2013年12月発表、翌年1月に発売開始されたスズキ・ハスラー。
「遊べる軽」として、アウトドアに似合うルックスで話題になりました。
スズキのグリーンテクノロジーを駆使して「S-エネチャージ」搭載のグレードもあります。
燃費は最高で32.0km/l(JC08)とかなり低燃費です。
特別仕様車のJ-STYKLE(Jスタイル)もあり、ちょっと周りと差別化したい方にはおすすめです。
発売から2年以上たった今、様々な口コミが集まってきましたので、ここで改めてその評価をまとめていきます!
ハスラーってどうなの?口コミを調査してまとめました
毎月7,000台~10,000台ほど売れている人気のハスラーですが、実際の評価はどうなんでしょうね?
乗り心地や居住空間、実燃費など気になったので、乗っている方の生の声を調査しました。
ハスラーの気に入っているところと不満なところをまとめたので、試乗前に参考にして下さい。
Good(^0^)
- 外観が最高! FJクルーザーっぽくて、小さいのが欲しかったんです。
- いろんなカラーを選べるところ。色味は鮮やかで、女子ウケもしますよ。
- 乗って見ると想像以上に広くて、軽にしてはゆったりしています。
- 雪道を走るから、他の軽より車高が高いのは助かりますね。
- ターボ付きでも、燃費は思ったよりいいです。加速もいい!
- 軽でかわいいSUV。他に同じようなクルマがないところが〇
Bad(T_T)
- 実際にアウトドアに行く荷物を積むと…狭い。
- 近場ならいいけど、高速で長時間は乗り心地が気になってちょっと疲れる。
- 車線やふらつきの警報を鳴らしてくれるんだけど、それが逆にうるさい。
- 1年乗っても、アイドリングストップの感覚には慣れない。
- 4人乗せると、ちょっとつらいかな…。
- 内装がちょっと安っぽくて、キズも付きやすい。
まとめ
実際にハスラーに乗っているオーナーの生の声をたくさん調査しましたが、かなり評価は高いです。
デザイン面に関しては好き嫌いが分かれそうですが、丸い目にツートンカラーなどのカラーバリエーションが豊富で女性にとってもオシャレな車に映るようです。
車高が高く視野が広いため運転しやすいという声も多くありました。
また燃費が非常によくて、実際の燃費は20km/l近くになり満足度は高いです。
ただ、やはり軽自動車ということを忘れてはいけません!
排気量は660ccしかありません。
ノーマル車でのパワー不足やロードノイズなどの騒音、高速時の安定感は軽自動車のいきを超えていません。
街乗りであれば気にすることはないですが、高速を乗る方や山へ行く方はターボ車を選んだほうが安定するでしょう。
価格は107万円~ありますが、装備や機能をある程度充実させようと思ったら中間グレードのGがおすすめ。
Gは115万円~150万円の設定です。これにオプション費用と諸費用がかかるので+50万くらいを考えておきましょう。
値引きを頑張りたい方は値引き交渉術のポイントや下取り車を高く買い取って貰う方法を知っておくといいですよ。
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デザインはカッコ悪い?かっこいい?
軽自動車でSUVタイプの車というと、これまではスズキ・ジムニーや三菱・パジェロミニなど、どちらかというと「男らしくて武骨」なイメージの車しかありませんでした。
例えば、女子の「かわいいSUVに乗りたい」といったようなニーズに応える車の無い中、ハスラーの登場は画期的なものでした。
発売当初は納車半年待ちも当たり前の超人気車種となり、街を走っていると目立ち度も抜群でした。
さすがに最近では多く見かけるようになりましたが、そのかわいらしくもアウトドアにマッチするデザインは色あせていません。
外装に合わせて、内装色も明るいトーンの爽やかなものとなっていて、これなら海や山に向かう時のテンションも上がりますね。
一方で、熟年層からは「少し気恥ずかしい」という声も挙がってきます。ただ、そういう方のためにスズキはジムニーをラインナップしていますので、大きな問題ではないでしょう。
外装カスタムが気軽に楽しめる
販売会社オプション(ディーラーオプション)を利用すれば、デカール(ステッカーのようなもの)で外装を簡単にカスタムできるのもポイント。
「同じハスラーが並んでいても、外装に違いがあると、自分の車はこれだ!って思えてうれしい。より愛着がわいてきますね」というユーザーの声もあるように、個性派のハスラーにさらに個性を与えるオプションとして人気となっています。
一方では、「ステッカーまで貼ってカスタムされると、ちょっと恥ずかしい」というような一部女子の声もあることは付け加えておきます・・・。
また、「他メーカーの軽自動車にはないスタイル」というのは確かに大きな魅力なのですが、スズキ・ハスラーはダイハツにOEM供給(他社の製品を別名で販売)され、フレアクロスオーバーとして売られています。
つまり、スズキ・ハスラーとダイハツ・フレアクロスオーバーはメーカーのエンブレム以外ほぼ同じ車両です。
なので、厳密に言えば「他メーカーにもあるスタイル」ということになります。ただ、自動車業界ではOEMは当たり前のことなので、これを言い始めるとキリがありませんが…。
内装も遊び心があふれています
ハスラーの遊び心はエクステリアにとどまらず、インテリアにも及んでいます。
ボディのカラーがオレンジならば、インパネのカラーもオレンジに、そのようなコーディネートも可能です。
あまりにも露骨なカラーマッチングはちょっと…という方には、黒ベースに差し色としてボディカラーを入れたインテリアもあります。
専用アニメーションを表示するマルチインフォメーションディスプレイもユニーク。
スタート時には「HELLO!!」、エンディング時には「SEE YOU」と表示されます。まるで、車が話しかけてくれているみたいですね。
頭の上は広々! 開放感のがあって居住性バツグン!
