スズキクロスビーはアウトドアに適した装備が充実していて、キャンプやスノボー、サーフィンなどで大活躍しそうな車種です。
ハスラーよりも室内が広く、荷物もたくさん積むことができるでしょう。
それでは、車中泊は快適にできるのでしょうか?
170cmの大人の男性が足を伸ばして寝ることができるのでしょうか?
いろいろとシートアレンジを工夫してどうやれば快適に寝ることができるのか検証してみました。
車内サイズは十分!
クロスビーの室内サイズは下記のとおりです。
室内長 | 2,175mm |
室内幅 | 1,355mm |
室内高 | 1,280mm |
この数字を見る限りは、足を伸ばして2人分のスペースが確保できそうです。
ではシートアレンジはどのようにしたら良いのでしょうか?
車中泊に適したシートアレンジ
クロスビーはシートアレンジによってフルフラットになるのか。
また、車中泊に適したシートアレンジはどの形なのか。
という点を見ていきましょう。
車中泊に適したシートアレンジというのは
・前席を後ろ、後部席を前に倒す
・前席と後部席を前に倒す
という3つです。
では、実際にクロスビーではどのようになるのか一つずつ見ていきましょう。
前席と後部席を後ろに倒す
こちらがフルフラットという形になるでしょう。
しかし、後部席のリクライニングが完全にたおれないので長さが足りません。
一番前から、後部席の背もたれ部分までは、155センチほどで170センチ以上の方は足を伸ばして寝ることが出来ません。
また、前席の座面と背もたれ部分に多少の段差ができてしまいます。
このあたりは、クッションなどで埋めてマットを引けば解決できるでしょうが、やっぱり長さが足りないのは残念。
運転席と助手席を同じ形にして、斜めに寝れば足が伸ばせるかもしれません。
前席を後ろ、後部席を前に倒す
写真の状態よりも前の座席の背もたれをもっと上げて、やや斜めにしないと地続きになりません。
荷室に置くオプション品のベッドクッションは、この状態で使うこととされています。
店員さんによれば、オプション品のベッドクッションを使っても完全な平らにはならず、足に若干の角度がつきます。
そこはあきらめてください。もしくはテントを持参しましょう。
助手席と後部席を前に倒す
前の座席の前倒しによる疑似フルフラットを試しました。
こんな風に隙間ができるし、高さも合わないし、上位グレードだと背もたれの裏にトレーも付くので、使い勝手が悪い……スズキとしても推奨してないっぽいです。
二人で車中泊できるのか?
クロスビーは車内の幅が13センチほどあるし、長さも十分あります。
シートアレンジとマットなどのグッズを使えば、大人2人でも十分に車中泊することができるでしょう。
ただし、そこまで広くはないので寝返りをすると、隣の人にエルボーを食らわしてしまうかもしれません・・・。
専用のベッドクッション
クロスビーのアクセスカタログを見ていると、車中泊専用のベッドクッションが売っています。
1セットが34,560円とちょっとお高いです。
2人分用意するとなると69,120円です。( ゚д゚)ムムム
車用品店などでもマットは売っていますが、クロスビー専用なのでサイズもピッタリですし、小さく折りたためるのもいいですよね。
マットは良いものを買おうと思うと結構なお値段がします。
もし、本格的に車中泊をしようと考えているなら、専用グッズの購入も考えてみてくださいね。
ま、楽天などで見ていると1万円以下でもあるのでクソ高いですけどね(笑)
まとめ
クロスビーで快適な車中泊ができるのか見てきましたが、実際に自分が気持ちよく眠れるイメージは出来たでしょうか?
個人的には、クロスビーは本格的な車中泊にはあまり向かないかな。と思います。
ハスラーよりもサイズが大きくなったとは言え、コンパクトカーですので大きな期待は禁物です。
しかし、自分であれこれシートアレンジを試して、それにあったグッズを購入すれば快適な空間は作れるはず!
クロスビーはアウトドアでも大活躍する車です。
せっかくなので、自分なりのよい寝床を確保してうまく活用したいですね!