「車を買いたいけど、お金が足りない!」
車は安い買い物ではありませんので、そんな人は少なくないと思います。
そんなときに思い付くのが、自動車ローンです。
そして、多くの人が利用するのがディーラーローンではないでしょうか?
自動車をローンで購入する場合、ディーラーローンだけではなく、銀行でもローンが組めます。
そして、どこで借りるかによって金利が大きく変わってくるのです!
金利を確認せずに契約してしまうと、総額でかなり損をする可能性もあるので、金利はしっかりと確認したいところです。
金額や期間にもよりますが、金利の違いで10万~20万円の差が出るので、ローンを組むならディーラーや銀行を回って金利はどのくらいか調べてみるといいでしょう。
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え、こんなに違うの?ディーラー系と銀行系の自動車ローン金利相場
「自動車ローン」を使う場合、ほとんどの人が車を購入するディーラーや販売店で手続きをすると思います。
そのときに利用しているのが、どんなローンなのか意識しているでしょうか?
一般的に、自動車ローンには、ディーラー系と銀行系の2種類があります。
ディーラー系ローンの金利
冒頭で書いた販売店などで契約する自動車ローンは、ほとんどの場合、ディーラー系のローンです。
「提携しているので金利がお得です」などと営業マンが言うものは、ほぼこちらに当たるでしょう。
ディーラー系のローンは、関連の信販会社を使っており、金利は5~7%となっています。
(トヨタ6.5%・ホンダ3.5%・マツダ2.99% 2017年10月現在)
金利はディーラーによっても異なりますし、時期によっても違います。
またキャンペーンなどによって下がることもあるので、ディーラーに行った時に確認するようにしましょう。
中古車の金利は高い!
ディーラーローンの金利は5~7%と書きましたが、これは新車の場合です。
中古車の場合は、もっと高くなっています。
たとえば、ガリバーでは9.8%、オートバックスは7.9%となっています。
※2017年10月現在
新車と中古車の金利を見てみると、明らかに中古車のローン金利の方が高くなっています。
この金利の差がどうして出てくるのかというと、「自動車販売店が、どこで利益を得ているか」による違いからきているのです。
新車ディーラーは、「車を販売すること」で利益を得られます。
しかし、中古車販売店は、車を売るだけではそれほど大きな利益にはなりません。
ディーラー系ローンには、必ず販売店へ支払うマージンが加算されており、中古車販売店はこのマージンでも利益を得ようとしているのです。
そのため、あまり金利が低くなることはありません。
そのため、新車と中古車のどちらかを、ディーラー系ローンを組んで購入する場合には、それぞれの車体価格だけではなく、最終的な総支払額を計算して比較するようにしなければいけません。
最悪の場合、「じつは新車の方が安かった」ということにもなりかねないのです。
銀行系オートローンの金利
もう一方の銀行系は、その名の通り、大手メガバンクや地方銀行、信用金庫などが扱っている金融商品で、マイカーローンやカーローンなどとも呼ばれます。
こちらも、具体的な金利を紹介しましょう。
金融機関 | 変動金利 | 固定金利 |
---|---|---|
みずほ銀行 (多目的ローン) | 5.88% | 6.65% |
三井住友銀行 (マイカーローン) | 3.50% | - |
三菱東京UFJ銀行 (ネットDEマイカーローン) | 1.85%~2.50% | - |
近畿大阪銀行 (マイカーローン) | 2.975%~4.475% | - |
横浜銀行 (マイカーローン) | 2.100%~2.800% | - |
かながわ信用金庫 (WEBマイカーローン) | - | 1.800%~1.9% |
中央労働金庫 (カーライフローン) | 3.68% | 3.90% |
※2017年10月現在
銀行系は、ディーラー系と違って、新車、中古車のどちらでも同じ金利になっています。
そのため、中古車を購入しようと考えている場合に、総支払額まで計算する必要はありません。
金利だけ見ると銀行系や信金軽のほうが安いケースが多いです。
2%を切るところもあるくらいですから。
ただ、金利の数字だけで判断するのは危険です。
ローン金利には固定金利と変動金利があります。その名の通り、固定金利は借りている間ずっとその金利です。
変動金利は相場によって1年毎または半年毎に金利が変わります。
固定金利のほうが金利が高く、変動金利のほうが低く設定されています。
ですので、金利が低いからと飛びついたが変動金利で、次の年から金利が徐々に上がって結局総支払い額が高くなっちゃった・・・なんてこともあります。
しかし、急激に金利が上がることはそうないので3年などの短い期間であれば変動金利のほうが得になるかもしれませんね。
どちらにするのかはあなたの考え方しだいです。
審査に落ちることも
銀行や信金系のオートローンは金利が低いですが審査がディーラーローンよりもやや厳しく時間がかかることがあります。