外から見るとわかりにくいのですが、実際にハスラーに乗り込んでみると、想像以上の広さを感じることに驚くはずです。
もちろん、軽自動車の規格内ですので、だだっ広いということではありませんが、「広く感じる」のです。
その秘訣は、頭上の空間をたっぷりとっているから。標準的な軽自動車の場合、ちょっと背が高い方が乗ると、頭が天井スレスレなんてこともありますが、ハスラーなら多少身長が高くても違和感なく乗り込めるでしょう。
室内が広いと、乗り心地も自然と良く感じるもので、好評を得ています。
Sーエネチャージで低燃費を実現!実燃費はどのくらい?
ハスラーにはスズキが誇るモーターアシストシステム「S-エネチャージ」が搭載されています。これは、発進後~加速時にモーターがエンジンをアシストしてくれるシステム。
S-エネチャージの恩恵で、ハスラーはターボ搭載車でもJC08モードでリッター26.2~27.8km、ノーマル(ターボなし)ではリッター30.4~32kmを達成しています。※CVTモデルの数値です。
ただし、これはあくまでもカタログ上の数値であって、実燃費とは違いますのでご注意ください。実燃費については後述しています。
では、実際に公道を走った時の燃費(実燃費)はどのくらいでしょうか?
走り方によって違うので、あくまでも目安ですが、JC08モードの場合「カタログ値のおおよそ7割程度」というふうに言われています。
これをハスラーに当てはめてみると、ターボ搭載車で18~20km/L程度、ターボ非搭載車で21~22km/L程度です。
e燃費やみんカラをみてもこの数字となっているので信じてくださいね(笑)
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JスタイルIIって何のこと?
自動車メーカーは、オプションや装備品などをまとめて付けた上級車仕様として、「メーカー特別仕様車」というものを出すことがあります。
ハスラーにも特別仕様車がありまして、ハスラーJスタイルという名称だったのですが、2015年2月にはJスタイルIIが新しく発売されました。
JスタイルIIはハスラーのXとXターボをベースに、外装に専用のフロントグリルやガーニッシュなどを採用してブラッシュアップしたもの。内装もワイルドな雰囲気のブラックとなっており、スタンダードより高級感を感じさせます。
その他、「ナノイー」搭載フルオートエアコンや、プレミアムUV&IRカットグラス、デュアルカメラブレーキサポートが標準装備となっていることも特徴。
ひとことで言えば、「ハスラーの上級仕様車」といったところ。ハスラー購入を検討されている方は、一度見ておくべきですね。
かなりすごい4WDの性能
ハスラーは走行性能も素晴らしく、特に4WDモデルは特筆すべきです。軽自動車では初の2つの新機能を搭載しています。
まずは「グリップコントロール」で、路面が凍った坂道を難なく登れる機能なのです。
本格派SUVでも搭載されている車が少ない中、ハスラーにはこれが搭載されています。
もう一つは「ヒルディセントコントロール」で、逆に下り坂も怖くない走りを可能とする機能です。
ブレーキ操作なしで、自動的に7km/hまで減速して下ってくれるのです。
スキーやスノボーなどで雪山に行く人はハスラーの凄さを実感できるでしょう。
ハスラーで快適に車中泊できる?
アウトドア志向の強いルックスが魅力のハスラーですから、ネットなどでも挙がることの多いのが「車中泊できますか?」という質問。
実際のところどうかと言うと「ちょっと厳しいけど、2人までなら工夫することで車中泊できます! 」というのが回答。
快適な車中泊のための最大のポイントは、室内のフラット化です。
シートをすべて倒した時に平らなスペースができることが快眠に繋がるのですが、残念ながらハスラーは完全にフラットにはなりません。座面を倒した際にどうしても段差ができてしまうのです。
ただ、メーカーとしても車中泊ニーズはあると読んでいたのか、専用の「ベッドクッション」なるオプション品を用意しています。これを敷くことで段差が解消されて、快適な車中泊をすることができます。
ただ、少し値が張るのが欠点で1セット約4万円純正品にこだわらないという方は、社外品が1万円台から販売していますので、そちらをセレクトしましょう。
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ハスラーの値引き相場は?
最後に、ハスラーの新車値引き相場をチェックしていきましょう。
新車の商談の際は「車両価格から13万円引き」を目標としてください。なおかつ、オプションからの値引きも提案すると、より良い条件が出るかもしれません。
15~20万円の値引きに成功した!という話も聞くので条件次第では大幅値引きを狙えますよ。
交渉のポイントとしては、N-BOXやウェイクといったライバル車を競合させるのがポイントです。
また、OEMのマツダ・フレアクロスオーバーとの勝負もかなり有効です。
フレアクロスオーバーとの違いはエンブレムだけなので、交渉してみて感触の良い方と契約してもいいと思いますよ。
新車にこだわらないという人には「届出済未使用車」を購入するという手もあります。
以前は「新古車」と呼ばれていたもので、届出は済んでいる(ナンバーが付いている)中古車だけれども、まだ使用していない新品状態のものを指します。
こういったものが安く売られている可能性もありますので、どうしても安く欲しいという方は探してみましょう。