マイルドハイブリッド搭載で33.4km/lという驚異的な燃費を誇るスズキワゴンR。
トールワゴン型の軽自動車で、長年軽自動車の王者として君臨してきました。
最近はタントやN-BOXといったスライドドア付きスーパーハイトワゴンに販売台数では負けていますが、それでも人気はかなりものです。
同じタイプのライバル車にはダイハツムーヴやホンダN-WGN、日産デイズがあります。
トールワゴン軽自動車を検討している方は、全ての車種に試乗して乗り比べてみてくださいね!
ワゴンRに乗っているオーナーの生の声
クラストップの燃費で人気のワゴンRですが、実際に購入した方の口コミをまとめました。
これから試乗に行く方はどこを重点的に見ればいいのかがわかると思うので参考にして下さい。
Good!
・とっても静かで軽自動車とは思えない
・レーダーブレーキやシートヒーターなど装備が充実している
・車両本体価格も維持費も安い!
・アイドリングストップ中も冷風がでる
・ヘッドアップディスプレイが便利
・傘立てなどの細かな収納がうれしい
Bad…
・固めの乗り心地で結構突き上げ感があります
・やはり長距離はかなり疲れる
・大人が乗るとちょっと狭さを感じる
まとめ
ワゴンRに乗っている方の口コミを多く見てきましたが、やはり「燃費がいい!」という方が多いですね。
新型ワゴンRのFZはマイルドハイブリッド搭載で燃費が33.4km/l(JC08)です。
実際の燃費は街乗りでも20km/l位、高速道路や通りの良い道なら25km/lを超えるでしょう。
マイルドハイブリッドの性能はかなり良いもので、静粛性や加速のスムーズさは高評価です。
実際に私も試乗をしてきましたが、その静かさに驚きました。
価格もZXが117万円からと、低予算でも購入できるのはうれしいですね。
一番低いグレードのFAは107万円からですが、ハイブリッドではないのでご注意を!
車内も広く大人2人で乗るなら全く問題無いでしょう。
ただ、スペーシアなどのスーパーハイトワゴンと比べると高さがないので、背が高い方やチャイルドシートを付けると狭さを感じる人もいるようです。
不満点で一番多かったのがパワー不足です。
軽自動車全般に言えることなのでワゴンRが特別にパワーが無いわけではありません。
フルモデルチェンジで、マイルドハイブリッドを搭載したので、モーターアシストが加わり馬力もそこそこあります。
しかし、ターボ車の洗濯がステイングレーのTグレードのみというのはいただけません。
他のグレードでもターボを選択できるようにしてくれると嬉しいんですけど・・・。
スティングレーTは価格が165万円~という設定なので乗り出し金額は200万円を超えてきそうです。
とはいえ、街乗りだけなら、ノンターボでも全く問題無いでしょう。
軽自動車なので、車幅が小さくて狭い道やすれ違いもしやすいし、小回りも効くので運転が苦手な方には良いようです。
また、購入費用も維持費も安いので、車にお金を掛けたくない方やセカンドカーとして選ぶ方も多いです。
ムーヴやN-WGNの同サイズの軽自動車と比較すると、ワゴンRは燃費や装備で頭一つ抜き出ている気がします。
ダウンサイジングで普通車から軽自動車へ乗り換えるなら、Sエネチャージ搭載のFZやワゴンRスティングレーがおすすめですよ。
中古車もかなり数が多く出回っているので、予算に合わせて選んでくださいね。
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ワゴンRの値引き相場と交渉術
最低グレードのFAなら107万円からの設定なので、オプションや諸費用を入れても150万以下で購入できます。
でもやっぱり、FAじゃ物足りない!せっかくだからマイルドハイブリッドがいい!という方も多いでしょう。
そうなると、価格もちょっと高くなりますよね。
そこで、少しでも安く買うために値引交渉をしていくわけですが、ワゴンRはどのくらい値引きできるのでしょう?
雑誌の最新値引き情報によると、目標値引き額は10万円です。
ただ、マイナーチェンジ直後はかなり渋くなるので、3万円や5万円でストップする販売店も多いでしょう。
また、値引きには応じてくれない店舗もあるので、参考程度に考えてください。
車値引きの鉄板はライバル車との競合です。
ワゴンRの場合は、N-WGN、ムーヴ、デイズとの競合が有効でしょう。
迷っている車種があればその車をぶつけてみてください。
他の車はあまり考えていない!という方は、OEMであるマツダフレアとの競合はどうでしょうか?
OEMなので、違いはエンブレムくらいです。
車自体は同じなので、スズキとマツダのディーラーに行って感触の良いほうを選ぶのもいいですね!
