭いところはかなり気を使います
- 燃費があまり良くないです
- オプションも高額なので総額がかなりの金額になった
- 走り自体は楽しくない
口コミまとめ
最上級ミニバンの代表だけあって評価は高いです。
モデルチェンジをしてデザインも差別化されましたね。
好みは別れると思いますがかなりいかつくて男性好みです。
内装も上質で、2列めシートにはオットマンがついています。
座り心地もよく、まるでリビングでくつろいでいるように思えるでしょう。
静粛性も高いので、赤ちゃんもグッスリ眠れるという声もありました。
デザイン性、居住性、乗り心地、パワーは文句のつけようがないほど完成度が高いです。
ただ、やはり価格が高いのがネックという声が多いです。
一番低いグレードのX[2.5L]で車両価格が319万円、最上級モデルのハイブリッドExecutive Lounge[3.5L]は735.8万円です。
また、車重が重いので燃費は期待しないほうがいいでしょう。
価格も高く燃費が悪い車ですが、一度試乗するとその魅力に虜になってしまうでしょう。
試乗するときは注意してくださいね(笑)
新型アルファードの外観は?思わず振り返る迫力あるデザイン
マイナーチェンジでフロントフェイス(ヘッドランプ・グリル・バンパー)とリアのバックドアガーニッシュとコンビネーションランプが変更されました。
下記がマイナーチェンジ前のデザイン↓
マイナーチェンジ後はこちら↓
出典:アルファード公式サイト
グレードによってデザインも少し変わってきますが、ヘッドランプが細くなって切れ長の目になっていますね。
フォグランプの周りもシルバー加飾されてかっこいいです。
リアは少しわかりづらいですが、少し細くなりLEDランプが採用されています。(グレードによって異なる)
フロントグリルはかなりの迫力がありますよね。
ただでさえ大きくて迫力があるのに、この顔はインパクトが強すぎます。
インパクトが強すぎて、賛否両論なのですが好きな人にはたまらないデザインではないでしょうか?
エクステリアだけじゃなくインテリアもゴージャスです!
アルファードの内装。優雅で特別な空間
今回のマイナーチェンジで、内装もちょっとグレードアップしています。
メータ周りにシルバー加飾を行い、シート表皮、木目の色が追加されています。
内装のカラーバリエーションは7パターンあり、シートや木目調の色がかわります。(グレードによる)
他にも、嬉しい装備がたっぷり。
・大型アームレスト
・集中コントロールスイッチ
・アクセサリーコンセント
・さまざまな入力端子
・置くだけ充電
・ステアリングヒーター
などなど。
ヴォクシーやセレナと比較すると、1ランク2ランク上の車です。
アルファードは、運転者にとっても素晴らしい車ですが、同乗者にとってはさらに快適な車なんです。
エグゼクティブラウンジシートでゆったり♪まるでファーストクラス
目を引くのは、エグゼクティブラウンジシート。
まるで、飛行機のファーストクラスにでも乗っているかのようなシートです。
シートにはレッグレストがついており、長時間のドライブでも全く苦になりません。
通常は、1列目が特等席なのですが、アルファードに関しては2列目が特等席です。
しかし、助手席の快適性も無視できません。
助手席には、スーパーロングスライドシートが装備されているのですから。
助手席も思いっきり後ろにスライドさせれば、足を投げ出せるような広い足回りが出現。
ゆとりある大空間を満喫できます。
助手席、2列目席にはオットマンも装備されていて、家にいるよりもくつろげるかもしれません。
出典:アルファード公式サイト
シートカラーは、ベージュ・ブラック・ホワイトの3色あり、好みによって選べるのもうれしいですね。
個人的にはホワイトがかっこいいですが、汚れも気になるところ。
小さい子供を乗せるなら、ブラックが無難ですが迷っちゃいますね。
スイッチひとつでシートポジションを自在に調節できちゃう
夫婦でクルマに乗っていると、妻のあとはシートが狭くなっているし、背もたれの角度も微妙に違う。
その都度、調整し直すのって面倒くさいですよね。
でも、アルファードならスイッチひとつで自分の最適なポジションに調整してくれるんです。
「マイコンプリセットドライビングポジションシステム」というのですが、前後のスライド・リクライング・シートの上下・座面前端上下・ドアミラーポジションの調整を電動でしてくれます。
3パターンまで登録できますよ。
さらに、「運転席オートスライドアウェイ」という機能もあり、エンジンをOFFにしてシートベルトを外すと運転席が自動的に後ろにスライドして、降りやすくしてくれます。
なんという贅沢♪
「少し高い買い物だが、金額以上の乗り心地を得られる」などの口コミもあります。
「ヴェルファイヤよりも上質な感じ」と、同じトヨタ車との比較もありました。
荷物もたくさん積める!広いラゲッジスペースとシートアレンジ
室内空間が広いということは、荷物もたくさん積めるということ!
