12万キロを突破した我が家のセレナが、急にガタガタと揺れるようになってきました。
最初に気づいたのは、家の駐車場に止めるために、ギアをRに入れたとき、「ブルンブルン」と普段とは違う大きな音と振動を感じました。
「気のせいかな」と思っていましたが、時間とともに、どんどん音と振動が大きくなって、「こりゃヤバイ!」ということでディーラーに持っていきました。
そんで、出てきた修理費の見積もりが30万円!!!
まぁ、12万キロ超えているんで、あれもこれもとあちこちの修理費用が載っていましたけど・・・。
結果的には車を乗り換えることにしました。
今日は車の振動と原因、そして修理にかかる費用について見ていきましょう!
「振動」といっても、走行中なのか停車中なのか、どこからの揺れなのかなどによって原因が違います。
考えられる原因を一つ一つ見ていきましょう!
最初に
「車の様子がおかしいな。」
と思ったら、すぐに専門家に見てもらいましょう!
ネットで検索しても、あなたの車を見れるわけではないので、正確な判断は出来ません。
ディーラーなどで見てもらって、見積もりをもらうならお金はかかりません。
もし、早めに見てもらえば、数千円~数万円で済むのに、手遅れになると数十万円の請求が来るかもしれません。
車は人間の体と同じです。
不調を感じたら、専門家に診てもらうのが一番ですよ!
警告ランプはついていませんか
なんかおかしい・・・と感じたら、まずメーター周りの警告ランプがついていないか確認しましょう。
赤いランプがついている場合、走行を続けると危険な場合もあるので、安全な場所に止めてJAFなどに電話して聞いてみましょう。
そんなことはわかっているけど、とりあえず、「原因と修理費の相場は知っておきたいんだよ!」
という方は、読み進めていってください↓
振動の原因と修理費用一覧
箇所 | 原因 | 交換・修理費 |
---|---|---|
ステアリングの振動 | ホイールバランス | 2000円~4000円 |
タイヤの摩耗・空気圧 | 0~2000円 | |
ブレーキローターの歪み | 1万円程度 | |
サスペンション不良 | 2~4万円 | |
走行時の振動 | エンジンの冷え | 0円 |
オイルの汚れや減少 | 1500円~1万円 | |
エンジン内部の汚れ | 2000円~1万円 | |
スパークプラグの摩耗や汚れ | 3000円~1万円 | |
エンジンマウントの劣化 | 3万円~10万円 |
詳しく見ていきましょう!
高速走行中の振動の原因はホイールバランス
ある一定の速度で走っていると、ステアリング(ハンドル)が揺れることがあります。
走行中にステアリングが振動する一番の原因が「ホイールバランス」です。
シミー現象って言うらしいですが、テストにはでませんので覚える必要もないでしょう(笑)
タイヤとホイールを組み替えたときなどに、バランスが崩れることがあります。
ディーラーでも見てもらえますし、タイヤ屋さんやオートバックスなどでも対応してくれます。
費用は1本1,000円程度なので、そんなに高くはありません。
他にも、
- 摩耗によってタイヤが変形している
- タイヤの空気圧が違う
- ブレーキローターの歪み
などが考えられます。
タイヤの摩耗が激しいなら、タイヤのローテーションをすると良いでしょう。
タイヤの交換となると1本3,000円~1万円ほどするので結構痛い出費になります。
タイヤの溝やヘリ具合は定期的にチェックして、交換時期を予定しておきましょうね。
アイドリング中(停止中)に揺れる原因
車が停止中の振動の原因は、「エンジンの不調」か「エンジンマウントの劣化」です。
エンジンの不調
まずは、タコメーターをみて、エンジン回転が低くなっていないか確認しましょう。
アイドリング中なら1,000回転程度が通常です。
(アイドリング回数は車種によって異なります。ボンネット裏野ステッカーに書いてあります)
原因として考えられるのは、メンテナンス不足です!
オイルの汚れや減少、エアクリーナーエレメントの詰まり、スパークプラグの摩耗や汚れなどなど・・・。
最近メンテナンスはしましたか?車検時のみしか点検しないかたは要注意ですよ!
