最近の軽自動車の燃費はスゴイですね!
一昔前の軽自動車は「燃費悪い」「走行性悪い」「うるさい」「狭い」といったイメージがありましたが、最近は普通車にも引けを取らないクオリティの高さ!
それなのに、税金などの維持費が安いから売れるのも納得です!
そんな低燃費競争を繰り広げられている軽自動車のなかで「一番燃費のいい車はどれなんだろう?」という疑問に答えようと調べてまいりました!
「燃費がいい軽自動車が欲しい!」
「実燃費はどのくらいなんだろう?」
という方は是非参考にしてくださいね!
今回は、あくまで車種ごとの最高燃費で算出しました。
燃費はグレードごとに違いますし、ターボや4WDでもかなり変わってきます。
詳しく知りたい方は、車名のリンクを辿ってください。
それでは行きましょう!OEMを除く18台の軽自動車の燃費ランキングです。
軽自動車燃費ランキング!平均実燃費も出しました♪
順位 | カタログ燃費 | 平均実燃費 | |
---|---|---|---|
1位 | スズキ アルト | 37km/l | 25.9km/l |
2位 | スズキ アルトラパン | 35.6km/l | 24.9km/l |
3位 | ダイハツ ミライース | 35.2km/l | 24.6km/l |
4位 | スズキ ワゴンR | 33km/l | 23.1km/l |
5位 | スズキ スペーシア | 32km/l | 22.4km/l |
6位 | スズキ ハスラー | 32km/l | 22.4km/l |
7位 | ダイハツ ムーヴ | 31km/l | 21.7km/l |
8位 | ダイハツ キャスト | 30km/l | 21km/l |
9位 | ホンダ N-WGN | 29.4km/l | 20.5km/l |
10位 | ダイハツ ムーヴキャンバス | 28.6km/l | 20.0km/l |
11位 | ホンダ N-ONE | 28.4km/l | 19.8km/l |
12位 | ダイハツ タント | 28km/l | 19.6km/l |
13位 | 日産 デイズ | 25.8km/l | 18.06km/l |
14位 | ホンダ N-BOX | 25.6km/l | 17.92km/l |
15位 | ダイハツ ウェイク | 25.4km/l | 17.78km/l |
16位 | 日産 デイズルークス | 22km/l | 15.4km/l |
17位 | スズキ エブリィワゴン | 16.2km/l | 11.3km/l |
18位 | スズキ ジムニー | 14.8km/l | 10.3km/l |
燃費だけを見るなら、スズキがおすすめです。
2BOX型ならアルト、トールワゴンならワゴンR、ハイトールワゴンならスペーシアとタイプごとにそれぞれ燃費No1です!
特に新型ワゴンRは軽自動車初のハイブリッド搭載なので、注目を集めています。
とは言え、ほんの数キロ程度なので、月のガソリン代として考えてもそこまで大きくは変わらないでしょう!
また、販売台数を見ても、燃費がいいから売れているわけではなさそうです。
デザインや居住性、走行性、値引率など様々な観点から車選びをしているのでしょうね。
→最新!軽自動車人気ランキング。一番売れている軽自動車はコレ
4WD車やターボ車は燃費が落ちる
当たり前ですが、4WD車やターボ車は燃費が落ちます。
雪国の方は4WDが必須だと思いますし、軽自動車のパワー不足を補いたいならターボ車はおすすめです。
燃費No1のアルトを麗に指定見ると、4WD車は33.2km/lと2WDと比べると3.8km/lほど燃費が落ちます。
アルトのターボ車はアルトRSで燃費は25.6km/lと11.4km/lも落ちます。
アルトRSはアルトと似て非なるものなので、参考にはなりませんね。
では、軽自動車販売台数No1のN-BOXで見てみましょう。
N-BOX | ノーマル | ターボ |
---|---|---|
2WD | 25.6km/l | 23.8km/l |
4WD | 23.6km/l | 21.4km/l |
そこまで大きな違いはありませんが、2~4km/lほど落ちていますね。
他の車種も同様に2~4km/lほど落ちます。
またグレードによっても燃費はちがうので、カタログなどをみて確認してください。
ちなみに、燃費を見るときは「主要諸元」を見るとグレードごとの一覧で出てくるので見やすいですよ!