3列目シートまでしっかり使うと、写真の通り荷室はそこまで広くはないです。
しかし、148Lの大容量床下収納があります。
さらに、シートアレンジを駆使すれば自転車だって楽々積み込めます。
出典:アルファード公式サイト
フルフラットにもなるので、車中泊だって余裕。
乗車人数によって、シートアレンジを工夫すれば、荷物もたくさん積めるし、同乗者も快適にすごせますね。
大幅改善によってパワーアップした静粛性と走行性
口コミでも、「めちゃくちゃ静か!」「坂道も高速もノンストレス!」などという声がたくさんありました。
アルファードはモデルチェンジに伴い、走行性能と燃費性能の大幅な改善を行っています。
まずは走行性能ですが、従来はトーションビーム式と呼ばれるリアサスペンションでした。
モデルチェンジ後はこれを、ダブルウィッシュボーン式に変更しています。
これによって、走行している際のロードノイズが少なくなり、車内の静粛さに一役買っています。
また、ダブルウィッシュボーン式は走行性能もアップさせています。
大型のミニバンですので左右に振られることもありますが、アルファードではそれはあまりありません。
ミニバンですので、スポーツカーのように走っていて楽しい車ではありません。
ですが、同乗者に優しく静かで揺れない、乗っていて快適な車です。
試乗もしてきましたが、車重が重くて走りも鈍いと思いきや、全然そんなことはありません。
出足もアクセルを踏めばスーッと加速していくし、スピードアップしたい時も全くストレスはありませんでした。
ロードノイズも風切音もほとんどしないので、家族での会話も弾みそうです。
ハイブリッドにすればさらに静かですよ。
燃費も良くなりました。が・・・
今回のマイナーチェンジで、燃費も向上しました。
グレードごとのカタログ燃費はこんな感じ↓
価格 | 燃費 | |
---|---|---|
X | 335.4万円~ | 11.4~12.8km/l |
S | 369.2万円~ | 11.4~12.8km/l |
SA | 390.5万円~ | 9.1~9.5km/l |
G | 418.5万円~ | 11.4~12.8km/l |
GF | 463.2万円~ | 9.1~9.5km/l |
Executive Lounge | 703.4万円~ | 9.1~9.5km/l |
HYBRID SR | 511.9万円~ | 18.4km/l |
HYBRID X | 436.3万円~ | 19.4km/l |
HYBRID G | 497.5万円~ | 18.4km/l |
HYBRID Executive Lounge | 735.8万円~ | 18.4km/l |
ハイブリッドにすれば、18.4km/lとかなり燃費が良いですね。
実際の燃費は6~7割になるので、11~13km/lくらいでしょう。
ミニバンで10km/lを超えるのはかなりいいほうです。
ハイブリッドは価格が高いので、ちょっと考えちゃいますが。
ガソリンタイプは燃費が向上したとは言え、あまり低燃費とはいえません。
実際の燃費は5~7km/l位となり、かなりガソリン代がかかってしまいそうです。
アルファードは車両価格も高いですが税金やガソリン代などの維持費も高いので、無理して買ってしまうと家計を圧迫してしまうのでご注意を!
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マイナーチェンジの目玉はこれ!安全性能UPで安心
今回のマイナーチェンジでの目玉は安全性能UPです。
第2世代の「Toyota Safety Sense」を全グレードに標準装備しています。
現状、トヨタは自動ブレーキの面では他メーカーに遅れを取っています。
多くの車が自動ブレーキを搭載し始めた時、トヨタの車種はほぼ未対応でしたからね。
でも、徐々に安全性能にも力を入れてきました。
今回のマイナーチェンジでは、セーフティサポートカーSワイドという最高ランクになりました。
→セーフティサポートカーって何?サポカーのメリットと車種一覧
第2世代のtoyota Safety Senseにはどんな機能があるのか軽くお伝えしますね。
ぶつからない
モデルチェンジ前までは単眼カメラがなく、歩行者や自転車の検出は出来ませんでした。
今回のモデルチェンジで、ミリ波レーダーと単眼カメラによって、車だけでなく歩行者や自転車を検出して、衝突被害を軽減してくれるようになりました。
ある程度スピードを出していても検出してくれるので、もしものときには安心ですね。
ついていく
ミリ波レーダと単眼カメラで先行車を認識して、車間を保ちながら追従走行ができるようになりました。(レーダークルーズコントロール)
通常のクルーズコントロールでは、先行車を認識しないので、一定のスピードで走るだけでした。
しかし、レーダークルーズコントロールは先行車のスピードに合わせたりブレーキを自動で掛けてくれるので、高速道路の運転や渋滞時に重宝します。
我が家の愛車セレナにも同様のシステム(プロパイロット)がついていますが、高速の運転がめちゃくちゃ楽になりましたよ。
ただ、ブレーキが遅いのでちょっと怖いですが・・・。
夜間運転をサポート
アダプティブハイビームシステムとオートマチックハイビームで、先行車や対向車に対してライトの光を自動的に調節してくれます。
オートマチックハイビームは、ロービームとハイビームを自動的に切り替えてくれるものです。
アダプティブハイビームシステムは、先行車や対向車に当たる部分だけを調節してくれるスグレモノ。
都会での運転はあまりハイビームは使いませんが、暗い道を運転するときはハイビームのほうが見やすいです。
見えにくいところから、突然人が飛び出てきたり、動物が出てきたりすることもあります。
そんな時に、自動ハイビームシステムは役立ってくれるでしょう。
他にも、「先行車発進お知らせ機能」や標識の見逃し帽子サポート機能」など、運転をサポートしてくれる機能がついています。
グレードによって、ついていない機能やオプションもあるので注意してくださいね。
まとめ。新型アルファードは買い?
新型アルファード、素晴らしい車です。
世のお父さんは一度は乗ってみたいと思う車なんじゃないでしょうか?
僕もほしいです!
でも、やっぱりお金が問題なんですよね・・・。
新車で購入するとなるとオプション等を含めて400万以上を覚悟しないといけません。
ローンで支払うとしても月々の支払で生活費が圧迫されちゃいます。
ということで、やっぱりお金に余裕のある家庭の車ということでしょう。
「残価設定ローンで月々の支払いがお安くなりますよ♪」
という営業マンもいるかもしれませんが、騙されちゃダメですよ!
アルファードを購入する前に、月々のローンや維持費のことを考えて買いましょう。
お金のことなんかどうでもいいよ!という方は、アルファードの他にもヴェルファイアやエルグランドなどと乗り比べて見て下さい。