エンジンオイルの交換などはそこまで高くはありません。
数千円から数万円で済むはずです(不調内容による)。
ただ、メンテナンス不足はエンジンにダメージを与え、車の寿命を縮めてしまいますので、定期的なメンテナンスはしっかりやりましょう。
エンジンマウントの劣化
うちはコレでした・・・。
エンジンマウントとは、エンジン周りを支えるゴム部品で、エンジンの振動を抑えてくれています。
10年以上乗っていると、このゴムが劣化してきて、振動を抑えきれなくなるんです。
振動だけなら、「放っておいても良いかな」と思いましたが、どんどん音がひどくなって、ビビリ音までするようになり、耐えられなくなりました・・。
ちなみに、ずっと放っておくと、ゴムがひび割れて、最終的にはエンジンが落下してしまうそうです。
エンジンマウントの交換費用は工賃がバカ高い!
で、エンジンマウントの交換の見積もりを取ったんです。
ディーラーでは8万円程度。修理工場では10万円の見積もりが出てきました・・・。
高い!高すぎる。
エンジン周りは、いろんな部品が集合していて、これらを取り外して作業するため、難易度も高いですし時間もかかります。
だから、工賃が高いんですね。
修理工場の見積もりでは工賃が65,000円って書かれていました(笑)
エンジンマウントの交換費用は車種によって異なります。
エンジンマウントの価格自体は1万円程度となりますが、工賃が1万円~5万円と結構高いんですね!
まずは見積もりを取って、いくらになるか確認するといいでしょう。
加速しないならスパークプラグ
エンジンの振動が大きくなり、信号待ちからの出足でのパワー不足を感じるなら、スパークプラグが原因かもしれません!
スパークプラグの摩耗や汚れ、またはプラグコードの断線ということも考えられます。
スパークプラグは車種によって本数や種類が異なってきます。
3,000円~1万円ほどの予算を見ておくと良いでしょう。
また、AT車で10万キロを超えているならAFT(オートマチック・トランスミッション・フルード)というオイルの劣化も考えられます。
AFTはギアチェンジをスムーズにするためのオイルで、劣化するとギアチェンジのときに振動があったり加速が鈍くなったりします。
AFT交換は基本的には必要ないと言われています。ディーラーなどで見てもらって判断しましょう。
交換費用は8,000円~3万円です。
その他の原因
車の振動は、上記以外にもいろいろな原因が考えられます。
振動を感じる場所はどこでしょうか?
ステアリングやエンジン以外にも、ミッションを変更したときや、ブレーキを踏んだ時、アクセルを踏んだときなど振動の場所は様々です。
いろんな原因があり、素人にはわかりません。だから、専門家に見せるのが一番なんです。
ただ、一時的な振動は問題ありません。
たとえば、冬などにエンジンが冷え切っている場合も振動が大きくなります。
この場合は、走っていると自然とエンジンが温まり振動もなくなります。
まとめ
車の振動の原因は、タイヤやホイールにあるか、エンジンにあることが多いです。
ただ、素人では判断が難しく、異常を感じたらすぐにディーラーなどで見てもらったほうが良いですよ!
我が家のセレナは、エンジンマウントの劣化以外にも、オイル漏れやステアリングのシャフトなどの故障も言われました。
それらを全部合計したら30万円の見積もりになったわけです。
全壊の車検でも30万円かかり、故障箇所が増えてきました。
ギアチェンジした時に振動することもあり、「ミッションもヘタってきているかも?交換するなら30万くらいかかります!」と言われ、今回は修理交換はせず車の買い替えをしました。
車自体も12年目、12万キロオーバーだったのでそろそろ限界を感じていたところです。
買い替えか、修理かは非常に迷うところですが、修理費用がかさんでくるようなら買い替えを検討してみてください。
もしかしたら、愛車が思っていた以上に高く売れて、頭金になるかもしれません。
『そろそろ買い替えかな?』と思ったら
故障が続いて修理費用も馬鹿にならない・・・。
そろそろ買い換えかなぁ?
と思った時はその車がいくらで売れるのかチェックしてみましょう。
故障していても、10万キロ走っていても、高く売れます!
買い替えでディーラーに持っていけば、廃車になって0円かもしれません。
でも、買取専門店に査定してもらえば高く売れる可能性がありますよ。
愛車が高く売れれば、買い換えの頭金の足しにもなりますから!
査定依頼はもちろん無料。