街乗りと高速道路ではこんなに燃費が違います
車の燃費は、運転技術はもちろん、道路状況や乗車人数、エアコンの有無によっても変わってきます。
一番大きな違いがあるのが道路状況です。
高速道路や国道などの、止まらずに一定速度で走り続けられる道は燃費が良くなります。
しかし、買い物や送迎などの街乗りや渋滞など、ストップ&ゴーが多くなると燃費が悪くなる傾向にあります。
車はすべて同じ測定方法で燃費が算出されていて、実際の燃費の平均値はカタログ値の70%と言われています。
みんカラやe燃費の燃費レポートを見ても、そのくらいの数値になるので当たっているでしょう!
で、街乗りと高速道路ではどのくらい違いのかというと・・・。
街乗り・・・カタログ値の60%
高速道路・・・カタログ値の80%
となっています。
燃費No1のアルトで計算してみると、
カタログ燃費 | 高速道路 | 街乗り |
---|---|---|
37km/l | 29.6km/l | 22.2km/l |
となります。
その差は7.4km/l!結構違いますよね。
そして、街乗りでの燃費の悪さにも目が行くと思います。
カタログ燃費が37km/lで、実際の燃費が22km/lだったとしたら、どう感じるでしょうか?
現在の測定方法が、そういう仕様になっているので仕方がないですが、カタログ燃費とはここまで差が出ることは覚えておきましょう!
中古車で燃費がいいのはどれ?
中古車で燃費がいい車を探している方もいるかもしれません。
「中古車」といっても、年式がどの程度なのかによって変わってきますし、車種ごとによってモデルチェンジの時期が異なるので、「どの車種がいい!」と言うのは難しいです。
3~5年落ちならランキングと大きく異なることはないので、上記のランキングを参考にしてください。
中古車選びで燃費を見る時に注意することが一つあります。
それは、2011年に燃費測定方法が変わったことです。
それまでは10・15モードという測定方法でしたが、より正確な数字を出すためにJC08モードという測定方法に変更になりました。
2011年以降に発売またはモデルチェンジされた車種はJC08モードが義務付けられています。
それ以外の車種は2013年2月28日にはJC08モードに変更するように義務付けられました。
(それでも実燃費との差は大きいのですが・・・)
つまり、気をつけるべきなのは「10・15」か「JC08」を確認することです。
中古車の情報を見ていると、10・15モードでの燃費を記載していることもあり、勘違いしやすいです。
ここ10年くらいの燃費の向上は著しいので、少し古めの軽自動車を買う場合は燃費を確認しておかないと、ガソリン代がメッチャかかるということになるかもしれませんよ。
まとめ
一番燃費のいい軽自動車は、スズキアルトでした~。
燃費は車重の影響をもろに受けるので、軽い軽自動車のほうが燃費がいいですね。
アルトやミライースは2BOX型で、サイズも小さくて軽いです。
逆に最近人気のスライドドア軽自動車は、サイズが大きいぶん車重も重く、燃費も悪くなってしまいます。
車内空間がそこそこ広くて、燃費がいい軽自動車を探しているなら、ワゴンRやムーヴと行ったトールワゴンタイプがおすすめですよ!
ここ数年は軽自動車の燃費競争が続いていて、30km/lオーバーの軽自動車がどんどん出てきました。
その影で、燃費不正をしてしまった三菱。スズキもちょっと問題になりましたね。
また、2017年6月にミライースがモデルチェンジをしましたが、燃費の向上は見られませんでした。
アルトと燃費を競い合ってきましたが、今回は燃費以外の部分で勝負に出ています。
そして、売れています!
そろそろ燃費競争の終焉かな?
燃費がいいとガソリン代も節約できるので良いですが、あまり加熱しすぎて、不正をしたり、タイヤの空気圧がパンパンになったりと問題もありました。
車選びは燃費だけで決まるものではありません。
デザインや走行性、安全性などをじっくり比較しながら自分にピッタリの軽自動車を探してください。