クラッチ交換の見積もりをとったら10万円オーバー・・。
そんなにするの?
と疑問に思ってこのサイトに訪れた方もいるでしょう。
または、クラッチが滑ってそろそろ交換かな?
交換時期の目安や費用を知りたいという方かな。
今日は、クラッチ交換の時期や費用についてわかりやすく解説していきます!
まずはみんなが知りたい、クラッチの交換費用の相場から見ていきましょう。
クラッチの交換費用は?(工賃含む)
クラッチの調子が悪いなぁと思うなら、なるべく早く交換する必要があります。
いきなり壊れることはないですが、故障の前兆を無視し続ければいずれ壊れます。
運転中にクラッチが壊れたら・・・。と考えると怖いですよね。
だから、なんかおかしいぞ!と思ったら早めに見てもらいましょう。
では工賃を含む交換費用はどれくらいになるのか?
クラッチの部品代はいくら?
クラッチの備品代は、純正のクラッチを購入するのか、社外製強化クラッチを購入するのかによって価格が大きく異なります。
純正のクラッチであれば、2万円から4万円が相場です。
社外強化クラッチは4万円から15万円の製品もあるので、値段にかなりの幅が見られます。
社外強化クラッチは、クラッチの耐久性や寿命が純正クラッチよりも長くなっている分、価格が高いと理解できるでしょう。
クラッチの交換工賃はいくらくらい?
クラッチの交換工賃は、エンジン交換の次に高額です。
その理由としては、クラッチの取り外し作業が非常に複雑であり、車種によってはクラッチ交換のためにエンジンやトランスミッションを外さなければならないからです。
エンジンやギアの取り外しがない場合でも、作業工賃は最低25,000円以上かかります。
エンジンやトランスミッションの取り外しが必要な場合は、さらに工賃が増え倍以上の金額になることもあります。
ですからクラッチの工賃を含む交換費用は、国産車が5万円から20万円で、輸入車の場合最低でも15万円は必要になるでしょう。
部品代金も高額な上に、作業工賃も高くなるため、大きな出費になってしまいます。
高すぎるんじゃない?と思ったら
クラッチ交換の見積もりをとったら10万円とか20万円になった。
「いやいや、おかしいでしょ!いくらなんでも高すぎる!」
と思うなら、相見積もりをとってみましょう。
ディーラーや修理工場などで複数の見積もりを取れば、相場がわかります。
オートバックスなどでも交換してくれます。
ディーラー・オートバックス・近くの修理工場の3つから相見積もりをとったら相場がわかるし、安く修理できるかもしれませんね。
知り合いは、クラッチ交換で上記の3社に見積もりをとったところ、3万円の違いが出たそうです。
ちなみに、一番安かったのが近くの整備工場。しかも純正品。
ディーラーやオートバックスは近くにあったり、お世話になっていることも多いですが、意外と費用が高いんですよね。
ただ、整備工場は当たり外れがあるので、しっかり調べて信頼できそうなところにお願いしましょうね!
クラッチの交換費用を安くするには
クラッチの交換費用は、結構高いです。
部品代もそこそこしますが、なんと言っても工賃が高い!
安く交換するには、先程言ったように相見積もりを取るのも一つの方法です。
もう一つは、車検や1年点検のときに一緒にやってもらうという方法。
車検や点検のときに、部品を外して見ることがあるので、一緒に交換もしてもらうと工賃が少し安くなります。
このあたりは、ディーラーなどと相談してみるしかないですね。
クラッチ交換が必要ということは、10年くらい乗っている車ですよね。
もし、交換費用が高いから買い換えよう!
と思っているなら、まずは愛車を査定してみると良いですよ。
オンボロ車でも需要さえあれば高く買い取ってくれることもありますから!
10万円の出費が、もしかしたら30万円の収入になるかもしれませんよ!
クラッチが故障するとどうなる?