交渉では具体的な数字をいう必要はありません。
「ムーヴと迷っていて、あちらのほうが条件が良いんです」
「嫁がN-WGNが気に入っていて、もう少し価格面の条件がいいと説得できるのですが」
などと交渉してみてください。
交渉のポイントは駆け引きなので営業マンの出方を見ながら押したり引いたりしてみてください。
交渉が苦手な方もいますよね。
また、もっと安く買いたい方にもさらに値引きする方法があります。
ワゴンRの魅力と特徴
ワゴンRには、以下の6つのグレードがあります。
それぞれ2WDと4WD が用意されていて、4WDは+12万円ほどします。
また、セーフティパッケージ搭載車もあり、+6万円ほどでデュアルセンサーブレーキサポートが付きます。
グレード | 燃費(4WD) | 価格 |
---|---|---|
FA | 26.8km/l(25.4) | 107.8万円~ |
FA 5MT | 25.6km/l(23.4) | 107.8万円~ |
HYBRID FX | 33.4km/l(30.4) | 117.7万円~ |
HYBRID FZ | 33.4km/l(30.4) | 135万円~ |
スティングレー L | 26.8km/l(25.4) | 129.3万円~ |
スティングレー HYBRID X | 33.4km/l(30.4) | 148.8万円~ |
スティングレー HYBRID T | 28.4km/l(27.0) | 165.8万円~円 |
※2017年8月に5MT車を追加
軽自動車「初」がつまっています
2017年2月のフルモデルチェンジで、様々な機能が追加されました。
ハイブリッド搭載ですが、実はそこはあまり大事ではありません。
なぜなら、今まで搭載されていたS-エネチャージと殆ど変わらないからです。
ハイブリッドと言ってもマイルドハイブリッドで、モーター走行はほとんどできません。
今回のモデルチェンジでは、軽自動車「初」であるヘッドアップディスプレイを採用しています。
この透明なディスプレイに、車速や衝突被害軽減ブレーキ情報、交差点案内まで表示してくれるんです。
邪魔なら、ボタン一つでしまえますよ。
なかなかおもしろいんではないでしょうか。
もう一つの軽自動車「初」はアンブレラホルダーです。
後部席のドア(両方)に傘立てが装備されました。
出典:ワゴンR公式サイト
傘についた雨水は車外に排出される仕組みになっているのはうれしいですよね!
他にも、ラゲッジスペースに大型アンダースペースが出来ました。
デザインも一新して、非常に魅力ある1台に仕上がっていますね。
グレードによって顔つきが違う!
今回のワゴンRはデザインが一新されました。
しかも、FAとFX・FZ、スティングレーでは顔つきが全然違って、選ぶ楽しみも増えました。
FA↓
FX・FZ↓
スティングレー↓
牛ですw
今回のデザインは結構攻めたんじゃないでしょうか?
最近は、ライバルののムーヴやN-ワゴンが結構攻めたエクステリアをしてきていたので、それに対抗したのでしょうか?
それでいて、従来のワゴンRらしさも残っていて、いい感じです。
リアデザインもかなり変わりましたよ↓
運転しやすく機能的なインテリア
実際にワゴンRの運転席に座ってみると、運転しやすく機能的になっています。
普通、エコドライブをしているかどうかは、エコドライブのランプが点灯するものです。
ワゴンでは、スピードメーター全体がが青から緑になるほどエコドライブになっています。
より直感的に、エコドライブを実感できるのです。
運転のポジションも、細かく調節が可能です。
運転席は前後に240mmスライドし、40mm上下します。
ハンドルも上下に30mm動きますので、より最適なドライビングポジションにできます。
ワゴンRは、フロントシートの居住性はもちろん、リアシートの居住性も大幅にアップさせました。
大人が足を組める余裕があるほどのリアシートです。頭上にも開放感があります。
ところでワゴンRとワゴンRスティングレーって何が違うの?
最後にワゴンRとワゴンRスティングレーの違いです。
まず外観がちょっと違います。
ワゴンR↓
ワゴンRスティングレー↓
顔つきが違いますよね。
デザインについては好みがあると思うのですが、どちらが好みですか?
また内装も若干違います。
スティングレーのシートは黒を貴重にしていて高級感があります。
またステアリングにパドルシフトがついていてCVTでもシフトチェンジができるようになっています。
それに加えて、スティングレーにはターボモデルがあるというのが最大の違いかもしれません。
というか、ワゴンRのターボが欲しい人はスティングレTしか選択肢がないというべきか・・・。
そんなわけでスティングレーは、ワゴンRをちょっと上質にしてターボモデルもあるというワンランク上のモデルと言えるでしょう。