ディーラーローンなら営業マンにまかせておけば、面倒な手続きもやってくれますし、待たされることもないでしょう。
ディーラー側は車を売りたいわけですから、ちょっと問題があっても審査を通したいと思っています。
逆に銀行系は車を買ってもらわなくてもいいのでその人に貸せるかどうかを適正に判断するでしょう。
ここがスピードや審査の差になっているのでしょう。
審査のポイントはこちらに詳しく書きましたが、一番最初に見られるのが過去に問題がないかです。
現在消費者金融などで借りれをしている人は通らないケースがほとんどですが、過去にクレジットカードや携帯代金の支払遅延等がある場合は危険です。
また、借りる金額と年収も見られるのであまり無理なローンは審査が難しいでしょう。
ディーラーローンと銀行ローンのメリット・デメリット
前述の表を見れば明らかなように、銀行系ローンの方が低金利な場合がほとんどです。
つまり、金利だけを比較すれば、ディーラー系のローンを選ぶ理由はまったくありません。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
改めて、ディーラー系ローンと銀行系ローンのメリット・デメリットをまとめて確認しておきましょう。
ディーラーローンのメリット・デメリット
メリット1:手軽で早い
ディーラー系ローンのメリットは、なによりも手軽なことです。
車の購入と同時に手続きできますし、すべての書類などの準備は整っており、ディーラーの営業が懇切丁寧に説明してくれます。
ただ、「書類の内容を確認して、記入するだけ」で、後の手続きなどはすべて対応してもらえますので、時間や手間がほとんどかからないのです。
メリット2:審査に通りやすく早い
ディーラー系ローンの場合は、審査に通りやすくなっているようです。
多少問題があっても、営業マンが説明してゴリ押しする場合もあり、過去に延滞などの問題がなければ、審査に落ちることはほとんどないと言われています。
デメリット1:金利の高さ
ここまでに説明したように、金利の高さはとても大きなデメリットです。
デメリット2:所有者が本人ではない
ディーラー系ローンのもう1つの大きな欠点が、車の所有者が自分ではなくなるということです。
必ずではないですが、ディーラー系のローンで車を購入すると、車検証にある所有者欄が購入した人ではなく、信販会社や販売店になっているのです。
これは、ローンを完済するまで、所有者は信販会社や販売店になるというもので、ローンを組むときの契約書にも記載されているものです。
もしこうなっていると、事故を起こして廃車にする場合や、買い換えをするときなどに余計な手続きが増えますので、いざというときに大きなデメリットになります。
銀行ローンのメリット・デメリット
メリット1:金利の低さ
金利が低ければ、それだけ総支払額が減額されます。
金利差や借入額によっては、数十万円も差が出てくる場合もありますので、たった数%でもとても大きく影響してきます。
メリット2:車の所有者が本人
銀行系ローンは借りたお金を販売店に払って購入しますので、所有者は購入した人になります。この点もメリットと言えるでしょう。
ディーラー系のデメリットをすべて解消する銀行系ローンにも、大きなデメリットがあります。
デメリット1:手間がかかる
銀行系ローンは、車を購入する前に金融機関へ行って手続きしなければいけません。
多くの金融機関は平日の昼間しか開いていませんので、その間に行かなければいけませんし、必要な書類も事前に準備しておく必要があります。
デメリット2:審査が厳しく、時間がかかる
銀行系ローンのもっとも大きなデメリットは、審査の厳しさと時間がかかることでしょう。
銀行系のローンでは、それ相応の収入などが必要です。
それに、ほとんどの場合、審査に数日かかり即日融資も期待できません。
たった数%でこんなに違う!返済シミュレーションをしておこう
銀行系ローンは審査が厳しいと言っても、申し込んでみるべきです。
なぜなら、すでに前述しているように、金利が数%違うだけで、差額が数十万円にも上る場合があるからです。
具体的にどの程度違ってくるのか、具体的に計算してみましょう。
トヨタのアルファードを新車で購入する場合を考えてみます。
車体価格 | 399.5万円 |
頭金 | 99.5万円 |
借入金額 | 300万円 |
支払い回数 | 5年、60回払い |
ディーラー系ローン(トヨタ6.5%で計算)での支払いは、以下の通りです。
毎月の返済金額→ 58,600円(初月のみ64,498円)
総支払額(頭金含む)→4,516,916円
銀行系ローンの場合、固定金利の中央労働金庫(3.68%)のカーライフローンを例にしてみます。
毎月の返済金額→55,114円
総支払額(頭金含む)→4,301,846円
上記のように、銀行系(ろうきん)のローンを使った方が20万円以上安くなります。
車を購入するときに、20万円も値引きしてもらうことはなかなかできません。
ディーラー系ではなく銀行系でローンを組むだけで、これだけの金額を節約できるわけですから、審査が厳しくてもチャレンジしてみる価値はあるでしょう。
変動金利と固定金利ってどっちがいいの?