クラッチが故障する理由で多いのは、
・不必要に半クラッチを多用すること
・クラッチペダルを無意識のうちに少しだけ踏んでいる
事です。
クラッチの多用によってクラッチペダルが異常に摩耗してしまい故障に至ります。
逆にほとんど半クラッチを使用しないで、エンジンの動力を一気にトランスミッションにつなぐ事もクラッチの故障につながります。
またエンジンの回転数が高い状態で、クラッチをつないでしまう事も素材を傷める原因となります。
車の運転は無意識にやっている事が多いと思いますが、今一度クラッチ操作を見直してみることをおすすめします。
☑適切な半クラッチをしているか
☑走行中にクラッチを踏んでいないか
クラッチが故障するとどうなるのか
クラッチに故障が発生すると以下の2つの症状が出てきます。
1.クラッチが切れなくなる
2.クラッチのつながりにくくなる
故障すると、クラッチペダルを踏んでもエンジンの動力とトランスミッションを切り離せなくなる現象があります。
クラッチを切り離せなくなると、エンジンをかける時もクラッチがつながっているため、エンジン始動と同時に車が動き出してしまいます。
ブレーキを踏んだ状態で始動すれば、車は強制的に動こうとするため、すぐにエンストしてしまいます。
仮にエンジン始動と同時に動き出せたとしても、正常なギアチェンジもできなくなるため、運転することすら難しくなるでしょう。
さらにクラッチがつながり続けているため、信号で停車するとエンストを起こします。
逆にクラッチが故障し、クラッチがつながりにくくなる現象もあります。
クラッチペダルから足を離し、アクセルを踏み込んでいるにも関わらず、クラッチが滑っているような状態になり加速ができません。
しばらく経過するとクラッチがつながりますが、徐々に症状が重くなり、いずれクラッチがつながらなくなり運転できなくなるでしょう。
クラッチ故障の前兆
一般的にクラッチが急につながらなくなる、クラッチが突然切れなくなる事は珍しく、通常は何らかの不具合が徐々に出てきます。
こんな症状が出たら、クラッチ故障の前兆です
1.クラッチをつなごうとすると異音がする
2.クラッチを繋ぐときに異臭がする
3.エンジンの回転数は上がるのにスピードが出ない
本格的にクラッチが故障する前には、何か前兆があるので、気付いたら早めに修理をするようにしましょう。
クラッチの交換時期(寿命)はどのくらい?
クラッチの寿命は、平均的には10万㎞もしくは7年から8年と言われています。
しかし、運転手のクラッチの使い方に大きく依存しているため、半クラッチの多用が癖になっている方であれば、寿命は平均よりもずっと短くなります。
運転の仕方によってはクラッチの寿命が5万㎞ほどに縮まってしまうことも珍しくありません。
また同じ車を複数の方が運転する場合、クラッチのつなぎ方の癖が異なるため、クラッチの摩耗スピードが早くなり寿命が短くなるとも言われています。
クラッチの交換DIYは無理?業者に依頼する方が良い理由
クラッチ交換は、専門的な知識があれば自分で行うことも可能です。
しかし車の部品の中でも、クラッチの交換は非常に複雑であり、時間もかかるため知識や技術のある方でも難しいものです。
交換をするとしても、整った設備のある場所でしかできないため、自宅に専門設備のある方が限定になります。
こうした条件を考えてみると、クラッチ交換は最初から業者に依頼する方が賢明です。
クラッチ交換にかかる時間は?
クラッチの交換にかかる時間も車種によって大きく変わってきます。
まずはディーラーや修理工場に相談しにいきましょう。
その後、
商品の発注→商品が届く→作業
となります。
商品が届いてから、車を預ければ長くても1日あれば交換できますよ。
まとめ
クラッチ交換で10万円は決して高すぎる価格ではありません。
なぜなら、工賃がバカ高いから!
エンジンを外さないと交換できない車種などがあり、工賃は車種によって大きく違ってきます。
なので、もっと安くできないの?と思うなら、ディーラー・オートバックス・近くの修理工場などで相見積もりをとってみましょう。
2~3万円の違いが出るかもしれませんよ。
あと、クラッチは突然故障することは少ないです。
何かしらのサインがでるので、異音や異臭、クラッチの滑りなどがあったらすぐにディーラーなどに持っていってみてもらいましょう!