銀行系ローンの表を見れば分かるように、銀行系ローンは変動金利が多くなっています。
これは、半年や1年ごとに、金利が見直されて変わる可能性があるということです。
そのため、最初は低金利で借りていても、いつの間にか高い金利になってしまうことがあります。
しかし、リスクがある分、最初の金利が低めに設定されていますので、とても魅力的です。
反対に、固定金利は借り入れた日からずっと同じ金利のままで利息が計算されますので、将来にわたっていくら支払うのかを計算できるので、計画的に返済がしやすいと言えます。
これら、変動金利と固定金利のどちらの方が良いのでしょうか?
実際には、ケースバイケースと言えますし、運に左右されることもあるでしょう。
ただし、2つほどポイントがあるので、説明しておきます。
借入期間
「返済期間が長期間であれば、固定金利の方が安全」だと言えるでしょう。
世の中の経済情勢や政情などで、金利がどう動くのかは誰にも予測できません。
そのため、長期間の借り入れではリスクが高くなりますので、最初の金利が少し高くても、固定金利の方が安全です。
逆に、1年未満で返済できる目処が立っているのであれば、変動金利の低金利を享受できますので、積極的に活用すべきでしょう。
返済計画
借りたお金を返すためには、計画性が必要です。
固定金利であれば、すべて計算して計画を立てておくことができますので、その計画通りに実施すれば完済できます。
しかし、変動金利の場合は、見直しのたびに計画を練り直さなければいけません。
そういった柔軟性のある返済計画を立てるのであれば。変動金利を選ぶことで、結果として利息を節約することができるかもしれません。
元金均等返済と元利均等返済の違いを知っておこう
ローンを返済する方法には、大きく分けて元金均等返済と元利均等返済の2種類があります。
この違いによって、総支払額や返済期間が大きく違ってきますので、しっかりと理解しておきましょう。
元金均等返済
毎月の返済額が、一定の金額+利息になる方法です。
毎月確実に一定金額だけ元金が減っていきますので、返済期間が短く、総支払額が低くなります。
しかし、当初の返済金額が高額になるため、借り入れ当初の収入などによっては、負担が高くなってしまいます。
元利均等返済
毎月の支払額が、一定の金額になる方法です。
毎月定額で支払うことになるため、返済計画が立てやすく、返済の負担を小さくすることができます。
しかし、当初の返済額では元金返済があまりできないため、返済期間が長くなり、総支払額が高くなってしまう傾向があります。
まとめ
自動車ローンは安い金利で借りれるのが一番いいです。
金利で10万円~20万円の差が出るなら、一生懸命値引き交渉しても金利だけでその分が吹っ飛びますからね。
安い金利のローンを探すにはやはり自分で調べるしかありません。
時期や地域によって変わってきますから。
試乗に行く際にディーラーで金利の話も聞きましょう。
また、銀行や信金などのオートローンもチェックしましょう。
変動金利と固定金利の仕組みを理解してどちらを選択するのかを決めましょう。
審査が厳しいかも!?と思ってもまずは申し込んでみるといいでしょう。
これらのことを踏まえて、あなたにとってベストな自動車ローンを見つけてくださいね。